- 英
- melon、Cucumis melo
- 関
- ウリ科、カンタループ、マクワウリ
WordNet
- any of various fruit of cucurbitaceous vines including: muskmelons; watermelons; cantaloupes; cucumbers (同)melon vine
- any of numerous fruits of the gourd family having a hard rind and sweet juicy flesh
PrepTutorEJDIC
- 『メロン』[ノ実];〈U〉メロンの果肉
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/13 23:55:17」(JST)
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この項目では、植物・野菜について説明しています。その他の用法については「メロン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
メロン |
カンタロープメロン
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
スミレ目 Violales |
科 |
: |
ウリ科 Cucurbitaceae |
属 |
: |
キュウリ属 Cucumis |
種 |
: |
メロン C. melo |
|
学名 |
Cucumis melo L. |
和名 |
メロン[1] |
英名 |
melon[2] |
メロン(和名:メロン、英名:melon、学名:Cucumis melo)は、果実を食用にするウリ科の一年生草本植物である。また、その果実のこと。
目次
- 1 概要
- 2 特徴
- 3 品種
- 4 生産
- 4.1 日本国内
- 4.2 日本以外
- 4.3 輸入・輸出
- 5 利用
- 6 脚注
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
概要
「ウリ」も参照
北アフリカや中近東地方の原産地と推定されたが、最近の遺伝子研究によれば、インドが原産地と裏付けられた[3]。紀元前2000年頃に栽培が始まった。通常Cucumis melo L.の西方に伝わった品種群をメロンと呼び、東方に伝わった品種群を瓜(ウリ)と呼ぶ。日本のマクワウリなどもそのひとつである。
紀元前5世紀頃にエジプトで作られた苦味の少ないメロンが地中海を超えてヨーロッパに渡った。当時のメロンはキュウリよりは甘いという程度であり、サラダや酢漬けにされた。その後、甘いメロンが作られるまで数世紀に及ぶ改良の努力が行われた。ルネサンスの頃に南フランスでカンタルー種のような甘い品種が作られるようになり、メロンは野菜の仲間ではなくなっていった[4]。
日本では中世の考古遺跡から炭化種子が検出されており、古い時代に渡来して雑草化したものは「雑草メロン」(Cucumis melo L. var. agrestis Naud.)と呼ばれ、西日本の島嶼部などに自生している。
同属の有用植物としてキュウリ(胡瓜、C. sativus L.)がある。
メロンは園芸分野では果菜(実を食用とする野菜)とされる[5]が、青果市場での取り扱い[5]や、栄養学上の分類[6]では果物あるいは果実と分類される。
特徴
実
果実は多くの場合球形であるがラグビーボール形やこん棒形、さらには蛇の様に細長いものまで変化に富む。表面にイボや深い溝を生ずることも多い。多くは中心部が綿状で多数の種子を含む。表面は白色、緑色、黄色などで、複数の色が混ざる事もある。網目が生じるもの(アミメロン・網系)と生じないもの(アミナシメロン・網無し系)とがある。メロンの産地として夕張などの冷涼な地域が有名なのは、日本で流通している高級メロンの元になった品種がヨーロッパで作出されたため、熱帯性の種の多いウリ科植物には珍しく、夏の高温多湿に耐えられないからである。
日本で流通しているアミメロンは、品質を高めるために1本の蔓から通常1個しか収穫しない。主なネットメロン品種は受粉してから食べ頃までの日数が特定されている。ネットとは、かさぶたのようなものであり、果実の成長期に果肉と表皮の伸長率のずれによって生じるひび割れを塞ぐ分泌物から形成されるもの。
果実は熟すと甘くなるが、酸味が含まれる場合もある。極粉質の果実をつける品種(ババゴロシとも呼ばれる)や、乾燥地帯の品種には極めて保存性のよい(1年程度もつ)品種もある。この場合は果物というより、水筒の代わりとしての利用である。
果肉
果肉色は、主に赤肉種・青肉種・白肉種に分類される。
- 赤肉種:赤色系(橙色)
- 夕張メロン・クインシーメロンなど。
- 青肉種:緑色系(黄緑色)
- アンデスメロン・プリンスメロン・タカミメロン・アールスメロンなど。
