- 英
- ambenonium
- 商
- マイテラーゼ Mytelase
- 化
- 塩化アンベノニウム ambenonium chloride
Japanese Journal
- 櫻木 志津,三谷 紀之,田中 芳紀,松井 久末子,松田 万幸,篠原 健次,平田 郁雄
- 山口医学 54(2・3), 57-61, 2005-06-30
- … た.一方CKは上昇し大腿筋生検では筋線維の不揃いの変性, 著明なリンパ球や好中球などの炎症細胞浸潤が認められ, 筋電図は低電位であり反復刺激ではwaningがみられた.これらの所見から重症筋無力症と, 多発筋炎の同時期の合併と考えられた.プレドニゾロンの投与により徐々に大腿の筋力は回復し歩行可能になったが四肢の易疲労性, 眼瞼下垂は残り, 後に塩化アンベノニウムを併用することで, これらの症状は改善した. …
- NAID 110002774399
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マイテラーゼ錠10mg
組成
成分・含量
添加物
- リン酸水素カルシウム水和物、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、精製白糖、ゼラチン、アラビアゴム末、ステアリン酸マグネシウム、エチルセルロース
禁忌
本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
消化管又は尿路の器質的閉塞のある患者
- [消化管機能を亢進させ、症状を悪化させるおそれがある。
また、尿の逆流を引き起こすおそれがある。]
迷走神経緊張症の患者
脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム塩化物水和物)を投与中の患者
- [全身麻酔時に持続性呼吸麻痺を起こすことがある(「併用禁忌」の項参照)。]
効能または効果
重症筋無力症
- アンベノニウム塩化物として、通常成人1日15mgを3回に分割経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
気管支喘息の患者
甲状腺機能亢進症の患者
徐脈・心臓障害のある患者
- [心拍数低下、心拍出量低下を起こすおそれがある。]
消化性潰瘍のある患者
- [消化管機能を亢進させ潰瘍を悪化させるおそれがある。]
てんかんの患者
パーキンソン症候群の患者
- [パーキンソン症候群の症状を悪化させるおそれがある。]
糖尿病の患者
- [インスリン分泌促進作用によると考えられる血糖降下の報告がある。]
重大な副作用
コリン作動性クリーゼ
- 本剤による急性中毒があらわれることがあるので、悪心・嘔吐、腹痛、下痢、発汗、唾液分泌過多、気道分泌過多、徐脈、縮瞳、呼吸困難等の症状が認められた場合は、直ちに本剤の投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5〜1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を静脈内投与する。
また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮すること。
薬効薬理
- 選択的に真性ChEに対して抑制作用を示し、in vitroにおける抗ChE活性はネオスチグミンの約6倍強力である1)。
- 著明な運動神経−骨格筋伝達促進作用を有しており、アセチルコリンによる骨格筋収縮(イヌ2)、ネコ3))、間接電気刺激による骨格筋れん縮を増強する3)。
また、抗クラーレ作用を有している(ネコ4)、ウサギ5)、ヒト6))。
- 作用持続時間は比較的長く、ほぼ8時間持続する(ヒト)7〜9)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
性 状
- 白色の粉末である。
水、メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、無水酢酸に溶けにくい。
吸湿性である。
融 点