クモ膜

出典: meddic

arachnoid mater, cranial and spinal arachnoid
arachnoidea encephali et spinalis
くも膜
脳クモ膜脊髄クモ膜クモ膜下腔


概念

  • 繊細で血管のない膜
  • 脳脊髄液によりクモ膜硬膜に押しつけられており、硬膜クモ膜の間に間隙は存在しない (M.283)

臨床関連

  • 頭部外傷-硬膜縁血腫 (M.482)


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/16 06:18:48」(JST)

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和文文献

  • 週現ヘルス道場 今すぐ「首」を揉むのをやめなさい : 認知症・脳梗塞・うつ病・クモ膜下出血…実は万病のもとだった!
  • クモ膜下出血に襲われたあの日から 篤子よ、私はいまも罪の意識にさいなまれている (妻の介護 : 老境の夫が語る)
  • 当院における新規経口抗凝固薬の現状
  • 野中 裕康,加藤 雅康,竹中 勝信,渡辺 ひとみ
  • 高山赤十字病院紀要 38, 33-38, 2015-03-01
  • … 期間中に頭蓋内出血(脳出血、クモ膜下出血、慢性硬膜下血腫)をきた発症した割合は、全体で8例(0.74%)(ワルファリン6例、ダビガトラン1例、リバーロキサバン1例、アピキサバン0例)であった。 …
  • NAID 120005643371

関連リンク

2月1日から存命人物の伝記項目を対象とした第2回出典をつけよう大会を開催します。 ふるってご参加ください。 クモ膜. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. 脳: クモ膜. Gray767.png. 脊髄と脊髄膜. Gray769.png. 頭蓋骨頭 ...
2月1日から存命人物の伝記項目を対象とした第2回出典をつけよう大会を開催します。 ふるってご参加ください。 クモ膜下出血. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア( Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. Star of life caution.svg. ウィキペディアは医学的助言 を提供 ...

関連画像

鍼灸学校「解剖学」教科書 脳卒中には、くも膜下出血を くも膜下出血(未破裂動脈瘤)頭蓋骨の下で脳の表面を覆う膜 今までは「クモ膜顆粒から上矢 くも膜下出血


★リンクテーブル★
先読みくも膜
リンク元三胚葉から形成されるもの」「神経堤」「脊髄」「クモ膜下腔」「クモ膜顆粒
拡張検索クモ膜下出血」「クモ膜嚢胞」「脳クモ膜」「続発性クモ膜嚢胞」「脊髄クモ膜下腔
関連記事

くも膜」

  [★]

arachnoidarachnoid membranearachnoidal
arachnoid


三胚葉から形成されるもの」

  [★]

外胚葉

  • 1.表層外胚葉
  • 1)表皮Epidermis
  • 2)表皮から派生物
  • ①毛
  • ②爪
  • ③皮膚腺(汗腺、乳腺、脂腺)
  • ④水晶体、角膜
  • ⑤口窩上皮、下垂体前葉、エナメル芽細胞、唾液腺
  • 3)表皮の肥厚Placodaによりできるもの
  • ①嗅器
  • ②内耳

内胚葉

上皮Epithelium

  • 1.消化管の上皮
  • 2.消化管上皮由来
  • 1)肝臓の実質細胞
  • 2)膵臓の実質細胞
  • 3)呼吸器系の上皮
  • 3.咽頭嚢上皮由来
  • 1)第一咽頭嚢
  • ①鼓室の上皮
  • ②耳管の上皮
  • 2)第1と第2の咽頭嚢の境界(舌盲孔)  甲状腺
  • 3)第2咽頭嚢
  • ①扁桃上窩
  • ②口蓋扁桃
  • 4)第3咽頭嚢
  • ①下位の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 5)第4咽頭嚢
  • ①上皮の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 6)第5咽頭嚢  鰓後体(甲状腺C細胞)
  • 7)その他  脊索前板
  • 4.尿膜上皮由来
  • 1)蹄胱の上皮(一部)
  • 2)尿道の上皮(一部)
  • 3)前立腺
  • 4)膣下部
*始原生殖細胞は卵黄嚢(内胚葉)由来といわれてきたが、最近の研究では三層性胚盤以前の二層性胚盤の時の胚盤葉上層の一部の細胞が生殖細胞への運命をたどる(決定)ことが明らかにされた。