- 白肉種:白色系(乳白色)
- ホームランメロン・ハネデューメロンなど。
品種
- カンタルペンシス群 (Cantalupensis group)
- 果皮がごわごわしていぼがあるのが特徴。網目は生じない。麝香のような香りを持つ品種群(マスクメロン)。カンタロープ・スペインメロンなど。
- チト群 (Chito group)
- コノモン群 (Conomon group)
- シロウリ、アカゲウリ(モーウイ)など。野菜として利用される。
- ポケット・メロン、ザクロ・メロンとも呼ばれ、プレザーブや部屋の芳香剤に用いられる。
- フレクスオスス群 (Flexuosus group)
- 果実は蛇のように長くなる。食味はキュウリに似る。南アジアから北アフリカにかけて栽培されている。
- イノドルス(フユメロン)群 (Inodorus group)
- 果皮の表面はなめらかで、麝香のような香りを持たない。ハネデューメロン、ハミウリなど。
- マクワウリなど。
- レティクラトゥス群 (Reticulatus Group)
- 果皮に網目を生じる。最もよく栽培され、麝香のような香りを持つ品種群(マスクメロン)。アンデスメロン、アールスメロンなど。網目のあるカンタロープはレティクラトゥス群に属す。
マスクメロン
マスクメロンとは、品種名ではなく麝香(Musk)の香りがするメロンの総称のことである。
詳細は「マスクメロン」を参照
生産
日本のメロンの収穫量と作付面積の推移(1973-2012年)
日本国内
主要産地とその品種を記載する。
- 北海道
- 夕張市 - 夕張メロン(赤肉種)・夕張IKメロン(赤肉種)
- むかわ町穂別 - 穂別メロン(赤肉種)・I.Kメロン(赤肉種)
- 安平町 - アサヒメロン(赤肉種)
- 三笠市 - 三笠メロン(赤肉・青肉種)
- 富良野市近郊 - ふらのメロン(赤肉種)
- 共和町雷電 - らいでんメロン(赤肉種)
- 北竜町 - 北竜メロン(赤肉・青肉種)
- 雨竜町 - 暑寒メロン(青肉種)
- 浦臼町 - 浦臼メルティーメロン(北海道において最初に栽培されたといってもいい歴史あるメロン産地 - JAピンネによる)
- 月形町 - 月形キングメルティー(青肉種)
- 石狩市 - 厚田メロン(赤肉種)
- 札幌市手稲区山口 - サッポロメロン(赤肉種)
- 訓子府町 - 訓子府メロン(赤肉・青肉種)
- 北見市 - 北見メロン(赤肉種)
- 青森県
- つがる市 - タカミメロン(青肉種)
- 七里長浜 - つがりあんメロン
- 秋田県
- 三種町 - サンキューメロン・カナリアンメロン
- 男鹿市 - わかみメロン・ 秋田美人メロン
- 山形県
- 茨城県 - アンデスメロン(青肉種)・オトメメロン(青肉種)・クインシーメロン(赤肉種)・プリンスメロン(青肉種)
- 千葉県 - 千葉アクアメロン
- 銚子市 - 銚子メロン(銚子アムスメロン(第16回日本農業賞受賞)・銚子クインシーメロン・銚子タカミメロン)
- 旭市飯岡 - 飯岡貴味メロン(青肉種)
- 静岡県 - 温室メロンの生産量が日本一。静岡クラウンメロン(青肉種)
- 愛知県
- 渥美半島 - 渥美メロン・イエローキングメロン(ノーネットメロン)
- カクメロ - 県内の高等学校が開発した角形メロン。一般販売もされる。
- 三重県
- 滋賀県
- 草津市下笠町 - 草津メロン
- 守山市吉身町 - 守山メロン
- 愛知郡愛東町 - 愛東メロン
- 鳥取県
- 島根県
- 福岡県
- 長崎県
- 南島原市 - パパイヤメロン(白肉種)
- 壱岐市 - アムスメロン・アールスメロン(青肉種)・キューピットメロン
- 熊本県
- 山鹿市 - アールスメロン
- 宇城市 - クインシーメロン、アンデスメロン
- 玉名市 - キンショーメロン
- 八代市 - 肥後グリーンメロン(青肉種)
- 球磨郡地域 - プリンスメロン・ホームランメロン(白)
収穫量上位10都道府県
農林水産省の統計による(2013年)[7]
収穫量順位 |
都道府県 |
収穫量(t) |
作付面積(ha) |
1 |
茨城県 |
38,900 |
1,390 |
2 |
北海道 |
28,100 |
1,240 |
3 |
熊本県 |
24,800 |
1,050 |
4 |
山形県 |
12,500 |
603 |
5 |
青森県 |
10,900 |
585 |
6 |
静岡県 |
9,260 |
325 |
7 |
愛知県 |
8,690 |
410 |
8 |
千葉県 |
8,060 |
358 |
9 |
高知県 |
3,240 |
130 |
10 |
秋田県 |
3,130 |
198 |
― |
全国計 |
168,700 |
7,560 |
日本以外
世界のメロンの収穫量と作付面積の推移(1961-2012年)
- ハミウリ・カンタロープメロン・ハネデューメロン・スペインメロン
- 中国(ウイグル自治区)・イギリス・スペイン・フランス
