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- 1. 成人における肺高血圧症の治療treatment of pulmonary hypertension in adults [show details]
…combination of oral treprostinil with other agents is described below. Iloprost is a prostacyclin analog. Inhaled iloprost has theoretical advantages in targeting the lung vasculature and does not require …
- 2. レイノー現象の治療:難治性の虚血状態や虚血状態の進行treatment of raynaud phenomenon refractory or progressive ischemia [show details]
…compared IV iloprost with placebo, while the other two trials included oral iloprost and oral cisaprost. Dosing regimens, outcome measures, and follow-up periods in the trials varied. Only IV iloprost appeared …
- 3. Juvenile systemic sclerosis (scleroderma): Assessment and approaches to treatmentjuvenile systemic sclerosis scleroderma assessment and approaches to treatment [show details]
…prostanoids such as the prostaglandin, iloprost, are used if other therapy fails . Data from a study on a small group of pediatric patients treated with iloprost infusions for ischemic digits and digital…
- 4. 小児の肺高血圧症:マネージメントおよび予後pulmonary hypertension in children management and prognosis [show details]
…(ERAs; eg, bosentan, ambrisentan, macitentan) Prostacyclin analogues (eg, epoprostenol, treprostinil, iloprost) Targeted therapy in pediatric patients is informed by clinical trials in adult patients, observational …
- 5. 血栓性閉塞性血管炎(バージャー病)thromboangiitis obliterans buergers disease [show details]
…thromboangiitis obliterans. Iloprost, a prostacyclin analog, is the best studied vasodilator and is used frequently in European and Asian countries. Intravenous iloprost is used since oral prostaglandin …
Japanese Journal
- 石塚 和芳
- ファルマシア 52(5), 426-427, 2016
- 肺動脈性肺高血圧症(PAH)は肺動脈圧の上昇を認める生命予後不良な進行性の疾患であり,プロスタサイクリンとその誘導体,エンドセリン受容体拮抗薬(ERA),可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬およびホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬による治療が,症状および予後改善を目的として行われている.特にNYHA/WHO機能分類クラスⅢ/Ⅳの重症患者では,持続静脈内投与によるプロスタサイクリン製剤の適応が考慮 …
- NAID 130005149127
- 新薬紹介委員会
- ファルマシア 52(2), 156-160, 2016
- このコラムでは既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,51巻12号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています.<br>なお,「新薬のプロフィル」欄においても …
- NAID 130005127745
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- ベンテイビス ® について. Ventavis (ベンテイビス)について. ベンテイビス ® は肺血管拡張剤の中で唯一の吸入プロスタサイクリン誘導体で、携帯型ネブライザを用いて患者自身が吸入する製剤です。. プロスタサイクリン受容体に結合して血管拡張作用及び血小板凝集抑制作用を示し、肺動脈性肺高血圧の病態を改善することが期待されます。.
- ベンテイビス ® 吸入液10μg. このサイトは、弊社の医療用医薬品である吸入肺動脈性肺高血圧症治療薬を正しく理解・使用していただくための情報提供サイトです。. 医療関係者の皆様には、適正使用の推進ならびに安全性に関する情報を、また、患者さんとそのご家族の方には、吸入肺動脈性肺高血圧症治療薬を理解し、安全に製剤を使用していただくための ...
- ベンテイビス ® について ベンテイビス ® は、吸入という新しい使い方で肺動脈性肺高血圧症(PAH)を治療するお薬です。 患者さん自身が携帯型ネブライザを用いて吸入することにより、肺から直接、肺動脈へ薬の有効成分を到達させて肺動脈を広げることで肺の血流を増やし、呼吸を楽にします。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ベンテイビス吸入液10μg
組成
成分・含量
- 1アンプル(1mL)中,イロプロスト0.010mg含有
添加物
- トロメタモール,エタノール,塩化ナトリウム,pH調整剤
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 出血している又は出血リスクが高い患者(活動性消化管潰瘍,外傷,頭蓋内出血等)[本剤の血小板凝集抑制作用により,出血を助長するおそれがある.]
- 肺静脈閉塞性疾患を有する肺高血圧症の患者[本剤の血管拡張作用により,肺水腫を誘発するおそれがある.]