中胚葉

  • 1)体幹と体肢の筋肉=筋板
  • 2)体幹と体肢の骨格=椎板
  • 3)体幹の皮膚の真皮=皮板
  • 4)結合組織
  • 5)骨髄
  • 1)泌尿器系 腎板〈腎節)
  • a) 腎・尿細管(後腎より)
  • b) 尿管・腎盤・腎杯・集合管(中腎管より尿管芽として出芽
  • 2)生殖腺と生殖管
  • a) 生殖腺(卵巣と精巣)
  • b) 中腎管(精巣上体・精管・精嚢)
  • c) 中腎傍管(卵管・子宮・膣上部)
  • a) 漿膜(腹膜腔、胸膜腔、心臓腔の表面)
  • b) 副腎皮質
  • c) 体肢の骨と結合組織(肢芽)
  • a) 消化管系の筋
  • b) 脈管系の筋
  • c) 心臓(刺激伝導系も含む)
  • d) 脾臓
  • e) 血球
*四肢骨の形成には椎板由来の間葉細胞と壁側中胚葉が関与する。
*四肢の筋の形成は体節(筋板)由来の細胞が関与する。


神経堤」

  [★]

neural crest
crista neuralis
同?
神経堤細胞 neural crest cell神経冠
[[]]
  • 神経板の貫入中に、神経溝の両縁に沿って出現する一群の細胞集団が神経堤細胞であり、これは外胚葉由来である。
  • 頭頚部の発生過程では、外胚葉由来である神経堤細胞が中胚葉の代わりに間葉組織として振る舞っている。
①末梢神経系ニューロン、脳神経節(知覚性、副交感性)、脊髄神経節(知覚性)、交感神経節(交感性)、消化管の副交感神経節
②神経鞘芽細胞(シュワン細胞)
③グリア細胞
④髄膜細胞(軟膜クモ膜硬膜)
⑤副腎髄質細胞(内分泌)
⑥メラニン芽細胞(皮膚の色素細胞)
⑦顔面・頭部の軟骨・骨と結合組織、軟骨芽細胞頭蓋骨ゾウゲ芽細胞鰓弓の骨と骨格筋、顔面・頚部(鰓弓由来)の真皮大動脈弓



脊髄」

  [★]

spinal cord (M)
medulla spinalis









  • 成人の脊髄は大後頭孔からL1-L2の椎骨まで達する (M.279)

解剖




クモ膜下腔」

  [★]

subarachnoid space (KH), subarachnoid cavity
cavum subarachnoideale, spatium subarachnoideum
くも膜下腔
髄膜クモ膜軟膜
[show details]



クモ膜顆粒」

  [★]

arachnoid glanulation (M), arachnoid villus
granulationes arachnoidales
脳膜顆粒パッキオニ顆粒 Pacchioni顆粒 パキオーニ顆粒 Pacchionian bodiesクモ膜絨毛 villi arachnoidales
クモ膜



クモ膜下出血」

  [★]

subarachnoid hemorrhage, SAH
(国試)くも膜下出血
[show details]

疫学

SCN.206
  • 発症率:6-29/10万人/年
  • 50-60歳が発症のピーク。
  • 加齢によって発生率が上昇
  • 動脈瘤破裂によるクモ膜下出血は女性に多い

リスク因子

参考1
  • 喫煙、高血圧、過度の飲酒

病因

外傷によるクモ膜下出血を除く

症状

  • 前駆症状なし
ただし、内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺(眼瞼下垂や複視)は動脈瘤サイズの拡大や限局した出血である可能性がある(SCN.207)。内頚動脈から眼動脈が分岐する部位での動脈瘤では視力障害をきたしうる。
  • 1. 突然の(これまで経験したことのないような)激しい頭痛。持続的。
  • 2. 悪心・嘔吐 ← 脳圧亢進症状
  • 3. 意識障害(半数の症例) ← 一過性
  • 4. 項部硬直 ← 硬膜刺激症状:初期には出現しないことがある(YN.J-91 NHB.603 )。 ← 発症初期には明らかでないことが多い(出典不明)。
発熱で気づかれることもあるらしい。

