ウリナスタチン

出典: meddic

ulinastatin
ミラクリッド

  • 膵炎治療薬;タンパク分解酵素阻害


UpToDate Contents

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和文文献

  • P2-214 院内製剤ウリナスタチン腟坐剤の物理薬剤学的特性(一般演題 ポスター発表,院内製剤・薬局製剤,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
  • 佐竹 清,中島 孝則,岩田 政則,木村 正幸,藤掛 佳男
  • 日本医療薬学会年会講演要旨集 20, 425, 2010-10-25
  • NAID 110008109213
  • P3-354 ウリナスタチンの胎児腹腔内投与が奏効した胎便性腹膜炎の一例(Group141 胎児・新生児9,一般演題,第62回日本産科婦人科学会学術講演会)
  • 泉 有希子,佐藤 幸保,角井 和代,近藤 英治,巽 啓司,藤原 浩,小西 郁生
  • 日本産科婦人科學會雜誌 62(2), 742, 2010-02-01
  • NAID 110007686636

関連リンク

一方、子宮頚管周囲の炎症を抑えるために、最近ではウリナスタチン膣錠も使用することがあります。ウリナスタチンは羊水中に多く含まれる成分で、内科領域では膵炎の治療薬として繁用されています。ウリナスタチン膣錠は子宮頚管周囲 ...
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ミラクリッド,ウリナスタチン注射用 ... 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(み) >現表示ページ >薬効名索引(その他の代謝性医薬品)

関連画像

 1A)中、ウリナスタチン50000単位糖鎖改変ウリナスタチンの製造 糖鎖改変ウリナスタチンの製造 下で、改変前のウリナスタチン c47h73no17 924 08 1397 89 3 本 品 は  日 局 ウリナスタチン 25000 単位

添付文書

薬効分類名

  • <detail fntsize = "10">多価・酵素阻害剤

販売名

ミラクリッド注射液2万5千単位

組成

  • 本剤は1管中に下記成分を含む。(組成の表参照)

禁忌

  • ウリナスタチン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • 急性膵炎(外傷性、術後及びERCP後の急性膵炎を含む)
    慢性再発性膵炎の急性増悪期
  • 通常、成人には初期投与量として1回25,000?50,000単位を500mLの輸液で希釈し、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注する。以後は症状の消退に応じ減量する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 急性循環不全(出血性ショック、細菌性ショック、外傷性ショック、熱傷性ショック)
  • 通常、成人には1回100,000単位を500mLの輸液で希釈し、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注するか、又は、1回100,000単位を1日1?3回緩徐に静注する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 急性膵炎(外傷性、術後及びERCP後の急性膵炎を含む)
    慢性再発性膵炎の急性増悪期
  • 通常、成人には初期投与量として1回25,000?50,000単位を500mLの輸液に溶かし、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注する。以後は症状の消退に応じ減量する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 急性循環不全(出血性ショック、細菌性ショック、外傷性ショック、熱傷性ショック)
  • 通常、成人には1回100,000単位を500mLの輸液に溶かし、1回当たり1?2時間かけて1日1?3回点滴静注するか、又は1回100,000単位を2mLの輸液に溶かし、1日1?3回緩徐に静注する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

慎重投与

  • 薬物過敏症又はその既往歴のある患者
  • 過敏性素因患者
  • 過去にウリナスタチン製剤の投与を受けた患者[過敏症があらわれることがある。]

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシーショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、頻脈、胸内苦悶、呼吸困難、皮膚の潮紅、蕁麻疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 白血球減少(頻度不明)があらわれることがあるので、定期的に臨床検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

各種酵素に対する阻害作用(in vitro9)

  • 本剤はトリプシン、α?キモトリプシン、エラスターゼ等の蛋白分解酵素を阻害する。また、ヒアルロニダーゼ、リパーゼ等の糖・脂質分解酵素をも阻害する。

膵酵素に対する阻害作用(in vitro9,10)

  • 本剤はトリプシンあるいはフォスフォリパーゼA2刺激によりイヌ膵切片から遊離する種々の膵酵素を阻害する。

実験的急性膵炎に対する作用9,10)

  • トリプシン含有タウロコール酸ナトリウム水溶液を主膵管に注入してトリプシン膵炎を惹起させたイヌ及びラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • フォスフォリパーゼA2含有タウロコール酸ナトリウム水溶液を主膵管に注入してフォスフォリパーゼA2膵炎を惹起させたイヌに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • 十二指腸ループを作製して、十二指腸液逆流膵炎を惹起させたラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。

実験的ショックに対する作用11,12)

  • 熱傷性ショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • 外傷性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • エンドトキシンショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • 出血性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、生存時間は有意に延長した。
  • アナフィラキシーショックのマウスに本剤を静脈内投与したところ、生存率は有意に上昇した。
  • <item charfmt = "bold">ライソゾームに対する作用12)

====In vitroの実験で、本剤は分離したラット肝ライソゾーム膜を安定化させた。

  • 出血性ショックのラットに本剤を静脈内投与したところ、ライソゾームの空胞化、膜破壊及び膜破壊による酸性フォスファターゼの放出が抑制されたことからライソゾーム膜安定化作用が示唆された。

体外循環時の血中酵素に対する作用13)

  • 本剤はヒトにおける体外循環時のAST(GOT)及びライソゾーム酵素(cathepsin-D、β-glucuronidase)活性の上昇を有意に抑制した。

心筋抑制因子(MDF)産生抑制作用12)

