- 11歳の男児。学校で運動中、左側腹部を強く打撲し救急車で搬入された。意識は清明。体温35.7℃。脈拍100/分、整。血圧80/58mmHg。心雑音はない。呼吸音に異常を認めない。皮下気腫はない。腹部は平坦。腸雑音は弱い。左側腹部に圧痛を伴う野を触知する。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)、沈渣に赤血球無数/1視野、白血球2~3/1視野。血液所見:赤血球210万、Hb 6.5g/dl、Ht21%、白血球9,500、血小板18万。腹部造影CTを以下に示す。直ちに乳酸加リンゲル液を輸液し、赤血球濃厚液1,000mlの輸血を行ったが、血圧は安定しなかった。
- a. 止血薬投与
- b. 左腎動脈塞栓術
- c. 左尿管ステント留置
- d. 左腎瘻カテーテル挿入
- e. 左腎摘除
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 分娩直後の新生児。在胎39週、経膣分娩で出生した。出生直後に啼泣はなく自発呼吸も認めない。妊娠経過に異常を認めなかった。分娩時間12時間。胎児心拍数陣痛図には、分娩30分前から変動一過性徐脈が出現していた。心拍数120/分。四肢にチアノーゼを認め、筋緊張は弱い。
- 直ちに行う必要がないのはどれか。
- a. 酸素投与
- b. 足底刺激
- c. 静脈路確保
- d. 気道分泌物吸引
- e. 乾布での全身刺激
[正答]
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[★]
- 4か月の乳児。鼠径ヘルニアの手術のため入院した。気管挿管による全身麻酔を開始したが、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)が徐々に低下してきた。
[正答]
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