出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/09/06 23:12:57」(JST)
骨: 指骨 趾骨 |
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ヒトの手の骨。赤・青・緑で着色された部分が指骨にあたる。
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名称 | |
日本語 | 指骨 趾骨 |
英語 | phalanx bones |
ラテン語 | ossa digitorum manus ossa digitorum pedis |
関連情報 | |
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指骨(しこつ、phalanx bonesまたはphalanges)は、四肢動物の前肢・後肢の先端部にある、手および足の指を構成する骨の集合。
手(前肢)の指骨と足(後肢)の指骨を区別して呼ぶ場合は、足のものを趾骨(しこつ)と呼ぶ。欧米圏では指骨・趾骨ともに、古代ヨーロッパの密集陣形になぞらえてファランクス(ファランジ)、またはそれに近い名称で呼ばれる[1]。
基節骨・中節骨・末節骨で構成される骨の集合で、動物の手足において、指に相当する部分を構成している。手足の中心部分を構成する中手骨・中足骨とは基節骨が接し、中節骨、末節骨の順に繋がっている。それぞれの骨や関節に種子骨が付くものもある。
固有の名称を持っていない骨で、中手骨などと同様に指の番号を付けて呼ばれる。例えばヒトの中指(第3指)の指骨であれば、根元から順に第3指基節骨・第3指中節骨・第3指末節骨となる。
ヒトやチンパンジーなどの霊長類の場合、5本ある指のうち手足ともに親指のみ中節骨が無く、基節骨と末節骨の2本で構成されている。残りの4指はすべて3本で構成される。
ウマの指は第3指のみで、指骨は第3指の基節骨・中節骨・末節骨および近位種子骨・遠位種子骨の種子骨2つによって構成されている。ウマの場合、基節骨・中節骨・末節骨それぞれの骨に繋骨・冠骨・蹄骨の名称が使われ、また遠位種子骨は舠骨とも呼ばれる[2]。
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