- イラン・アメリカ・メキシコ・ニュージーランド
など
世界のメロンの収穫量上位10か国(2012年)[8]
収穫量順位 |
国 |
収穫量(t) |
作付面積(ha) |
1 |
中華人民共和国 |
17,500,000 |
600,000 |
2 |
トルコ |
1,708,415 |
102,000 |
3 |
イラン |
1,450,000 |
82,000 |
4 |
エジプト |
1,007,845 |
40,218 |
5 |
インド |
1,000,000 |
44,500 |
6 |
アメリカ合衆国 |
925,060 |
31,730 |
7 |
スペイン |
870,900 |
27,500 |
8 |
モロッコ |
717,602 |
20,982 |
9 |
ブラジル |
575,386 |
22,789 |
10 |
メキシコ |
574,976 |
20,172 |
― |
世界計 |
31,925,787 |
1,339,006 |
日本の収穫量は21位で190,000t、作付面積は25位で8,550haである[8]。
輸入・輸出
- 日本向けメロンの主な輸出国
- 日本産メロンの主な輸入国
- オマーン・中国-香港- マスクメロン(アールスメロン)
利用
果物および野菜として生食されることが多いが、アカゲウリなどは煮物にすることもある。マスクメロンは日本では贈答品として用いられることも多いが、国によっては庶民的な果物である。加工品用・飼料用での利用もある。
加工品
食品
- メロン(シャーベット・アイスクリーム・ソフトクリーム)
- メロンゼリー
- 生ハムメロン - メロンとプロシュットを組み合わせた、イタリア料理の代表的な前菜の1つ。スペイン料理ではハモン・セラーノと合わせる。
- ドライメロン - メロンの菓子。砂糖で漬け、乾燥させたもの。
- メロン漬け - 漬物。未熟で甘みがない果実を皮ごと塩漬けしたもの。マクワウリやシロウリも漬物にされる。
- メロンパン - メロンのような形状の菓子パン。これもメロンが使用されていない場合が多いが、メロンクリームをくるんだ商品も存在する。
飲料
- メロン・リキュール - メロンを原材料としたリキュール。日本産で世界初のメロン・リキュールであるMidoriが有名。
- メロンシロップ - かき氷用の緑色に着色されたシュガーシロップ。メロンは使用されていない場合が多い。
- メロンソーダ - 緑色に着色された炭酸水。シロップ同様、メロンは使用されていない場合が多い。
- メロンミルク - メロンと牛乳を用いた乳飲料。苦味を抑えるためメロンは加熱したものを用いる。
成分・効能
メロン(実)の主成分はショ糖、ブドウ糖、果糖などの糖類とカリウム。 果肉には、食物繊維のペクチンが多い。赤肉メロンの場合カロテンが多い。 また、スイカと同様に水分が多いウリ科の植物であり、体内の塩分(ナトリウム)を排泄させるカリウムが多く含まれ、腎臓病や高血圧の予防・体内温度を下げる成分も含まれており、夏バテによる食欲不振の予防も、効果的である。また、解毒作用もあり、リューマチや神経痛の痛みやしびれの予防にも効果的である。
ククミシンというタンパク質分解酵素を多く含むため、多量に食べると口腔内がピリピリと痛みを生じ、まれに出血する場合もある。収穫後、熟成するにつれ、分解酵素が増加する。熟成期を極度に過ぎたものには、甘さよりも苦味が生じる。
脚注
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),Cucumis melo L.2015年7月6日閲覧。
- ^ Cucumis melo L.USDA Germplasm Resources Information Network、2015年7月6日閲覧。
- ^ キュウリやメロン、インドが原産地₋ニュース【ビジネスプレミアム】 2013年3月15日₋[1]
- ^ マグロンヌ・トゥーサン=サマ 『世界食物百科』玉村豊男 翻訳監修、原書房、1998年、ISBN 4087603172、pp.684-687
- ^ a b 農林水産省のQ&Aページ
- ^ 五訂増補日本食品標準成分表 果実類
- ^ “作物統計調査>作況調査(野菜) >確報>平成25年産野菜生産出荷統計”. e-Stat. 総務省統計局. 2015年9月5日閲覧。
- ^ a b “FAOSTAT>DOWNLOAD DATA” (英語). FAOSTAT. FAO. 2014年11月14日閲覧。
関連項目
- ウリ
- マスクメロン
- メロンの日 - トルクメニスタンの祝日。当地がメロン発祥の地とされている事に由来。
外部リンク
|
ウィキメディア・コモンズには、メロンに関連するメディアがあります。 |
- メロン ”アクアプリンセス”の種子(画像):フラボン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- Discover Melon! もう一度メロンの魅力を探しにいこう 第2回全国メロンサミットinほこた
