- 日
- がんほう
- 英
- optic vesicle
- ラ
- vesicula optica, vesica oculi
- 前脳(間脳)由来。神経管由来。神経外胚葉由来。
- 発生第22日の胚子で、前脳の両側に浅い溝が浅い溝としてみられ、これが将来の眼胞となる。
- 神経管が閉鎖すると、これらの溝が前脳の側方へ突出して、眼胞を形成する。
- 眼胞は表層外胚葉の下層に達し、表層外胚葉を誘導して、水晶体板に分化させる。
- 眼胞は陥入し、眼杯を形成する。
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/06/07 17:04:56」(JST)
[Wiki ja表示]
眼胞(かんほう、Optic vesicles)は、脊椎動物において、眼の発生の最初に形成される部分の名である。
眼は形態形成の初期において、前脳の側面から一対の空洞として発達し始める。この空洞は神経管の前方端が閉じる前に眼胞を形成し始め、神経管の閉鎖の終了の後には眼胞ができあがる。
眼胞は頭の側面へ突出し、そして眼柄を構成すると同時に、先端部は眼杯を作るために拡大する。このとき表皮からは水晶体が形成されるが、これは眼杯の誘導があることが知られている。 眼胞自体からは網膜や色素上皮、虹彩が形成される。
外部リンク
- Overview at vision.ca
- Overview at temple.edu
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 牧野 直,松丸 豊,田中 克
- 水産増殖 51(1), 55-64, 2003-03-20
- … 水温と塩分に感受性の高い時期は嚢胚期から眼胞形成期までの間であった。 …
- NAID 80015884019
- 北西太平洋で採集されたスジイカおよびヤセトビイカ稚仔の形態について
- 若林 敏江,齋藤 和範,土屋 光太郎 [他],瀬川 進
- Venus : journal of the Malacological Society of Japan 60(4), 237-260, 2002-01-31
- … スジイカ稚仔は眼胞上に1個, 直腸上中央に1個の発光器をもち, それらの出現時期は外套長4.0 mmであった。 … ヤセトビイカ稚仔は眼胞上に1個, 内臓上に2個の不等大の発光器をもち, それらの出現時期は外套長3.0∿4.0 mmであった。 …
- NAID 110004773606
- 牧野 直,内山 雅史,岩波 重之 [他],遠山 忠次,田中 克
- 日本水産学会誌 65(2), 268-277, 1999-03-15
- … 複数油球の大半は, 眼胞形成期から始まる油球の融合により, ふ化直前には単一油球卵になった。 …
- NAID 110003144784
Related Links
- 眼胞(かんほう、Optic vesicles)は、脊椎動物において、眼の発生の最初に形成される 部分の名である。 眼は形態形成の初期において、前脳の側面から一対の空洞として 発達し始める。この空洞は神経管の前方端が閉じる前に眼胞を形成し始め、神経管の 閉鎖 ...
- 顕微鏡下で観察しながら、特別な手術道具を用いて、眼胞にさまざまな操作を加えます 。 ... まず、眼がきちんと発生するためには、発生の初期過程で、眼胞と呼ばれる構造に 背と腹の方向性(どちらが前か、どちらが背か)が正しく決まることが重要である。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- optic cup
- ラ
- pocillumoculi
- 同
- 二次眼胞 secondary optic vesicle
[★]
- 英
- anophthalmia, anophthalmos, anophthalmus
- 同
- 先天性無眼球
- 関
- 眼胞、一次眼胞
[★]
眼胞
- 関
- optic vesicle
[★]
- 英
- primary optic vesicle
- 関
- 眼胞
[show details]
第1次眼胞 : 1 件
第一次眼胞 : 3 件
1次眼胞 : 10 件
一次眼胞 : 約 36 件
臨床関連
[★]
- 英
- secondary optic vesicle
- 同
- 眼杯
- 関
- 眼胞