- 英
- biuret
- 同
- アロファンアミド allophanamide、カルボミルウレア carbomylurea、ジカルボミルアミン dicarbomylamine
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/23 12:15:32」(JST)
[Wiki ja表示]
ビウレット |
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
108-19-0 |
KEGG |
C06555 |
|
特性 |
化学式 |
C2H5N3O2 |
外観 |
無色固体 |
融点 |
186–189 (分解)
|
出典 |
Oxford University |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ビウレットは銅(II)イオンに配位し、六員環のキレートを作る。このとき鮮やかな赤紫色を呈する。
[1]
ビウレット (biuret) は、化学式 C2H5N3O2 であらわされる有機化合物。尿素が2量化した構造をもつ。
常温常圧では白色の固体で、熱水に溶ける。186-189℃で分解。尿素を融点以上で加熱すると、アンモニアが分子間脱離してビウレットが生じる。
- 2 (NH2)2CO → H2N-CO-NH-CO-NH2 + NH3 ↑
特性基[編集]
「ビウレット」は特性基として R-NH-CO-NR'-CO-NH-R'' という構造をもつ化合物の一般名としても使われる。ビウレット化合物はイソシアネートの3量化によっても生成する。例としてはウレタン樹脂などで用いられる1,6-ヘキサメチレンジイソシアネートの3量体であるHDIビウレットがある[2]。
タンパク質の検出に用いられるビウレット反応は、タンパク質とビウレット化合物が銅に対して同じ呈色をすることから命名されたものであり、試薬としてビウレット化合物を使用するわけではない。
参考文献[編集]
- ^ Pragmatic Chemistry 有機化学編 アミノ酸
- ^ http://www.osha.gov/dts/sltc/methods/partial/pv2030/2030.html
Japanese Journal
- 症例 リポ蛋白-Xを認めた胆道閉鎖症乳児における血清総蛋白測定の異常反応
- 臨床病理 = The official journal of Japanese Society of Laboratory Medicine : 日本臨床検査医学会誌 63(11), 1271-1276, 2015-11
- NAID 40020674711
- 7-1-7 イネ細胞に対するビウレット障害メカニズムの検討(7-1 肥料および施肥法,2015年度京都大会)
- アミノ酸・タンパク質の検出反応 : 高等学校化学における定性反応(分離・分析の化学)
Related Links
- ビウレット | 詳細 | ニュース 検索 フレッシュアイペディアは、ウィキペディア財団が運営するウィキペディア日本語版に含まれるフリー百科事典の情報及びその関連情報を引用し、提供しております。
- ビウレットはんのう【ビウレット反応 biuret reaction】 タンパク質,ペプチドの呈色反応の一つ。試料を1~2規定の苛性アルカリ 水溶液に溶かし,1%程度のうすい硫酸銅水溶液を数滴加えると青紫~赤紫色を呈する。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- allophanamide
- 関
- ビウレット