検査

  • 血液検査:白血球増加(頭蓋内出血による急性炎症反応が起こった場合 → 102C031)
  • 眼底
  • 硝子体下出血を認めることがある(CASES.194)
  • 画像
  • CT

その他

(研修医当直御法度 症例帳 p.8
  • 28%の例にCK上昇が見られる。
  • 90%の例に心電図異常が認められる。

重症度分類

SCN.207 参考1
Grade Hunt and Hess分類(1968) Hunt and Kosnik分類(1974) WFNS分類(1983)
GCS score 主要な局所神経症状(失語あるいは片麻痺
I 無症状か、最小限の頭痛および軽度の項部硬直をみる 15 なし
Ia 急性の髄膜あるいは脳症状をみないが、固定した神経学的失調のあるもの
II 中等度から強度の頭痛、項部硬直をみるが、脳神経麻痺以外の神経学的失調はみられない 14~13 なし
III 傾眠状態、錯乱状態、または軽度の巣症状を示すもの 14~13 あり
IV 昏迷状態で、中等度から重篤な片麻痺があり、早期除脳硬直および自律神経障害を伴うこともある 12~7 有無は不問
V 深昏睡状態で除脳硬直を示し、瀕死の様相を示すもの 6~3 有無は不問
    重篤な全身性疾患、たとえば
高血圧、糖尿病、著明な動脈硬化、
または慢性肺疾患、
または脳血管造影でみられる頭蓋内血管攣縮が
著明な場合には、重症度を1段階悪いほうに移す。
   

合併症

SCN.211 YN.J-92
  • 再出血:発症後24時間以内(6時間未満が最多(出典不明))。動脈瘤破裂によるSAHの場合、再発率は50-80%。初回死亡率50%、再発作死亡率50-70%
  • 脳血管攣縮
  • 脳血管攣縮により遅発性虚血脳神経脱落症状が出現することがある。出現は4-14日(SCN)/7-8日(YN)がピーク。早期(3日以内)や後期(21日以降)の発症もあり売る。脳血管上の攣縮は70%の症例で見られ、このうち36%で症状が出現する。予防は循環血液量を保ち、開頭術・コイル祖塞栓術を施行したのち、脳槽・脊髄ドレナージをおこない原因となる血性髄液を排出する。
  • 脳梗塞:血管攣縮による
  • 水頭症(クモ膜下出血後水頭症):数週~数ヶ月後(YN)。血性髄液によりクモ膜顆粒に炎症が生じ髄液の吸収障害をきたす。


治療

YN.J-92 SCN.209
治療方針:脳動脈瘤破裂の治療として再出血の防止を行う(24時間以内のクリッピング、脳血管内治療)。
  • 対症療法:
  • 降圧療法:120-150mmHg
  • 根治療法
  • 外科手術
  • 早期手術:Grade I-IIIの症例が対象。Grade IV-Vであっても意識回復の見込みがあれば行う。
  • 晩期手術:
  • 血管内手術:瘤内塞栓術、親動脈閉塞術

予後

  • 発症時に約20%が死亡
  • 発症後、2週間以内の死亡が多い。6か月以内に約半数は再出血して死亡することが多い。


参考

  • 1. 脳卒中治療ガイドライン2009
[display]http://www.jsts.gr.jp/jss08.html

国試

著名人

  • 2010/4/2 巨人・木村拓也コーチ




クモ膜嚢胞」

  [★]

arachnoid cyst
クモ膜嚢腫くも膜嚢腫くも膜嚢胞くも膜奇形 arachnoid malformation
[show details]

参考

  • 1. MRI
ちょっとこれ見やすい!
[display]http://radiopaedia.org/cases/arachnoid-cyst-posterior-fossa



脳クモ膜」

  [★]

cranial arachnoid (KH), arachnoid mater (KL)
クモ膜


続発性クモ膜嚢胞」

  [★]

secondary arachnoid cyst


脊髄クモ膜下腔」

  [★]

spinal subarachnoid space


膜」

  [★]

membrane
メンブランメンブレン




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