- 英
- steady、stationary
- 関
- 定常性、着実、定常的
WordNet
- securely in position; not shaky; "held the ladder steady"
- make steady; "steady yourself" (同)calm, becalm
- not easily excited or upset; "steady nerves"
- not subject to change or variation especially in behavior; "a steady beat"; "a steady job"; "a steady breeze"; "a steady increase"; "a good steady ballplayer"
- standing still; "the car remained stationary with the engine running"
- not capable of being moved; "stationary machinery"
PrepTutorEJDIC
- (速度・動作などが)『むらのない』,規則的な / 『ぐらつかない』,しっかりした,安定した / 『変わらない』,定まった / まじめな,着実な / 動揺しない,落ち着いた / …‘を'安定させる,落ち着かせる / 安定する,落ち着く / (婚約までは進んでいないが)決まった異性の交際相手(恋人)
- 動かない,静止した / すえつけの(fixed) / 駐留の,常備の / 一定不変の,増減しない
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/19 13:09:25」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年7月) |
定常状態(ていじょうじょうたい、英語: steady state)とは、時間的に一定して変わらない状態を意味し、自然科学の各分野で用いられる概念である。
自然界において、たとえば小川は、上流などで雨が降らない限り、時間とともに川の流れの速度や流量が変わることはなく一定であり、この意味で定常状態にあると言える。
目次
- 1 流体力学、気象学
- 2 熱力学、統計力学
- 3 化学
- 4 参考文献
- 5 関連項目
流体力学、気象学
流体力学及び気象学では、着目している流れが時間とともに変化しない状態を定常状態という。
乱流
厳密に言えば、冒頭の小川の例は定常状態ではない。なぜなら、小川の表面に波が立つのを見れば分かるように、小川の流れは周囲の影響を受け時間とともに変化しているからである。実際の自然界において厳密な定常状態の存在を確認することは難しいだろう。たとえば大気にしても、低気圧や高気圧などのように定常状態からの乱れが常に存在する。このような定常状態からの乱れを擾乱といい、擾乱のある流れを乱流という。
ただし乱流の理論解析では、このような擾乱を確率過程としてとらえることがあり、このとき、擾乱の統計量が時間変化しないことを定常な乱流という[1]。
熱力学、統計力学
熱力学や統計力学では特に、巨視的な量に時間変化が全くない熱力学的平衡状態と区別して、時間変化(流れ)はあるがその速度が変化しないような状態を非平衡定常状態あるいは単に定常状態という。これは、各点へのインプットとアウトプットとが等しくつりあっていることを意味する。古典的な熱力学・統計力学は平衡状態とそれに近い状態を扱っており、非平衡熱力学・統計力学は最も単純な状態として定常状態近似を用いている。
化学
化学(反応速度論)でも、各物質の濃度に変化がない化学平衡状態と区別して、化学反応において反応中間体の生成速度と分解速度が等しい状態を定常状態という(反応速度論も参照)。ここでもし反応と逆反応が全く同じ速度で起こっていれば巨視的な変化は観測されないから、平衡状態(動的平衡)ということになる。定常状態近似は酵素反応速度論の基本となるミカエリス・メンテン式を導くのに用いられている。
参考文献
- ^ H. Tennekes、J. L. Lumley、藤原仁志・荒川忠一訳 『乱流入門』 東海大学出版会、1998年。ISBN 978-4-486-01440-9。
関連項目
- 非定常状態
- 定常過程
- 定常波
- 定常宇宙論
- 定常集合
- 定常すべり
- 動的定常(散逸構造)
- 一様 - 空間的に変化しないことをいう。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 再生可能エネルギー社会への転換の意義と地域自給に関する一考察 ─J.S. Mill と H.E. Daly の所論を手がかりにして─
- 原田 雄太郎,田中 俊次
- 東京農業大学農学集報 58(3), 149-158, 2013-12-16
- … H.E.デイリーは,ミル「停止状態」論を念頭に置きつつ,現代の環境危機的視点から独自の「定常状態」論を展開した。 … 「定常状態」において,経済は地球のサブシステムとして位置づけられると同時に,環境容量を超えない最適規模を実現していくことが求められる。 …
- NAID 110009658763
- 非定常熱解析による高断熱建物を対象とした最大熱負荷設計法の提案と検証
- 特集 先進的空力技術 第2部 : 流れの制御と実験・計測(第23回)非定常空気力学の実験技術
- 川添 博光
- 日本航空宇宙学会誌 = Aeronautical and space sciences Japan 61(12), 397-403, 2013-12
- NAID 40019898698
Related Links
- 一般に「定常(ていじょう)」とは、「一定して変わらない」ということを意味する。 この意味 から言えば、自然界にも定常と言えるものがある。例えば小川を考えよう。小川は、上流 などで雨が降らない限り、時間とともに川の流れの速度や流量が変わることはない一定 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- constancy、constant、stationary
- 関
- 定常、定数、一定、普遍、定常的
[★]
- 英
- stationary
- 関
- 定常、定常性
[★]
- 英
- steady、steadily
- 関
- 定常
[★]
- 英
- immunoglobulin constant region
- 関
- 免疫グロブリンC領域
[★]
- 英
- unsteady、nonstationary、nonsteady
- 関
- 非定常性
[★]
- 英
- steady flow、stationary flow
- 関
- 連続流
[★]
- 英
- stationary phase
- 関
- 固定相、静止期