睡眠時歯ぎしり
- 睡眠時に咀嚼筋の運動が活発になり、歯の食いしばりと歯の摩耗を生じる(いわゆる歯ぎしり)。
- 睡眠時歯ぎしりの有病率は小児期に最も多く、その後年齢とともに次第に減少する。有病率としては子供では15-40%、成人では8-10%といわれている。
- 睡眠障害(閉塞性睡眠時無呼吸、睡眠時随伴症)を有するときに認められやすい。
- リスク因子は閉塞性睡眠時無呼吸(OR 1.8)、アルコール多飲(OR 1.8)、イビキ(OR 1.4)、カフェイン摂取(OR 1.4)、喫煙(OR 1.4)、不安(OR 1.3)、ストレス環境下(OR 1.3)とされている。
- 薬剤により誘発されるものとしても報告がある;アンフェタミン、抗精神病薬、SSRI、SNRI、MDMA
- 精神・神経疾患との関連も報告あり;ダウン症候群、レット症候群、脳性麻痺、注意欠陥多動性障害
- 多くの場合治療の必要はない。
- 小児発症の場合は成長に伴い消失する場合がある。
- 歯の摩耗を伴うような場合には、マウスピースで歯を保護する必要があります。
- 薬物が原因の場合には薬物の調節により改善する場合がある。
- 難治例に対しての薬物療法の報告がなされているが括弧としたものはなさそう;クロナゼパム、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系薬。アミトリプチリン、ブロモクリプチン、クロニジン、プロプラノロール、レボドパ、トリプトファン