- 今月の野菜 産地紹介:山形県 JA鶴岡 : 庄内砂丘に育つオリジナル品種のメロン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イオメロン300注20mL
組成
- 本剤は、1mL中にイオメプロール612.4mg(ヨード量として300mgに相当する)を含有する。
ヨード含有量(mg/mL)
内容量(mL)
有効成分:イオメプロール(g)(ヨード含有量(g))
添加物:トロメタモール量(mg)
添加物:塩酸
禁忌
- ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な甲状腺疾患のある患者
〔甲状腺内のヨード濃度が高くなり、甲状腺機能を変化させ症状を悪化させるおそれがある。〕
効能または効果
イオメロン300注
- 脳血管撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
イオメロン350注
- 心臓血管撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
イオメロン400注
- 心臓血管撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、静脈性尿路撮影
- 通常、成人1回下記量を使用する。なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。また、複数回投与する場合は、総使用量は250mLまでとする。
イオメロン300注
撮影の種類:脳血管撮影
撮影の種類:胸部血管撮影
撮影の種類:腹部血管撮影
撮影の種類:四肢血管撮影
撮影の種類:ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影
撮影の種類:ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影
撮影の種類:コンピューター断層撮影における造影
- 40〜100mL
投与するときは、適宜点滴静注等とする。
撮影の種類:静脈性尿路撮影
- 40〜100mL
投与するときは、適宜点滴静注等とする。
イオメロン350注
撮影の種類:心臓血管撮影:心腔内撮影
撮影の種類:心臓血管撮影:冠状動脈撮影
撮影の種類:胸部血管撮影
撮影の種類:腹部血管撮影
撮影の種類:四肢血管撮影
撮影の種類:ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影
撮影の種類:ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影
撮影の種類:コンピューター断層撮影における造影
- 40〜100mL
投与するときは、適宜点滴静注等とする。
肝臓領域のダイナミックコンピューター断層撮影における造影の場合には、体重に応じて1.8mL/kgを静脈内投与することができる(最大投与量は135mLとする)。※)
※)イオメロン350注の体重別の投与量は、「用法・用量に関連する使用上の注意」を参照すること。
撮影の種類:静脈性尿路撮影
- 30〜100mL
投与するときは、適宜点滴静注等とする。
イオメロン400注
撮影の種類:心臓血管撮影:心腔内撮影
撮影の種類:心臓血管撮影:冠状動脈撮影
撮影の種類:胸部血管撮影
撮影の種類:腹部血管撮影
撮影の種類:静脈性尿路撮影
- 肝臓領域のダイナミックコンピューター断層撮影における造影の場合の体重別の投与量(イオメロン350注)は下記を参照すること。
体重(kg):<56
体重56〜75kgにおいては1.8mL/kgを上限とする。
体重(kg):60
- 投与量(mL):108(体重比用量1.8mL/kg)
体重(kg):65
- 投与量(mL):117(体重比用量1.8mL/kg)
体重(kg):70
- 投与量(mL):126(体重比用量1.8mL/kg)
体重(kg):75
- 投与量(mL):135(体重比用量1.8mL/kg)
体重(kg):75<
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 脱水症状のある患者
〔脱水症状を悪化させるおそれがある。〕
- 高血圧症の患者
〔血行動態を悪化させることがある。〕
- 動脈硬化のある患者
〔血行動態を悪化させることがある。〕
- 糖尿病の患者
〔腎機能を悪化させることがある。〕
- 甲状腺疾患のある患者
〔甲状腺内のヨード濃度が高くなり、甲状腺機能を変化させ症状を悪化させるおそれがある。〕
- 肝機能が低下している患者
〔肝機能が悪化するおそれがある。(「原則禁忌」の項参照)〕
- 腎機能が低下している患者
〔腎機能が悪化するおそれがある。(「原則禁忌」の項参照)〕
- 急性膵炎の患者
