- 英
- lipid mediator
- 関
- 脂質メディエータ、脂質性メディエーター
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/29 09:47:27」(JST)
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脂質メディエーター(ししつ—)は生物活性(生理作用)を持つ脂質である。特に細胞外に放出され、他の細胞の細胞膜受容体に結合することによって作用する分子を指すことが多い。プロスタグランジン、ロイコトリエン、血小板活性化因子 (PAF)、内因性カンナビノイド、リゾホスファチジン酸、スフィンゴシン-1-リン酸などがその例である。
ステロイドホルモンや脂溶性ビタミンも広義には脂質メディエーターの一種と考えられる。
種類
構造的に分類される。
- 脂肪酸由来のもの — プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエン、リポキシンなど。脂肪酸そのものも受容体に結合し、インスリン分泌を促す例もある。
- リン脂質構造をもつもの — 血小板活性化因子、内因性カンナビノイド(アナンダマイド、2-アシルグリセロール)、リゾホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルセリン、スフィンゴシン-1-リン酸など。
- ステロール構造を持つもの — グルココルチコイド(糖質コルチコイド)、アルドステロン(鉱質コルチコイド)、性ステロイド(エストロゲン、アンドロゲンなど)、胆汁酸、ビタミンDなど
作用
免疫、生体防御、血圧調節、痛みや発熱、消化管活動、細胞増殖、分裂と分化制御など幅広い生理機能を持っており、このバランスの破綻が多くの疾患と関連している。多くの脂質メディエーターは細胞膜にあるGタンパク質共役受容体に結合し作用する。他方、ステロイドホルモン、ビタミンA、ビタミンDなどは核内受容体に結合し、遺伝子発現を起こす。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 脂質メディエーターの臨床検査 (第10回特別例会) -- (シンポジウム 未来的臨床検査のパースペクティブ)
- 臨床病理 = The official journal of Japanese Society of Laboratory Medicine : 日本臨床検査医学会誌 63(10), 1183-1186, 2015-10
- NAID 40020649555
- 臨床免疫・アレルギー科 = Clinical immunology & allergology 64(4), 386-390, 2015-10
- NAID 40020622928
- 多価不飽和脂肪酸の代謝と炎症の制御 (AYUMI プロスタグランジンと炎症)
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★リンクテーブル★
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- 英
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- 関
- 脂質性メディエーター、脂質メディエーター
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- 脂質メディエータ、脂質メディエーター
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- mediator
- 関
- 媒介物、メディエータ、介在物質。転写仲介
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