カルシニューリン

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calcineurin, CN, CNR
プロテインホスファターゼ2B protein phosphatase 2Bカルシニュリン、カルシノイリン
IL-2免疫抑制薬
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  • Ca2+/カルモジュリン複合体依存性のセリン/スレオニン脱リン酸化酵素である。
  • サブユニットAとサブユニットBからなるヘテロダイマー。
  • 免疫抑制薬の標的分子となりえて、例えばシクロスポリンAFK506などのカルシニューリン阻害薬によりT細胞中のカルシニューリンが阻害されることでIL-2の発現が低下し、結果としてT細胞の増殖が妨げられ免疫抑制が起こる。


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/15 17:28:18」(JST)

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和文文献

  • エタノールストレスはSaccharomyces cerevisiaeにおいてカルシウムイオンを介してカルシニューリン/Crz1経路を活性化する(生物工学論文賞)
  • 荒木 義雄,呉 洪,北垣 浩志,赤尾 健,高木 博史,下飯 仁
  • 生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi 89(2), 68, 2011-02-25
  • NAID 110008460959
  • カルシニューリン阻害薬による腎障害 ネフローゼ症候群維持療法の腎障害 (特集 尿細管間質性腎障害) -- (尿細管間質性腎障害の最近の話題)
  • 小河原 悟,久野 敏,斉藤 喬雄
  • 日本腎臓学会誌 53(4), 615-619, 2011
  • NAID 40018873109
  • カルシニューリン阻害薬による腎障害 移植腎障害 (特集 尿細管間質性腎障害) -- (尿細管間質性腎障害の最近の話題)
  • 武田 朝美,両角 國男
  • 日本腎臓学会誌 53(4), 610-614, 2011
  • NAID 40018873108

関連リンク

カルシニューリン(Calcineurin:CN)は細胞内シグナル伝達に関与するタンパク質 ホスファターゼの一種。高等動物から酵母までの生物の全ての細胞にあるが、特に高等 動物では一部の免疫抑制剤の標的であることが明らかにされている。初め脳から発見 され、 ...
2007年10月23日 ... カルシニューリンの活性制御機構 免疫応答の活性化、心臓の形成、細胞の分裂、行動 の記憶など様々な生命現象に、細胞内カルシウム情報伝達経路が関係しており、必要 な遺伝子群のスイッチを押します。このカルシウム情報伝達経路 ...

関連画像

Ca2+による細胞周期制御Images by Google図など図2:カルシニューリン系  カルシニューリンを介した心300px-Potential_mechanisms_of_LTP_in


★リンクテーブル★
先読みIL-2」「免疫抑制薬」「protein phosphatase 2B
リンク元シクロスポリン」「NFAT」「プロテインホスファターゼ2B」「CNR」「calcineurin
拡張検索カルシニューリン阻害薬
関連記事リン

IL-2」

  [★]

interleukin-2, interleukin 2
インターロイキン2T細胞増殖因子 T-cell growth factor TCGF
インターロイキン


産生細胞

機能

文献によりまちまち

受容体


参考

  • 1.
[display]http://www.i-l-fitness-jp.com/comment/img/killer-t-cell-7.JPG
  • 2.
[display]http://www.medicalfood.org/disease-management/listerv.html
  • 3.
[display]http://www.j-tajiri.or.jp/source/translation/b/03/01.html



免疫抑制薬」

  [★]

immunosuppressive drug, immunosuppressant

免疫抑制薬

作用機序

56kDa immunophilinに結合 (GOO.1596)
56kDa immunophilinはHSP70, HSP90と共にglucocorticoid receptosに結合している。

再生不良性貧血に対する治療薬として



protein phosphatase 2B」

  [★]

プロテインホスファターゼ2B

calcineurinPP2B

シクロスポリン」

  [★]

cyclosporine, CsA
アマドラサンディミュン Sandimmunシクポラールネオーラル Neoralパピロックミニ
免疫抑制薬シクロスポリンAサイクロスポリン


特徴

  • 骨髄でのリンパ球の新生や増殖には影響しない

作用機序

  • 活性化したT細胞のIL-2産生の抑制
(正常)  :カルモジュリン+Ca2+の存在下でカルシニューリンのphosphatase活性が上昇し、不活性型のNFAT(リン酸化状態)を活性型のNFAT(脱リン酸化)にする。活性型のNFATは核内に移行しIL-2の転写につなげる。
(CsA投与):シクロスポリンは細胞質でシクロフィリンと結合し、これがカルシニューリンに結合してphosphatase活性を抑制する。この結果IL-2の産生が低下する。

薬理作用

  • 免疫抑制

動態

副作用

  • 腎毒性
CsAによりTGF-β産生を亢進させ、TGF-βは細胞外マトリクスを増加させる→間質の線維化



NFAT」

  [★]

nuclear factor of activated T cells, NF-AT
NFAT family、カルシニューリンシクロスポリンAFK506


  • 普段は細胞質にあってセリン/スレオニンキナーゼにより核移行配列がリン酸化されており核移行が妨げられている。
  • 細胞質の[Ca2+]↑によりカルモジュリンがCa2+を結合しコンフォメーションが変化する。
  • Ca2+を結合したカルモジュリンは、セリン/スレオニンホスファターゼであるカルシニューリンに結合する。
  • カルモジュリンとの結合によりカルシニューリンは活性化され、NFATを脱リン酸化する。
  • 脱リン酸化されたNFATは核に移行し遺伝子発現を行う。
  • T細胞ではIL-2の転写に関わっている


プロテインホスファターゼ2B」

  [★]

protein phosphatase 2BPP2B
カルシニューリン


CNR」

  [★] カルシニューリン, calcineurin


calcineurin」

  [★] カルシニューリン


カルシニューリン阻害薬」

  [★]

calcineurin inhibitor
カルシニューリン


リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3








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