- 英
 
- black bear
 
- 関
 
- クマ属、ジャイアントパンダ属、クマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、グリズリー、クマ科
 
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/15 16:39:28」(JST)
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| アメリカグマ | 
| 
 アメリカグマ Ursus americanus 
 | 
| 保全状況評価[a 1][a 2] | 
LEAST CONCERN 
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) 
 
ワシントン条約附属書II | 
| 分類 | 
| 界 | 
: | 
動物界 Animalia | 
 
| 門 | 
: | 
脊索動物門 Chordata | 
 
| 亜門 | 
: | 
脊椎動物亜門 Vertebrata | 
 
| 綱 | 
: | 
哺乳綱 Mammalia | 
 
| 目 | 
: | 
ネコ目 Carnivora | 
 
| 科 | 
: | 
クマ科 Ursidae | 
 
| 亜科 | 
: | 
クマ亜科 Ursinae | 
 
| 属 | 
: | 
クマ属 Ursus | 
 
| 種 | 
: | 
アメリカグマ U. americanus | 
 
 
 | 
| 学名 | 
| Ursus americanus Pallas, 1780 | 
| 和名 | 
| アメリカグマ | 
| 英名 | 
American black bear 
North American black bear | 
| 
 生息域 
 | 
アメリカグマ(Ursus americanus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)クマ科クマ属に分類されるクマ。
目次
- 1 分布
 
- 2 形態
 
- 3 分類
 
- 4 生態
 
- 5 人間との関係
 
- 6 画像
 
- 7 参考文献
 
- 8 関連項目
 
- 9 外部リンク
 
 
分布[編集]
アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ北部[1][2]
種小名americanusは「アメリカの」の意。
- U. a. emmonsii アオアメリカグマ
 
カナダ(ブリティッシュ・コロンビア州北部、ユーコン準州)[1]
- U. a. kermodei シロアメリカグマ
 
カナダ(ブリティッシュ・コロンビア州の沿岸部、グリブル島)[1][2]
形態[編集]
体長130-180センチメートル[1]。体高80-95センチメートル[1]。体重オス60-270キログラム、メス45-140キログラム[2]。体毛は短い[1][2]。毛衣は主に黒だが、褐色の個体もいるなど地域や個体変異が大きい[1][2]。胸部に白色斑が入る個体もいる[1][2]。同じ親から生まれた幼獣でも体毛の色が異なることもある[2]。
小臼歯のうち左右3本ずつは痕跡的[2]。爪は短く[2]、6センチメートルを超えない[1]。乳頭の数は6個[2]。
分類[編集]
18亜種に分かれるとされる[1][2]。
- Ursus americanus americanus Pallas, 1780 アメリカクロクマ Eastern black bear
 
- Ursus americanus emmonsii Dall, 1895 アオアメリカグマ Blue bear
 
- Ursus americanus kermodei Hornaday, 1905 シロアメリカグマ Kermodes bear - など
 
生態[編集]
主に森林に生息する[1][2]。ヒグマを避けるため木のある環境に生息し、逆にヒグマが減少したり絶滅した地域には分布を拡大する[2]。縄張りを形成しオス同士の縄張りは重複しないが、メスの縄張りは他個体と重複することもある[2]。ゴミ捨て場などの食物が豊富な環境では縄張りを形成しないこともある[2]。10-翌5月にかけて冬眠を行う[2]。
食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、種子、草、昆虫、魚類、哺乳類、動物の死骸などを食べる[1][2]。
繁殖形態は胎生。主に5-7月に交尾を行う[1][2]。妊娠期間は220日[2]。出産間隔は隔年だが、地域変異がある(例としてアイダホ州東部やニューヨーク州の個体群は2年、アルバータ州やワシントン州の個体群は4-6年)[2]。1-2月に1回に1-5頭の幼獣を産む[2]。授乳期間は6-8か月[2]。メスは生後4-5年で性成熟する[2]。
人間との関係[編集]
樹皮剥ぎを伴う材木、農作物、蜂蜜を食害する害獣とみなされることもある[1][2]。
画像[編集]
- 
 
- 
亜種シロアメリカグマ
U. a. kermodei
 
 
 
- 
 
- 
 
- 
 
- 
 
- 
アメリカクマ(左)とヒグマの剥製。アメリカクマは、ヒグマより小さく、また爪も短く、肩のコブも無いという違いがある。
 
 
 
- 
イエローストーン国立公園のアメリカクマ。普通のアメリカクマより、毛色が明るい。
 
 
 
- 
くまのプーさんの名前の元となった「ウィニー」と、飼い主のハリー・コルバーン中尉。
 
 
 
- 
 
- 
 
- 
 
参考文献[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科1 食肉類』、平凡社、1986年、106-107頁。
 
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、1991年、72-73頁。
 
 
関連項目[編集]
 | 
ウィキメディア・コモンズには、アメリカグマに関連するメディアがあります。 | 
 | 
ウィキスピーシーズにアメリカグマに関する情報があります。 | 
外部リンク[編集]
- ^ CITES homepage
 
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- Garshelis, D.L., Crider, D. & van Manen, F. 2008. Ursus americanus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.
 
 
 
   
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- ラ
 
- Ursus
 
- 関
 
- ジャイアントパンダ属、クマ、Ursus属、クロクマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、グリズリー、ウルスス属、クマ科
 
  [★]
- ラ
 
- Ailuropoda
 
- 関
 
- クマ属、クマ、Ailuropoda属、クロクマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、グリズリー、アイルロ・ダ属、クマ科
 
  [★]
- ラ
 
- Ursidae
 
- 関
 
- クマ属、ジャイアントパンダ属、クマ、クロクマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、グリズリー
 
  [★]
- 英
 
- grizzly bear
 
- 関
 
- クマ属、ジャイアントパンダ属、クマ、クロクマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、クマ科
 
  [★]
- 英
 
- polar bear
 
- 関
 
- クマ属、ジャイアントパンダ属、クマ、クロクマ、ジャイアントパンダ、グリズリー、クマ科
 
  [★]
- 英
 
- bear
 
- 関
 
- 生む、耐える、有する、帯びる、クマ属、ジャイアントパンダ属、クロクマ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、グリズリー、クマ科