- 重度の冠動脈疾患又は不安定狭心症の患者,6ヵ月以内に心筋梗塞を発症した患者,医師の管理下にない非代償性心不全のある患者,重度の不整脈のある患者,3ヵ月以内に脳血管障害(一過性脳虚血発作,脳卒中等)を発症した患者,肺高血圧症に関連しない心機能障害を伴う先天性又は後天性心臓弁疾患のある患者[これらの患者における安全性は確立していない.]
効能または効果
- WHO機能分類クラスIにおける有効性及び安全性は確立していない.
- 本剤の使用にあたっては,最新の肺動脈性肺高血圧症に対する治療ガイドラインを参考に投与の要否を検討すること.
- 通常,成人にはイロプロストとして初回は1回2.5μgをネブライザを用いて吸入し,忍容性を確認した上で2回目以降は1回5.0μgに増量して1日6〜9回吸入する.1回5.0μgに忍容性がない場合には,1回2.5μgに減量する.
- 本剤を吸入以外の経路で投与しないこと.
- 吸入間隔は少なくとも2時間以上あけること.
- 本剤の吸入にはI-neb AADネブライザを使用すること.[「適用上の注意」の項参照]
- 肝障害のある患者では,血中濃度が上昇するおそれがあるので,1回2.5μgを通常よりも長い吸入間隔(最大1日6回)で投与し始め,患者の状態を観察しながら吸入間隔を調節すること.1回5.0μgに増量する際にも通常よりも長い吸入間隔(最大1日6回)で投与し,患者の状態を観察しながら吸入間隔を調節すること.[「慎重投与」及び「薬物動態」の項参照]
- 透析を受けている腎不全患者又は腎障害のある患者(クレアチニン・クリアランス30mL/min以下)では,排泄が遅延するおそれがあるので,1回2.5μgを通常よりも長い吸入間隔(最大1日6回)で投与し始め,患者の状態を観察しながら吸入間隔を調節すること.1回5.0μgに増量する際にも通常よりも長い吸入間隔(最大1日6回)で投与し,患者の状態を観察しながら吸入間隔を調節すること.[「慎重投与」及び「薬物動態」の項参照]
慎重投与
- 気道疾患(急性気管支炎,急性肺感染症,慢性閉塞性肺疾患又は重度の気管支喘息等)を合併している患者[気管支痙攣が誘発されるおそれがある.]
- 低血圧の患者[本剤の血管拡張作用により,低血圧をさらに悪化させるおそれがある.]
- 肝障害のある患者[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照]
- 透析を受けている腎不全患者又は腎障害のある患者(クレアチニン・クリアランス30mL/min以下)[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照]
重大な副作用
出血(頻度不明)
- 脳出血(頻度不明),頭蓋内出血(頻度不明)等の出血があらわれ,致死的な場合もあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.また,抗凝固剤を併用している患者では,鼻出血(1.9%)及び喀血(1.3%)等があらわれやすいので,注意すること.
気管支痙攣(頻度不明)
- 気管支痙攣があらわれ,致死的な場合もあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
過度の血圧低下(頻度不明)
- 過度の血圧低下があらわれ,致死的な場合もあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
失神(3.1%)
- 失神があらわれることがあるので,観察を十分に行い,低血圧等が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
血小板減少症(頻度不明)
- 血小板減少症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
頻脈(1.3%)
- 頻脈があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- プロスタグランジンI2と同様に,イロプロストは血管平滑筋及び血小板のプロスタグランジンI2受容体を介して,アデニレートシクラーゼを活性化し,細胞内cAMP産生を促進させることにより,血管拡張作用及び血小板凝集抑制作用を示す.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (5E)-5-{(3aS,4R,5R,6aS)-5-Hydroxy-4-[(1E,3S,4RS)-3-hydroxy-4-methyloct-1-en-6-yn-1-yl]hexahydropentalen-2(1H)-ylidene}pentanoic acid
分子式
分子量
性状
- 本品は油状の物質である.
本品はアセトニトリル,N,N-ジメチルホルムアミド,エタノール(99.5)及びジクロロメタンに溶けやすく,水に極めて溶けにくい.