プロポフォール
静脈麻酔薬の脳への作用
| プロポフォール | チアミラール | ケタミン | ミダゾラム | |
| 催眠作用 | 強 | 強 | 中 | 中 |
| 鎮痛作用 | 無 | 無 | 強 | 無 |
| 脳血流量 | ↓ | ↓↓ | ↑↑ | ↓ |
| 脳灌流圧 | ↓ | ↓ | ↑ | ↓ |
| 脳酸素消費量 | ↓ | ↓↓ | ↑ | ↓ |
| 頭蓋内圧 | ↓ | ↓↓ | ↑ | ↓ |
特徴
構造
作用機序
薬理作用
- 鎮痛:× → 麻酔性鎮痛薬などと組み合わせて用いる。
- 意識消失:○
- 筋弛緩:△
- 反射抑制:○
効能又は効果
- 1%ディプリバン注
- 全身麻酔の導入及び維持
- 集中治療における人工呼吸中の鎮静
動態
- 1%ディプリバン注
- 1. 半減期は
- 日本人健康成人男子6例に1.0、2.0及び2.5mg/kgを単回静脈内ボーラス投与したとき、プロポフォールの体内動態は3-コンパートメントモデルに適合し、全血中濃度は3相性に減衰した。各相の半減期は2.6分(t1/2α)、51.0分(t1/2β)及び365分(t1/2γ)であった。中央コンパートメントにおける分布容積及び定常状態時の分布容積はそれぞれ26L及び317Lであった。全身クリアランス(CLTB)値は1.62L/分であった。1~2.5mg/kgの用量範囲で、血漿中薬物濃度-時間曲線下面積(AUC0-∞)が用量に比例して増加することが示された。また、薬物動態パラメータに明らかな性差はみられなかった(外国人の成績)。
- 2. 代謝及び排泄
- 成人患者8例に平均2.6mg/kgを単回静脈内ボーラス投与した場合、投与後24時間までにプロポフォール及び1,4キノール体のグルクロン酸抱合体ならびに1,4キノール体の硫酸抱合体として投与量の68.3%が尿中に排泄された。
- 3. 蛋白結合率6)
- 外国人患者にプロポフォールを2.5mg/kg用量で単回静脈内ボーラス投与したとき、投与後10及び120分後の蛋白結合率は約97~99%であった。
適応
注意
- 妊婦、授乳婦 → 母乳に移行する。ただし、その量は微々たるものらしい。しかし、できるだけ回避。
禁忌
- 1%ディプリバン注
- 1. 本剤又は本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2. 妊産婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 3. 小児(集中治療における人工呼吸中の鎮静)
副作用
- 注射時の痛み、呼吸抑制、無呼吸、低血圧(麻酔導入時に起こる低血圧はバルビツレートに比べて高頻度に起こる)
- 徐脈-アシドーシス(プロポフォール注入症候群):稀であるが致命的。
参考
- 1%ディプリバン注
- <click2in>http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1119402A1022_1_15/1119402A1022_1_15?view=body</click2in>