オキシブチニン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ポスチニン錠1mg
組成
1錠中の有効成分:
添加物:
- 乳糖水和物、セルロース、ヒプロメロース、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、マクロゴール、タルク、酸化チタン、カルナウバロウ
禁忌
明らかな下部尿路閉塞症状である排尿困難・尿閉等を有する患者
緑内障の患者
- [眼圧の上昇を招き、症状を悪化させるおそれがある。]
重篤な心疾患のある患者
- [抗コリン作用により頻脈、心悸亢進を起こし心臓の仕事量が増加するおそれがある。]
麻痺性イレウスのある患者
- [抗コリン作用により胃腸管の緊張、運動性は抑制され、胃腸管内容物の移動は遅延するため、麻痺性イレウスの患者では、胃腸管内容物の停滞により閉塞状態が強められるおそれがある。]
衰弱患者又は高齢者の腸アトニー、重症筋無力症の患者
- [抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
授乳婦
効能または効果
下記疾患又は状態における頻尿、尿意切迫感、尿失禁
- 神経因性膀胱、不安定膀胱(無抑制収縮を伴う過緊張性膀胱状態)
- ※※通常成人1回オキシブチニン塩酸塩として2〜3mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
排尿困難のおそれのある前立腺肥大患者
- [前立腺肥大患者では、排尿障害を来していない場合でも、抗コリン剤の投与により排尿障害を起こすおそれがある。]
甲状腺機能亢進症の患者
- [心拍数の増加等の症状の悪化を招くおそれがある。]
うっ血性心不全の患者
- [代償性交感神経系の亢進を更に亢進させるおそれがある。]
不整脈のある患者
- [頻脈性の不整脈を有している患者では、副交感神経遮断作用により交感神経が優位にたち、心拍数の増加等が起こるおそれがある。]
潰瘍性大腸炎の患者
高温環境にある患者
- [抗コリン作用により発汗抑制が起こり、外部の温度上昇に対する不耐性が生じて、急激に体温が上昇するおそれがある。]
重篤な肝又は腎疾患のある患者
パーキンソン症候群又は認知症・認知機能障害のある高齢者
- [抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
重大な副作用
血小板減少:
(頻度不明)
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
麻痺性イレウス:
(頻度不明)
- 麻痺性イレウスがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、著しい便秘、腹部膨満等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
尿閉:
(頻度不明)
- 尿閉があらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ※膀胱平滑筋におけるカルシウム拮抗作用及び抗ムスカリン作用により膀胱の収縮・過緊張を抑制する。神経因性膀胱、不安定膀胱等で、蓄尿容量が排尿刺激に達しないにもかかわらず排尿する無抑制膀胱収縮を抑えることにより、尿失禁、尿意切迫感、頻尿を改善する。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- oxybutynin
- 化
- 塩酸オキシブチニン oxybutynin hydrochloride
- 商
- ウルゲント、オリベート、デライブ、ファンデヒーデ、ポスチニン、ポラキス、ポラチール、Ditropan、ネオキシテープ