- 英
- aloe
- 同
- 蘆薈
- 関
- アロエ
WordNet
- succulent plants having rosettes of leaves usually with fiber like hemp and spikes of showy flowers; found chiefly in Africa
PrepTutorEJDIC
- アロエ,ロカイ(南アフリカ原産の薬用・観賞用のユリ科の植物) / 《米》リュウゼツラン(American aloe) / 《複数形で》《単数扱い》沈香(じんこう)(香料)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/19 16:52:39」(JST)
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この項目では、植物について説明しています。その他の用法については「アロエ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アロエ属 |
キダチアロエ
|
分類(APG体系) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 Angiosperm |
階級なし |
: |
単子葉類 Monocots |
目 |
: |
キジカクシ目 Asparagales |
科 |
: |
ススキノキ科 Xanthorrhoeaceae |
亜科 |
: |
ツルボラン亜科 Asphodeloideae |
属 |
: |
アロエ属 Aloe |
|
学名 |
Aloe L. |
英名 |
Aloe |
種 |
|
アロエ(蘭: Aloë)はツルボラン亜科アロエ属の多肉植物の総称。現在までに300種以上が知られている。アロエ属全体としては原産地はアフリカ大陸南部、およびマダガスカルに集中している。古くはアロエの「ロエ」を漢字で音訳(当て字)した「蘆薈」の読みを変えた、「ろかい」と称した。琉球方言ではこの漢字の中国風の発音「るふぇー」と称する。
日本にも伝来し、現在は九州、瀬戸内海、伊豆、千葉と主に太平洋側に多く自生している。日本ではキダチアロエとアロエベラが多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城もよく栽培されている。
アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。
世界で一番大きなアロエはバイネーシー (A. bainesii)で 高さ18mにもなり、花穂は三叉に分岐、ピンクの花をつける。逆に、最小のものはアロエディスコイングシー (A. descoingsii) で最大でも数cmにしかならない。
目次
- 1 種類
- 2 生薬
- 3 参考画像
- 4 脚注
- 5 外部リンク
種類
キダチアロエ
普通観賞用に栽培されるものはキダチアロエ(学名Aloe arborescens)という。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がる。暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつける。葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。ワシントン条約によって輸出入は制限されている。
アロエベラ
食用にはアロエベラ (A. vera) の外皮を剥いたゼリー質が使用されている。ほぼ全種がワシントン条約で保護されるアロエ属にあって唯一栽培種として例外措置されている。花は黄色で、葉は長く株の中心部の葉が成長し、外側の葉は成長に伴い枯死する。寒さには弱い。食用ではヨーグルトに入れるほか、日本では刺身などにされる。
生薬
アロエはアラビア語のAllochに由来し、古代オリエント・古代ギリシア・古代ローマでは既に薬用として栽培されていた[1]。東アジアには宋代にアロエの乾燥した塊が伝えられて『開宝本草』に「奴薈」「蘆薈」の名で現れ、明代の『本草綱目』にも皮膚病の薬として載せられているが、植物自体は伝えられていなかったようで、アロエそのものは広葉樹であると誤解されていたらしい[1]。日本への輸入時期は不明だが、遅くとも江戸時代には薬草として知られていた[1]。
日本薬局方に基原植物として収載されているアロエは、アロエフェロックス (A. ferox、ケープアロエともいう)及び、これとアロエアフリカーナ (A. africana)、 またはアロエスピカータ (A. spicata) との雑種と定められている。これらの葉の汁を濃縮乾燥させたものが、日本薬局方でいう「アロエ」である。なお、キダチアロエ・ケープアロエ以外の観葉植物として出回っているほとんどのアロエには、薬効となる成分は含まれていないので、誤った使用をすべきではない。
キダチアロエは、昔から俗に「医者いらず」といわれてきたものであり、葉肉の内服で健胃効果があるとされ、また含有するバルバロインの下剤効果により便秘に効果がある。ただし、体質によっては胃炎を起こす場合があることや、継続摂取による大腸の色素沈着を起こすことがあることなども報告されている。また外用として傷や火傷に用いられる場合もあるが、逆に悪化させた例も報告されており、使用には一定の注意が必要である。なお、ドイツの薬用植物の評価委員会コミッションEによれば、ゲル状物質(葉の中央にある柔組織に存在する粘性の物質)の外用は、痛みや火傷の回復に対して有効性が示唆されている[2]。
- 注意点 専門機関の研究によれば、子宮収縮作用が有るため、妊娠中の使用は避けるべきである[3]。また、長期間の多量摂取や12歳以下の小児の摂取、妊娠中・授乳中や月経時及び腸の病気の場合、摂取には注意が必要である[2]。
参考画像
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Aloe vera - Museum specimen
脚注
- ^ a b c 小学館『日本大百科全書』「アロエ」—長沢元夫、高林成年、湯浅浩史。
- ^ a b アロエ(俗名) - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- ^ 日産婦誌53巻9号 産科領域における漢方薬の使用 日本産科婦人科学会
外部リンク
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ウィキメディア・コモンズには、アロエに関連するメディアがあります。 |
- アロエ(俗名) - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- アロエベラ(キュラソーアロエ)、ケープアロエ (俗名:アロエ) - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- キダチアロエ(俗名:アロエ、医者いらず) - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
