緊張型頭痛
- 英
- tension-type headache, tension headache
- 同
- 筋収縮性頭痛、筋緊張性頭痛、緊張性頭痛、筋緊張型頭痛、muscle contraction headache MCH
- 関
- 頭痛
頻度
- 慢性頭痛の中で最も多い
- 夕方に認められる頭痛に多い。
家族歴
- ほとんどない(少ない)
男女比
- なし(やや女性が多いか)
持続時間
- 長期間にわたることがある。
性状
- 鈍痛、軽度から中等度
- 頭を締めつけられる、または押さえつけられる感じ
- 1. 深部の絞めつけられるような感じ(絞扼感)
- 2. 帽子をかぶったような感じ(被帽感)
- 3. あるいは頭頂部の圧迫感
部位
- 頭部全般(後頭部に強い)
- 両側性が多いが、片側性もありうる(1/3を占める)
日常動作の影響
- 臥床することはない
随伴症状
- 後頭部~項部の筋肉に凝り、持続的な収縮を伴う(ことがある)。後頭筋・側頭筋・項筋群に限局性の硬結や圧痛 ← いわゆる肩が凝る
- 悪心・嘔吐はなし
- 光過敏・音過敏はあってもいずれか1つ
増悪因子
- (日常生活動作で増悪しない)
誘因
- 運動不足、一定姿勢の保持(筋性ストレス、うつむき姿勢)、精神的ストレス・心理社会的ストレス・心的緊張、抑うつ、眼精疲労、頚椎異常、咬合不全、頭痛薬の過剰摂取
診断基準
- 国際頭痛分類第2版における緊張型頭痛の診断基準
- A 〈2.1 稀発反復性緊張型頭痛は、1ヵ月に1日未満の頻度で生じる頭痛〉
- 〈2.2 頻発反復性緊張型頭痛は、1ヵ月に1日以上、15日未満の頻度生じる頭痛〉
- 〈2.3 慢性緊張型頭痛は、1ヵ月に15日以上の頻度生じる頭痛〉
- B 頭痛は30分~7日間持続する
- C 頭痛は以下の特徴の少なくとも2項目を満たす
- 1 両側性
- 2 性状は圧迫感または締め付け感(非拍動性)
- 3 強さは軽度~中等度
- 4 歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しない
- D 以下の両方を満たす
- 1 悪心や嘔吐はない(食欲不振を伴うことはある)
- 2 光過敏や音過敏はあってもどちらか一方のみ
- E その他の疾患によらない
- 緊張型頭痛の診断基準をひとつだけ満たさず、かつ片頭痛でないものは、〈2.4 緊張型頭痛の疑い〉に分類されます。
治療
- 方針:原因となるストレスの除去、対症療法。
方法
- 生活習慣の改善
- 運動療法 運動のほか休養やマッサージもありうる
- 心理療法 ストレスや不安の除去を促す
- 薬物療法
- NSAID
- NSAID+カフェイン
- 抗うつ薬
- 筋弛緩薬 筋のストレスを除去
- 抗不安薬
参考
- 慢性頭痛 日本頭痛学会編/一般・GL(06年)/ガイドライン 緊張型頭痛はどのように分類し、診断されるのですか
- <click2in>http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0025/3/0025_G0000155_0037.html</click2in>