  • 本剤はショックにより惹起されるMDFの産生を有意に抑制した(ラット)。

ショック時の循環動態に対する作用14?16)

  • 出血性ショックのイヌ及びエンドトキシンショックのイヌに本剤を静脈内投与したところ、低下した平均動脈血圧、心係数、大動脈血流量、腎血流量等は増加した。

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ウリナスタチン(ulinastatin)

分子量

  • 約67,000

性状

  • ウリナスタチン液は淡褐色?褐色の澄明な液である。


★リンクテーブル★
リンク元HELLP症候群
関連記事ナス」「スタチン

HELLP症候群」

  [★]

HELLP syndrome hemolysis, elevated liver enzymes, low platelets
ヘルプ症候群

概念

  • 溶血、肝臓酵素上昇、血小板減少を伴う。(NGY.399)
  • 本疾患の溶血は微小血管障害性に起因する(参考6)ものであり、これで肝臓酵素上昇、血小板減少が説明できると思われる。
  • 放置するとDICを発症する。(NGY.399)
  • 妊娠高血圧症候群に伴うことが多い(NGY.399)。しかし15-20%の本疾患の患者では発症前に高血圧や蛋白尿を示していないため、妊娠高血圧腎症とは別の疾患概念と考える専門家もいる。(参考6)

疫学

  • 発生頻度:0.021%、妊娠高血圧症候群の約2%(NGY.399)

臨床所見

  • 右上腹部圧痛 80%
  • 浮腫を伴う体重増加 60%
  • 高血圧(重症 50%, 軽症 30%, なし 20%)

症状(NGY.399)

  • 右季肋部または心窩部痛、悪心・嘔吐で発見される。
上腹部痛・心窩部痛(90%)、疲労感・倦怠感(90%)、嘔気・嘔吐(50%)

合併症

  • DIC 20%
  • 常位胎盤早期剥離 16%
  • 腎不全 7%
  • 肝破裂
  • (子癇発作を起こしやすい)

診断

参考5
  • 1)Sibai の基準
  • 1. 肝機能:血清AST(GOT)値70U/l 以上、血清LDH 値600U/l 以上
  • 2. 溶 血:血清間接ビリルビン値1.2mg/dl 以上、血清LDH 値600U/l 以上。病的赤血球の出現
  • 3. 血小板数減少:血小板数10 万/μ l 以下
  • 2)Sibai の基準を全て満たさなくても以下のような基準をひとつでも満たす場合には、HELLP 症候群発症を警戒し、注意を喚起する(妊娠中毒症学会HELLP 症候群検討小委員会)
  • 1. 肝機能:血清AST(GOT)値、血清LDH 値が各施設の正常域を越えて高値の場合
  • 2. 溶 血:血清間接ビリルビン値、血清LDH 値が各施設の正常域を越えて高値の場合
  • 3. 血小板数減少:血小板数15 万/μ l 以下の場合
  • 4. その他:血中アンチトロンビン活性が正常値の80% 未満の低下を示した場合やハプトグロビン値の低下した場合

鑑別疾患

治療

参考6
  • 初期治療の方針:母体の安定化と胎児の評価を行い、急速遂娩の必要性を評価
  • 1. termination:最良の治療法
  • 以下に当てはまれば急速遂娩の適応:(1)妊娠34週以降である、(2)胎児の状態がnon-assureing statusである、(3)重篤な母体状態(多臓器不全、DIC、肝梗塞、肝出血、腎不全、早期胎盤剥離)である。
  • 2. 降圧療法:βブロッカー(labetalol)、ヒドララジンニフェジピン。重篤な場合にはnitroprusside
  • 3. 子癇の予防:硫酸マグネシウムの投与
  • 4. DIC出現時の治療:適宜新鮮凍結血漿、血小板、濃厚赤血球の輸血を行う。ATIII製剤、メシル酸ナファモスタットウリナスタチンを投与。
  • 5. ステロイド療法:(エビデンスなし)産褥期の臨床症状、検査値改善に有効
  • 6. 高度の溶血:ハプトグロビン

治療の禁忌

参考5
  • 病態に交感神経活性化があるために、β受容体拮抗薬(リトドリン)、副交感神経遮断薬(ブスコパン)は血管攣縮を助長するため禁  ←  前者はα受容体の相対的活性化、後者は交感神経優位となるため、と思う。

予後

  • 周産期死亡率:30-40%

資料

  • 1. HELLP, TTP, HUS の診断およびその管理
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5102-31.pdf
  • 2. 妊娠高血圧症候群 - 日本産科婦人科学会 - 日産婦誌58巻5号
http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5805-061.pdf
  • 3. 2)妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群) HELLP 症候群 - 日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/PDF/57/5709-257.pdf
  • 4. HELLP症候群の診断と対応(児娩出後の悪化への対応) - 日本産科婦人科学会 - 日産婦誌62巻9号
http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-273.pdf
  • 5. C.産科疾患の診断・治療・管理 6.異常分娩の管理と処置 - 日産婦誌56巻6号
http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5606-107.pdf
  • 6. [charged] HELLP syndrome - uptodate [1]



ナス」

  [★]

SolanumeggplantSolanum melongena
ナス科イヌホオズキナスビナス属ソラヌム属Solanum属ソラナム属

スタチン」

  [★] HMG-CoA還元酵素阻害薬




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