インヒビン

出典: meddic

inhibin
ホルモン


分類

性状

  • ペプチド?

産生組織

  • 主に性腺
  • 男性:精巣:セルトリ細胞
  • 女性:卵巣:顆粒細胞。卵胞の顆粒膜細胞・莢膜細胞(NGY.26)

標的組織

  • 下垂体前葉

生理作用



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/07 00:19:22」(JST)

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和文文献

  • 手術症例報告 インヒビン産生副腎腫瘍による二次性無月経と考えられた1例
  • 磯野 忠大,小林 利彦,和田 英俊 [他]
  • 手術 65(10), 1581-1583, 2011-09
  • NAID 40018975640
  • 卵巣予備能 (特集 不妊診療のすべて) -- (排卵)
  • 成熟ラットにおける短期間の精管切除がFSH,LH,インヒビン,テストステロン濃度および精子運動性に及ぼす影響
  • REN Longquan,WENG Qiang,KISHIMOTO Miori,WATANABE Gen,JAROENPORN Sukanya,TAYA Kazuyoshi
  • Experimental Animals 60(1), 47-56, 2011
  • The present study was undertaken to clarify changes in secretions of FSH, LH, inhibin and testosterone, and sperm motility after bilateral vasectomy in adult male rats. Bilateral vasectomy was created …
  • NAID 130000419265

関連リンク

インヒビン インヒビン inhibin 脳下垂体前葉ホルモンである卵胞刺激ホルモン (FSH) の分泌を調節する蛋白質。卵巣や精巣で作られ,黄体形成ホルモンに影響を与えることなく FSHの分泌を特異的に抑制する。副作用の少ない男性避妊薬と ...
[要約] 性腺で産生される成長因子インヒビンAの生殖細胞に対する作用解析の手段として、新たに作成した2種類の抗体を用いて、インヒビンA の高感度かつ特異的な測定系を開発した。 農業生物資源研究所・遺伝資源第二部・動物評価 ...
インヒビンはαサブユニットとβサブユニットからなる二量体の糖タンパクであり、性腺刺激ホルモン、特に FSH の産生や分泌を抑制しています。一方、2 つのβ-サブユニットからなる二量体糖タンパクであるアクチビンは FSH の産生を ...

関連画像

図2 インヒビン免疫が卵子吸引 図3 インヒビン免疫が採取卵子 図4 インヒビン免疫が採取卵子 ClassHuman alimentary canal.jpgインヒビン A 及び総インヒビン


★リンクテーブル★
国試過去問105E007
リンク元ホルモン」「卵胞刺激ホルモン」「顆粒膜細胞」「セルトリ細胞」「莢膜細胞
拡張検索インヒビン/アクチビン系」「インヒビンA」「インヒビンβサブユニット
関連記事ビン

105E007」

  [★]

  • 正常卵巣から分泌されないホルモンはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105E006]←[国試_105]→[105E008

ホルモン」

  [★]

hormone

古典的な定義

  • 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)

例外

  • 腺構造を持たない組織から分泌されるホルモンがある
消化管ホルモン (PT.403)
視床下部ホルモン (PT.403)
甲状腺濾胞ホルモン?
カルシトニン?

ホルモンの一覧表

日本語 放出器官/細胞 作用器官/細胞 働き
メラトニン 松果体    
成長ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 GH放出
プロラクチン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 ATCH放出
ゴナドトロピン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 FSH/LH放出
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 TSH放出
ソマトスタチン 視床下部 下垂体前葉 GH放出抑制
ドーパミン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出抑制
成長ホルモン 下垂体前葉 全身/肝細胞 タンパク質同化, 抗インスリン, 脂肪異化/IGF-I合成促進
プロラクチン 下垂体前葉 乳腺 乳汁分泌促進
副腎皮質刺激ホルモン 下垂体前葉 副腎皮質  
卵胞刺激ホルモン 下垂体前葉 卵胞  
黄体形成ホルモン 下垂体前葉 黄体  
間細胞刺激ホルモン 下垂体前葉 精巣の間細胞  
甲状腺刺激ホルモン 下垂体前葉 甲状腺  
オキシトシン 下垂体後葉 子宮平滑筋/乳腺 子宮収縮/射乳促進
バソプレシン 下垂体後葉 腎臓集合管 水の再吸
甲状腺ホルモン - トリヨードサイロニン 甲状腺   代謝亢進
甲状腺ホルモン - サイロキシン 甲状腺   代謝亢進
カルシトニン 甲状腺   Ca2+濃度低下
副甲状腺ホルモン 甲状腺 /腎臓 破骨細胞活性化/腎細尿管Ca2+取り込み↑/腎ビタミンD活性化/血清Ca2+↑
心房性ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
脳ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
Cタイプナトリウム利尿ペプチド     Na利尿
エンドセリン 血管   血管収縮
アンジオテンシンII 血管   血管収縮
ガストリン 酸分泌
セレクチン 十二指腸    
インスリン様成長因子 肝臓    
アンジオテンシノジェン 肝臓   昇圧
コルチゾール 副腎皮質    
アルドステロン 副腎皮質    
デヒドロイソアンドロステロン 副腎皮質    
アドレナリン 副腎髄質   軽微な昇圧、血糖上昇
ノルアドレナリン 副腎髄質   昇圧(寄与は20%程度)、血糖上昇
インスリン 膵臓 - β細胞 全身 グルコース取り込み亢進
グルカゴン 膵臓 - α細胞 全身 糖新生
ソマトスタチン 膵臓 - δ細胞   ホルモン分泌抑制(インスリングルカゴンガストリン)
レニン 腎臓 - 傍糸球体細胞   昇圧(angiotensin Iを産生, 血管内皮アンジオテンシン転換酵素によりangiotensin IIに転換)
エリスロポエチン 腎臓 造血器官 赤血球産生刺激
エストロゲン 卵巣    
プロゲステロン 卵巣    
インヒビン 卵巣    
テストステロン 精巣    
インヒビン 精巣    
レプチン 脂肪    
アディポネクチン 脂肪    



