- 英
- Archean、((英))Archaean
- 関
- 太古代
WordNet
- the time from 3,800 million years to 2,500 million years ago; earths crust formed; unicellular organisms are earliest forms of life (同)Archean eon, Archean aeon, Archeozoic, Archaeozoic, Archeozoic eon, Archaeozoic aeon
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/19 10:58:09」(JST)
[Wiki ja表示]
顕
生
代 |
新生代
中生代
古生代 |
|
原
生
代 |
新原生代 |
エディアカラン
クライオジェニアン
トニアン |
中原生代 |
ステニアン
エクタシアン
カリミアン |
古原生代 |
スタテリアン
オロシリアン
リィアキアン
シデリアン |
始生代 |
新始生代
中始生代
古始生代
原始生代
|
冥王代 |
始生代(しせいだい、Archean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。40億年前(または38億年前)から25億年前までの間を指す。最初の生命が誕生したと考えられる冥王代の次の時代であり、原核生物から真核単細胞生物が現れるまで[1]で原生代の前の時代である。太古代とも呼ばれる。
目次
- 1 概要
- 2 分類
- 2.1 原始生代 (Eoarchean)
- 2.2 古始生代 (Paleoarchean)
- 2.3 中始生代 (Mesoarchean)
- 2.4 新始生代 (Neoarchean)
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要[編集]
地層が現存する最初の地質時代で、最古の地層はグリーンランド西部、イスア地域のイスア緑色岩帯(英語版)で、約38億年前のものである[2]。
系統樹による推計では、この時代の初期に全生物最後の共通祖先が現れ、細菌の祖先と古細菌類の祖先が誕生したと推定されている。これら生物のものとみられる微化石も発見されている。この時代のストロマトライトが最も古く、これを形成した藍藻類は地球上に酸素を供給し始めたと考えられる。グリーンランド、カナダ楯状地、バルト楯状地、スコットランド、インド、ブラジル、オーストラリア、南部アフリカなどに残っている岩石のほとんどは変成作用を受けている。
分類[編集]
始生代はさらに4つに分類される[3]。
冥王代との境界の年代値は公式には決まっておらず、暫定的な値として40億年前が使われている。この時代は放射年代測定による年代値ではなく、国際標準層序年代(Global Standard Stratigraphic Age)による数値年代で定義されているため、年代数値に誤差は生じない[4]。
原始生代 (Eoarchean)[編集]
始生代初期。
- 40億年前(または38億年前)から36億年前
古始生代 (Paleoarchean)[編集]
始生代前期。
- 36億年前から32億年前
中始生代 (Mesoarchean)[編集]
始生代中期。
- 32億年前から28億年前
新始生代 (Neoarchean)[編集]
始生代後期。
- 28億年前から25億年前
脚注[編集]
- ^ 池谷仙之・北里洋著『地球生物学 ー地球と生命の進化ー』)東京大学出版会 2004年 82ページ
- ^ 川上紳一・東條文治 『最新地球史がよくわかる本 第2版』 2009年 秀和システム ISBN :4-7980-2435-X
- ^ International Stratigraphic Chart (ICS)
- ^ 地質年代表における年代数値―その意味すること (日本地質学会ホームページ)
参考文献[編集]
- 国土交通省地質・土質調査成果電子納品要領(案)付属資料
関連項目[編集]
|
ウィキメディア・コモンズには、始生代に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク[編集]
- 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。
- “地質系統・年代の日本語記述ガイドライン 2013年1月改訂版”. 日本地質学会. 2013年5月4日閲覧。
地質時代 |
|
冥王代 |
-
|
|
始生代 |
原始生代 - 古始生代 - 中始生代 - 新始生代
|
|
原生代 |
シデリアン - リィアキアン - オロシリアン - スタテリアン - カリミアン - エクタシアン - ステニアン - トニアン - クライオジェニアン - エディアカラン
|
|
古生代 |
カンブリア紀 - オルドビス紀 - シルル紀 - デボン紀 - 石炭紀 - ペルム紀
|
|
中生代 |
三畳紀 - ジュラ紀(ヘッタンジアン - シネムーリアン - プリンスバッキアン - トアルシアン - アーレニアン - バジョシアン - バトニアン - カロビアン - オクスフォーディアン - キンメリッジアン - チトニアン)白亜紀(ベリアシアン - バランギニアン - オーテリビアン - バレミアン - アプチアン - アルビアン - セノマニアン - チューロニアン - コニアシアン - サントニアン - カンパニアン - マーストリヒチアン)
|
|
新生代 |
古第三紀(暁新世{ダニアン - セランディアン - サネティアン} - 始新世{ヤプレシアン - ルテシアン - バートニアン - プリアボニアン} - 漸新世{ルペリアン - チャッティアン}) - 新第三紀(中新世{アキタニアン - バーディガニアン - ランギアン - サーラバリアン - トートニアン - メッシニアン} - 鮮新世{ザンクリアン - ピアセンジアン}) - 第四紀(更新世{ジェラシアン - 中期 - 後期} - 完新世)
|
|
地球史年表 |
|
Japanese Journal
- 後期始生代の黒色頁岩におけるイオウの化学種とMIFの分布
- 奈良岡 浩,森脇 絵美,サイモン ポールソン
- 日本地球化学会年会要旨集 60(0), 152, 2013
- … 本発表ではオーストラリア後期始生代の黒色頁岩中のイオウに見られる質量非依存同位体分別(MIF)の特徴とイオウ化学種の関係について報告し議論する。 …
- NAID 130004593905
- 深海熱水系における電流発生: チムニーが生命誕生の場になり得る新仮説
- 山本 正浩,中村 龍平,高嶋 敏宏,加藤 創一郎,橋本 和仁,高井 研
- 日本地球化学会年会要旨集 58(0), 57-57, 2011
- … さて、熱水環境は始生代と現代で大きく異なると考えられている。 … すなわち、始生代では海水のpHが中性~酸性、熱水のpHがアルカリ性で、現代と比較してチムニー内外でpH勾配が逆転していたと提唱されている。 … このことはチムニー内外の酸化還元電位差が始生代の方が大きかったことを表す。 …
- NAID 130005054445
- 西南グリーンランドItsaq片麻岩複合岩体における始生代の火成作用に関する地球化学的研究
- 神市 智之,日高 洋,ナットマン アラン
- 日本地球化学会年会要旨集 58(0), 51-51, 2011
- 西南グリーンランドNuuk地域Itsaq片麻岩複合岩体(IGC)には,局所的に≧ 3840 Maの年代を示す岩石が発見されており,初期地球の情報が残されている数少ない場所として知られている。 IGCは岩石形成時の情報を必ずしも保持しているとは言えないが,岩石中に普遍的に含まれるジルコンは高温高圧変成に耐えうるため,変成以前の情報を引き出す有力な手掛かりとされる。本研究では,年代研究が未着手であるN …
- NAID 130005054439
Related Links
- 始生代(しせいだい、Archean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。40億年前(または38億年前)から25億年前までの間を指す。最初の生命が誕生したと考えられる冥王代の次の時代であり、原核生物から真核単細胞生物が現れる ...
- 世界大百科事典 第2版 始生代の用語解説 - 地質時代の年代区分の一つで,先カンブリア時代を二つに分けたときの前期をいう。1872年,J.D.デーナがカンブリア紀より前の片麻岩や花コウ岩からなる地質系統の形成年代を太古代と ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Archean、((英))Archaean
- 関
- 始生代