出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/03 15:38:56」(JST)
脳: 月状溝 | |
---|---|
右端で「月状沟」と書かれているのが月状溝
|
|
名称 | |
日本語 | 月状溝 |
英語 | Lunate sulcus |
ラテン語 | sulcus lunatus |
略号 | lus |
関連構造 | |
上位構造 | 後頭葉 |
関連情報 | |
NeuroNames | 関連情報一覧 |
NIF | 総合検索 |
テンプレートを表示 |
月状溝(げつじょうこう、Lunate sulcus)は大脳の後頭葉にある脳溝のひとつ[1]。一次視覚野(有線皮質)の外側前方の境界を形成している[2]。
目次
|
月状溝についての研究上の記述は、20世紀初頭から見られる[2]。Lunate sulcus という名称はオーストラリア出身の解剖学者グラフトン・エリオット・スミス(英語版)(1871年 – 1937年)によって与えられた[1]。
サル、ヒトなど類人猿の脳に見られる[2]。後頭葉の外側面、後頭極の前方の位置を、後頭極を取り囲むようにして半月状に走るのが基本である。しかしその形態には個人差が大きい[3]。
解剖学の標準的なテキストでは、多くの場合 分離した一つの脳溝として描かれているが、時に鳥距溝と接続しているものとして記述されていることもある[2]。大型類人猿では一つながりの一本の脳溝だが、ヒトの場合、多くの場合、複数に分離している[1]。ヒトにおいて、月状溝はすべての個体で見られるわけではなく、月状溝が見られない個体や、片方の大脳半球だけでしか月状溝が見られない個体がある[2]。
ウィキメディア・コモンズには、月状溝に関連するカテゴリがあります。 |
|
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
リンク元 | 「猿溝」 |
関連記事 | 「溝」 |
.