- 英
- polycarbophil
- 化
- ポリカルボフィルカルシウム polycarbophil calcium
- 商
- コロネル、ポリカルボフィルCa、ポリフル
- 関
- その他の消化器官用薬
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 本邦における便失禁診療の実態調査報告?診断と治療の現状?
- 味村 俊樹,山名 哲郎,高尾 良彦,積 美保子,遠藤 智美,勝野 秀稔,松岡 弘芳,大毛 宏喜,角田 明良,吉岡 和彦,貞廣 荘太郎,前田 耕太郎
- 日本大腸肛門病学会雑誌 65(3), 101-108, 2012
- … 肛門括約筋損傷(8.5%)の順で多かった.治療は保存的療法が大半を占めたが,16例(5.5%)で外科的療法が行われていた.各治療法で症状が改善した症例の割合は,食事・生活・排便習慣指導44%,ポリカルボフィルカルシウム74%,塩酸ロペラミド88%,骨盤底筋体操65%,バイオフィードバック療法80%,肛門括約筋形成術93%であった.結語:多くの症例に検査や治療が行われ,完璧ではないが,ある程度良好な …
- NAID 130002123534
- 4.小児慢性便秘に対するポリカルボフィルカルシウム(PCC)投与の検討(一般演題,第40回日本小児消化管機能研究会)
- タナカ 早恵,土岐 彰,鈴木 淳一,菅沼 理江,内藤 美智子,堀田 紗代,田中 彩,小池 能宣,五味 明,真田 裕
- 日本小児外科学会雑誌 47(6), 969, 2011-10-20
- NAID 110008790684
- 消化管炎症マーカーと過敏性腸症候群(シンポジウム:脳腸相関と腸管炎症,2010年,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(仙台))
- 千葉 俊美,佐藤 邦彦,松田 望 [他],鳥谷 洋右,遠藤 啓,織笠 俊輔,小坂 崇,斎藤 慎二,安孫子 幸人,春日井 聡,小穴 修平,遠藤 昌樹,鈴木 一幸
- 心身医学 51(4), 312-316, 2011-04-01
- 目的:過敏性腸症候群(IBS)患者のサイトカインの動態をpolycarbophil calcium投与前後において比較検討した.対象:RomeIII基準を用いて診断したIBS患者24例を対象とした.その内訳は下痢型13例(男性7例,女性6例),便秘型11例(男性2例,女性9例),平均年齢55歳(25〜74歳)であった.方法:Polycarbophil calcium(1500〜3000mg/日)を …
- NAID 110008593579
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- コロネル,ポリフルとは?ポリカルボフィルの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 便の性状をよくし、便通を整えるお薬です。過敏性腸症候群の治療に用います。 作用 【働き】 腸内で水分を ...
- ポリカルボフィルCa(過敏性腸症候群治療薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 副作用 悪心、発疹、口の渇き、浮腫、かゆみなどです。妊娠中、授乳中の婦人、小児への投与の安全性は確認されていません。
- 2 な副作用は認められなかった。これらのことから、本剤は過敏性腸症候群の治療薬として 臨床上有用であることが認められ、2000 年 7月に承認された。 なお、本剤と様にポリカルボフィルカルシウムを主成分とする製剤は、米国では止痢
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コロネル錠500mg
組成
有効成分(1錠中)
- ポリカルボフィルカルシウム 乾燥物として 500mg
添加物
- 結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000 、酸化チタン、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、カルナウバロウ
禁忌
- 急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎等) の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 術後イレウス等の胃腸閉塞を引き起こすおそれのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある。]
- 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある。]
- 腎不全(軽度及び透析中を除く)のある患者[組織への石灰沈着を助長するおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)及び消化器症状
- 通常、成人にはポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5〜3.0g(錠:3〜6錠、細粒:1.8〜3.6g)を3回に分けて、食後に水とともに経口投与する。
- 下痢状態では1日1.5gでも効果が得られているので、下痢状態の場合には1日1.5gから投与を開始することが望ましい。
- 本剤は、服用後に途中でつかえた場合に、膨張して喉や食道を閉塞する可能性があるので、十分量(コップ1杯程度)の水とともに服用させること。
慎重投与
- 活性型ビタミンD製剤を服用中の患者[高カルシウム血症があらわれやすい。]
- 強心配糖体の投与を受けている患者[強心配糖体の作用を増強するおそれがある。]
- 高カルシウム血症があらわれやすい患者[高カルシウム血症を起こすおそれがある。]
- 無酸症・低酸症が推定される患者及び胃全切除術の既往のある患者[本剤の薬効が十分に発揮されない可能性がある。]
- 透析中の患者及び軽度の腎不全のある患者[組織への石灰沈着を助長するおそれがある。]
薬効薬理
作用機序
- 本剤は胃内の酸性条件下でカルシウムを脱離してポリカルボフィルとなり、小腸や大腸等の中性条件下で高い吸水性を示し、膨潤・ゲル化する。下痢及び便秘には消化管内水分保持作用及び消化管内容物輸送調節作用により効果を発現すると考えられる。
消化管内水分保持作用
- ラットにおいて、腸管の水分分泌に影響することなく腸管内で水分を保持した10)。
消化管内容物輸送調節作用
- マウス及びラットにおいて、亢進させた消化管内容物の輸送を抑制し、遅延させた消化管内容物の輸送を改善した11)。
下痢抑制効果
- マウス、ラット及びイヌの下痢モデルに対して抑制作用を示したが、便秘を誘発しなかった12)13)。
便秘改善効果
- ラット及びイヌの排便量を増加し、ラット便秘モデルに対して改善作用を示したが、下痢は誘発しなかった12)13)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
性状
- 白色〜微黄白色の粉末である。水又はエタノール(95)にほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
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ポリカルボフィル。ポリカルボフィルカルシウム