〔症状が悪化するおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)〕
- 重症筋無力症の患者
〔心肺停止等の報告があり、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 中枢神経系障害のある患者
〔脳血管障害、痙攣等を起こすおそれがある。〕
- 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
- 幼・小児〔「小児等への投与」の項参照〕
重大な副作用
ショック
- ショック(遅発性を含む)(0.1%未満)により失神、意識消失、呼吸困難、呼吸停止、心停止等の症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。また、軽度の過敏症状も重篤な症状に進展することがあるので、観察を十分に行うこと。
アナフィラキシー様症状
- 呼吸困難、咽・喉頭浮腫等のアナフィラキシー様症状(遅発性を含む)(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
肺水腫
- 肺水腫(0.1%未満)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
急性呼吸窮迫症候群
- 急性呼吸窮迫症候群(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
心室細動、冠動脈攣縮
- 心室細動(頻度不明)、冠動脈攣縮(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ‐GTP上昇等の肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
脳血管障害
- 一過性あるいは永続性の脳循環不全(脳虚血)(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
痙攣発作
- 痙攣発作(0.1%未満)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
意識障害、失神
- ショックを伴わない意識障害(頻度不明)、失神(頻度不明)があらわれることがあるので、検査終了後も意識レベル等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
麻 痺
- 脳血管撮影において麻痺(頻度不明)が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
腎不全
- 急性腎不全(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
血小板減少
- 血小板減少(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
皮膚障害
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等の症状が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
化 学 名
- diastereomeric mixture of N, N'‐bis(2, 3‐dihydroxypropyl)‐5‐[(hydroxyacetyl)methylamino]‐2, 4, 6‐triiodo‐1, 3‐benzenedicarboxamide
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- 本品は白色の結晶性の粉末で、においはない。本品は水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→10)は旋光性を示さない。
分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 24歳の男性。皮疹と口腔内の違和感とを主訴に来院した。2か日前からバナナやメロンを摂取後10分位で口腔内に違和感が生じ、時々息苦しくなっていた。昨日、バナナを摂取後、同様の症状に加えて体幹と四肢とに多数の膨疹が生じた。検査手技と関連した写真(別冊No.16①-⑤)を別に示す。
- 診断に有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D044]←[国試_104]→[104D046]
[★]
メロン、マクワウリ
- 関
- cantaloupe、melon
[★]
メロン
- 関
- Cucumis melo、Cucurbitaceae
[★]
- ラ
- Cucurbitaceae
- 関
- メロン
[★]
- ラ
- Cucumis melo
- 関
- メロン
[★]
- 英
- cantaloupe
- 関
- メロン