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- 3. 軽症熱傷の治療 treatment of minor thermal burns
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Japanese Journal
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- NAID 40020508850
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
塩酸プロカイン「ホエイ」
組成
成分・含量(1g中)
禁忌
重篤な出血やショック状態の患者(脊椎、硬膜外麻酔時)
注射部位またはその周辺に炎症のある患者(脊椎、硬膜外麻酔時)
- 〔吸収が高まり、効果が急激に発現するおそれがある。〕
敗血症の患者(脊椎、硬膜外麻酔時)
メトヘモグロビン血症の患者(脊椎麻酔を除く)
本剤または安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔薬に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 次の患者又は部位に投与する場合には、血管収縮薬(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加しないこと
血管収縮薬に対し過敏症の既往歴のある患者
高血圧、動脈硬化のある患者
- 〔急激に血圧が上昇し、脳出血が起こるおそれがある。〕
心不全のある患者
- 〔血管収縮、心臓刺激の結果、症状が悪化するおそれがある。〕
甲状腺機能亢進のある患者
- 〔血管収縮薬に対して反応しやすく、心悸亢進、胸痛等が起こるおそれがある。〕
糖尿病の患者
血管痙攣のある患者
- 〔阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。〕
耳、指趾または陰茎の麻酔[浸潤、伝達(脊椎麻酔を除く)麻酔時]
- 〔阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。〕
- ただし、2.-(1)〜(7)については脊椎麻酔を除く。
効能または効果
- 脊椎麻酔(腰椎麻酔)、硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、歯科領域における伝達麻酔・浸潤麻酔
脊椎麻酔(腰椎麻酔)
- 5〜10%注射液とし、通常、成人にはプロカイン塩酸塩として、低位麻酔には50〜100mg、高位麻酔には150〜200mgを使用する。
硬膜外麻酔
- (基準最高用量:1回600mg)1.5〜2%注射液とし、通常、成人にはプロカイン塩酸塩として、200〜400mgを使用する。
伝達麻酔
- 1〜2%注射液とし、通常、成人にはプロカイン塩酸塩として、10〜400mgを使用する。
浸潤麻酔
- (基準最高用量:1回1,000mg)0.25〜0.5%注射液とし、通常、成人にはプロカイン塩酸塩として、1回1,000mgの範囲内で使用する。
歯科領域麻酔
- 2%注射液にアドレナリンを添加したものを用い、伝達麻酔、浸潤麻酔には、通常、成人にはプロカイン塩酸塩として、10〜100mgを使用する。
- ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。
必要に応じアドレナリン(通常濃度1:10万〜20万)を添加して使用する。
慎重投与
中枢神経系疾患(髄膜炎、灰白脊髄炎等)のある患者
- 〔血液、脳へ移行する可能性があり、症状が悪化するおそれがある。〕
妊婦、産婦
高齢者
血液疾患や抗凝血薬治療中の患者
- 〔出血しやすいので、血腫形成や脊髄への障害を起こすことがある。〕
重篤な高血圧症の患者
脊柱に著明な変形のある患者
- 〔穿刺時、脊髄や神経根の損傷のおそれがある。〕
- 血管収縮薬(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加して投与する場合(脊椎麻酔を除く)
ハロタン等のハロゲン含有吸入麻酔薬投与中の患者
- 〔血管収縮薬に対する心筋の感受性が高まり、不整脈が起こるおそれがある。〕
三環系抗うつ薬またはモノアミン酸化酵素阻害薬投与中の患者
- 〔カテコールアミンの交感神経内への取り込みを阻害するので、血管収縮薬の作用が増強され、不整脈、高血圧等が起こるおそれがある。〕
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- 初期症状:血圧低下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等
振戦、痙攣等の中毒症状
(頻度不明)
- 処置方法:ジアゼパムまたは超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等
薬効薬理
- 合成局所麻酔薬の原型。局所麻酔薬は次のような共通の機構で知覚神経の機能を抑制する。非解離型の中性分子として神経細胞膜を通過し、細胞内で解離しイオン型となる。イオン型の分子は神経細胞の内側から細胞膜のNa+チャネルに結合し、
これを抑制する。神経の活動電位は神経細胞膜のNa+チャネルが開口することにより発生するので、これが抑制されると活動電位が発生しなくなる。即ち、知覚神経の求心性の伝導が抑制されるので、麻酔作用が発揮されることとなる。
局所麻酔薬は、細い神経ほど、かつ無髄の神経の方が作用しやすいので、比較的選択的に痛覚神経に作用するが、高濃度になればその作用は他の神経にも及ぶ。本薬は粘膜への浸透性が悪いので表面麻酔には不適で、伝導麻酔などに用いられる。
通常、吸収を抑制するためにアドレナリンを添加する。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 〔日局〕 プロカイン塩酸塩(Procaine Hydrochloride)
〔日局別名〕 塩酸プロカイン
化学名
- 2-(Diethylamino)ethyl 4-aminobenzoate monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
pH
- 本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは5.0〜6.0である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- aloe
- 同
- 蘆薈、ろえ、ロカイ ろかい
- 関
- アロエベラ
[★]
- 英
- chloroprocaine、chloroprocaine hydrochloride
- 関
- 塩酸クロロプロカイン
[★]
- 英
- chloroprocaine hydrochloride
- 関
- クロロプロカイン
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オキシブプロカイン
[★]
オキシブプロカイン