卵胞刺激ホルモン」

  [★]

follicle stimulating hormone, FSH
濾胞刺激ホルモンフォリトロピン follitropin
卵胞


  • NGY.266(閉経前後における変動)

分類

性状

  • 糖タンパク

産生組織

標的組織

生理作用 (QB.Q-212)

作用機序

分泌調節

  • ネガティブフィードバック:卵巣から分泌されるインヒビンにより下垂体からのFSHの分泌が抑制される。

促進

  • ゴナドトロピン放出ホルモン GnRH:視床下部由来の
  • レプチン:脂肪細胞から分泌される。やせている場合にはFSHが低下。肥満している状態では視床下部に作用して基礎代謝をあげると共に食欲を抑制する

抑制

  • インヒビン:卵胞の顆粒膜細胞、莢膜細胞に由来。

月経・性周期との関連

  • 卵胞期に高く、黄体期に低い。
  • 排卵期にピークを示す。

基準値

HIM.A-5

女性

  • 月経
  • 卵胞期 :2.0-20.0 mIU/ml
  • 排卵期 :9.0-26.0 mIU/ml
  • 黄体期 :1.0-12.0 mIU/ml
  • 閉経後 :18.0-153.0 mIU.ml

男性

  • 1.0-12.0 mIU/ml

検査の本

女性

  • 思春期前:≦4 mIU/ml
  • 月経周期
  • 卵胞期初期 :2.7-10.2 mIU/ml
  • 排卵期ピーク:2-23 mIU/ml
  • 黄体期   :1.0-8.4 mIU/ml
  • 妊娠時 :≦1 mIU/ml
  • 閉経後 :9.2-124.7 mIU/ml

男性

  • 思春期前:≦4 mIU/ml
  • 成年期 :1.2-15 mIU/ml
  • 老年期 :≧15 mIU/ml


ホルモン>:ホルモン


-FSH
卵胞刺激ホルモン
卵胞刺激ホルモン


顆粒膜細胞」

  [★]

granulosa cell, granulosa cells
顆粒層細胞
卵胞
[show details]


  • 卵胞由来の細胞で、卵胞の外層に位置する。
  • 原始卵胞から一次卵胞への発達はFSH非依存的に進行する。卵母細胞をおおう卵胞上皮(卵胞上皮細胞)は単層かつ扁平な状態から立方状に変化し、さらに多層化する。この状態の卵胞上皮細胞が顆粒層細胞と呼ばれる(HIS.395)。
  • 卵母細胞から分泌されるアクチビンによって顆粒層細胞の増殖が促進される(HIS.395)

分子細胞学的な特徴=

  • FSHとLH受容体を有する。

機能

  • 1. アンドロゲンからエストロゲンへの変換
  • 2. (LHの作用により)排卵後に黄体に変化する

ホルモン

調節

  • 多層一次卵胞の時にFSHを受容すると二次卵胞になる ← FSHは卵胞発育促進作用があり、顆粒膜細胞に作用して三方の発育・分化・エストロゲン産生を促進する(QB.Q-212)

分泌

  • 二次卵胞



セルトリ細胞」

  [★]

Sertoli cell (Z), Sertoli cells
支持細胞 sustentacular cellセルトリ支持細胞Sertoli細胞
ライディッヒ細胞


発生

  • 由来:精巣の表面上皮(L.305)

機能 (HIS.416)

  • 精子形成細胞の機械的支持や保護、栄養補給
  • 精子発生の過程で除去された細胞質の食作用
  • 隣接するセルトリ細胞どうして密着帯を形成し、血液精巣関門を形成する
  • アンドロゲン結合蛋白 androgen-binding protein ABPの合成と分泌
  • ミュラー管の形成を抑制し発生する胚子の男性を確立する抗ミュラー管ホルモンの合成と分泌(胚子発生の時期のみ
  • 下垂体前葉からの卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を抑制するインヒビンの合成と分泌
  • 精子を栄養し、精巣から精子の輸送を促進するフルクトースに富んだ液の分泌
  • 血清トランスフェリンから鉄を受け取り、それを成熟しつつある精子に渡すアポ蛋白である精巣トランスフェリンの合成と分泌


莢膜細胞」

  [★]

theca cell


  主な受容体 卵胞期における働き
莢膜細胞 LH受容体 LHの刺激によりコレステロールからアンドロゲンを産生
顆粒膜細胞 FSH受容体 アクチビンは未熟な顆粒膜細胞FSH受容体と結合し、卵胞をゴナドトロピン依存性の一次卵胞にする
FSHによりアロマターゼ(P450arom)が誘導され、アンドロゲンからエストロゲンを産生
エストロゲン顆粒膜細胞自身に作用してFSH受容体を増加させる
インヒビンを産生して下垂体を抑制しFSHの産生を減らし、主席卵胞を選抜する。


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


インヒビン/アクチビン系」

  [★]

inhibin/activin system
インヒビンアクチビン


インヒビンA」

  [★]

inhibin A
インヒビン

インヒビンβサブユニット」

  [★]

inhibin-beta subunit


ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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