- 英
- clotrimazole
- 関
- エルシド、エンペシド、クロストリン、コトゾール、タオン
- 関
- 抗真菌薬
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/29 21:11:28」(JST)
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クロトリマゾール
|
|
IUPAC命名法による物質名 |
1-[(2-chlorophenyl)(diphenyl)methyl]-1H-imidazole
|
臨床データ |
投与方法 |
クリーム:患部に塗布
腟錠:腟深部に挿入 |
薬物動態データ |
生物学的利用能 |
Poorly and erratically absorbed orally |
血漿タンパク結合 |
90% |
代謝 |
肝臓 |
半減期 |
2時間 |
識別 |
CAS番号 |
23593-75-1 |
ATCコード |
A01AB18 QJ02AB90 |
PubChem |
CID: 2812 |
DrugBank |
APRD00244 |
ChemSpider |
2710 |
UNII |
G07GZ97H65 |
KEGG |
D00282 |
ChEMBL |
CHEMBL104 |
化学的データ |
化学式 |
C22H17ClN2 |
分子量 |
344.837 g/mol |
SMILES
-
Clc1ccccc1C(c2ccccc2)(c3ccccc3)n4ccnc4
|
InChI
-
InChI=1S/C22H17ClN2/c23-21-14-8-7-13-20(21)22(25-16-15-24-17-25,18-9-3-1-4-10-18)19-11-5-2-6-12-19/h1-17H
-
Key:VNFPBHJOKIVQEB-UHFFFAOYSA-N
|
クロトリマゾール(英: Clotrimazole)とは、アゾール系(イミダゾール系)抗真菌薬[1]。クロトリマゾールは膣や足の感染症の治療薬[1]として適用される。
日本では「エンペシド」[1](バイエル薬品)が使用されている。
効能又は効果
クリーム
- 口角炎[2]
- カンジダ症:指間びらん症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、爪囲炎[3]
- 白癬:体部白癬(斑状小水疱性白癬、頑癬)、股部白癬(頑癬)、足部白癬(汗疱状白癬、趾間白癬)[3]
- 癜風[3]
腟錠
トローチ
- HIV感染症患者における口腔カンジダ症(軽症、中等症)[5]
脚注
- ^ a b c “エンペシド外用液”. 2015年9月12日閲覧。
- ^ http://health.top54u.com/post/Angular-Cheilitis-Clotrimazole.aspx
- ^ a b c バイエル薬品 (2009年9月). “エンペシドクリーム1%”. 医療用医薬品の添付文書情報. 医薬品医療機器総合機構. 2011年1月25日閲覧。
- ^ バイエル薬品 (2010年7月). “エンペシド腟錠100mg”. 医療用医薬品の添付文書情報. 医薬品医療機器総合機構. 2011年1月25日閲覧。
- ^ バイエル薬品 (2009年9月). “エンペシドトローチ10mg”. 医療用医薬品の添付文書情報. 医薬品医療機器総合機構. 2011年1月25日閲覧。
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Japanese Journal
- ヒト白血病K562細胞でクロトリマゾールにより誘発される細胞死に対するマイクロモル濃度の亜鉛の影響
- 小林 真子,坂梨 容子,松井 寛子,西村 優美子,金丸 芳,岡野 善郎,小山 保夫
- 徳島大学総合科学部自然科学研究 21, 1-8, 2007-12
- NAID 110006839852
- 30-P3-69 抗真菌薬クロトリマゾールと亜鉛併用による毒性発現 : 細胞レベルでの相互作用(相互作用,社会の期待に応える医療薬学を)
- 本佐 京子,上地 正実,筏井 宏実,堀 泰智
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 58(5), 334-336, 2005-05-20
- 症例は屋外飼育のゴールデン・レトリバーで、くしゃみ、鼻出血を主要症状とし、鼻腔内バイオプシーの病理組織から、アスペルギルスの感染が強く疑われた。採取した組織から真菌は培養されず、PCRによっても検出されなかった。クロトリマゾールの局所注入にて、膿性鼻汁が著明に改善した。このことから、アスペルギルス症と診断されたが、鼻腔内のアスペルギルス症は数箇所のバイオプシーによる培養ならびにPCRによっても検出 …
- NAID 10015712755
Related Links
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- 大洋薬品工業株式会社のクロトリマゾールクリーム1%「タイヨー」(外皮用薬)、一般名クロトリマゾール(Clotrimazole) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
*エンペシドトローチ10mg
組成
成分・含量
添加物
- ブドウ糖,結晶セルロース,ポビドン,ステアリン酸マグネシウム
禁忌
効能または効果
- HIV感染症患者における口腔カンジダ症(軽症,中等症)
- 食道カンジダ症に対する本剤の有効性は認められていない.
- 通常,成人には1回1錠(クロトリマゾールとして10mg)を1日5回口腔内投与する(起床から就寝までの間に,3〜4時間毎に使用する).
本剤は口腔内で唾液により徐々に溶解しながら用いるもので,噛み砕いたり,呑み込んだり,強くしゃぶったりせずに,完全に溶解するまで口腔内に留めて使用すること.
- 本剤の使用に際しては,投与開始後7日を目安としてさらに継続投与が必要か判定し,投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと.さらに,本剤の投与期間は原則として14日間とすること.
慎重投与
- 他のイミダゾール系抗真菌剤に対して薬物過敏症の既往歴のある患者
薬効薬理
- クロトリマゾールはCandida属の病原真菌に対して強い抗真菌作用を有する2).各種Candida属の臨床分離株に対する最小発育阻止濃度(MIC)は下表のとおりである3).
- クロトリマゾールは真菌細胞の細胞膜,核膜等の膜系構造のリン脂質分子に特異的親和性を持って結合し,その透過性を変化させ,抗真菌作用を示す4,5).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロトリマゾール(Clotrimazole)JAN
(Clotrimazole INN)
化学名
- 1-[(2-Chlorophenyl)(diphenyl)methyl]-1H-imidazole
分子式
分子量
融点
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末で,におい及び味はない.
本品はジクロロメタン又は酢酸(100)に溶けやすく,N,N-ジメチルホルムアミド,メタノール又はエタノール(95)にやや溶けやすく,ジエチルエーテルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.
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