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- the time from 3,800 million years to 2,500 million years ago; earths crust formed; unicellular organisms are earliest forms of life (同)Archean eon, Archean aeon, Archeozoic, Archaeozoic, Archeozoic eon, Archaeozoic aeon
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/10 01:02:23」(JST)
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始生代(しせいだい、Archean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。40億年前(または38億年前)から25億年前までの間を指す。最初の生命が誕生したと考えられる冥王代の次の時代であり、原核生物から真核単細胞生物が現れるまで[1]で原生代の前の時代である。太古代とも呼ばれる。
目次
- 1 概要
- 2 生物
- 3 分類
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
概要
地層が現存する最初の地質時代で、最古の地層はグリーンランド西部、イスア地域のイスア緑色岩帯(英語版)で、約38億年前のものである[2]。グリーンランド、カナダ楯状地、バルト楯状地(フェノスカンジア)、スコットランド、インド、ブラジル、オーストラリア、南部アフリカなどに残っている岩石のほとんどは変成作用を受けている。
生物
系統樹による推計では、冥王代またはこの時代の初期に全生物の共通祖先が現れ、始生代には多様化が進んで古細菌と真正細菌の門の多くが出そろったと考えられている[3]。35億年前の地層からは古細菌と真正細菌の活動の痕跡が発見されている[4]。後期には真核生物の祖先も現れたとされている。
27億年前の地層からはストロマトライトが発見されており、これを形成した藍藻類は地球上に酸素を供給し始めたと考えられる。
分類
始生代はさらに4つに分類される[5]。
冥王代との境界の年代値は公式には決まっておらず、暫定的な値として40億年前が使われている。この時代は放射年代測定による年代値ではなく、国際標準層序年代(Global Standard Stratigraphic Age)による数値年代で定義されているため、年代数値に誤差は生じない[6]。
- 原始生代 (Eoarchean)
- 始生代初期。40億年前(または38億年前)から36億年前。
- 古始生代 (Paleoarchean)
- 始生代前期。36億年前から32億年前。
- 中始生代 (Mesoarchean)
- 始生代中期。32億年前から28億年前。
- 新始生代 (Neoarchean)
- 始生代後期。28億年前から25億年前。
脚注
- ^ 池谷・北里 (2004), p. 82.
- ^ 川上・東條 (2009) [要ページ番号]
- ^ Battistuzzi FU, Hedges SB (February 2009). "A major clade of prokaryotes with ancient adaptations to life on land". Mol. Biol. Evol. 26 (2): 335–43.
- ^ Ueno Y, Yamada K, Yoshida N, Maruyama S & Isozaki Y (2006). “Evidence from fluid inclusions for microbial methanogenesis in the early Archaean era”. Nature 440 (7083): 516–519.
- ^ “International Stratigraphic Chart (ICS)”. 2011年11月20日閲覧。
- ^ “地質年代表における年代数値 - その意味すること”. 日本地質学会. 2011年11月20日閲覧。
参考文献
- 川上紳一、東條文治 『最新地球史がよくわかる本』 秀和システム〈図解入門 -How-nual- Visual Guide Book〉、2009年11月、第2版。ISBN 978-4-7980-2435-6。
- 池谷仙之、北里洋 『地球生物学 - 地球と生命の進化 -』 東京大学出版会、2004年2月。ISBN 978-4-13-062711-5。
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明示してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2015年8月) |
- 国土交通省地質・土質調査成果電子納品要領(案)付属資料
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、始生代に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。
- “地質系統・年代の日本語記述ガイドライン 2014年1月改訂版”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- “INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART (国際年代層序表) (PDF)”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
地質時代 |
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始生代 |
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シデリアン - リィアキアン - オロシリアン - スタテリアン - カリミアン - エクタシアン - ステニアン - トニアン - クライオジェニアン - エディアカラン
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古生代 |
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中生代 |
三畳紀 - ジュラ紀(ヘッタンジアン - シネムーリアン - プリンスバッキアン - トアルシアン - アーレニアン - バッジョシアン - バトニアン - カロビアン - オクスフォーディアン - キンメリッジアン - チトニアン) - 白亜紀(ベリアシアン - バランギニアン - オーテリビアン - バレミアン - アプチアン - アルビアン - セノマニアン - チューロニアン - コニアシアン - サントニアン - カンパニアン - マーストリヒチアン)
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新生代 |
古第三紀(暁新世{ダニアン - セランディアン - サネティアン} - 始新世{ヤプレシアン - ルテシアン - バートニアン - プリアボニアン} - 漸新世{ルペリアン - チャッティアン}) - 新第三紀(中新世{アキタニアン - バーディガリアン - ランギアン - サーラバリアン - トートニアン - メッシニアン} - 鮮新世{ザンクリアン - ピアセンジアン}) - 第四紀(更新世{ジェラシアン - カラブリアン - 中期 - 後期} - 完新世)
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地球史年表 |
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- 硫黄同位体を用いた太古代と古原生代の環境復元について(<特集>地球史統合科学)
- インド南西部太古代ダルワール超層群中に保存された浅海環境を示す堆積構造
- アメリカ,ワイオミング州のリューサイトヒルズ・ランプロアイト:―深部マントルに由来する異常マグマ―
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- 始生代(しせいだい、Archean eon)とは、地質時代の分類のひとつ。40億年前(または 38億年前)から25億年前までの間を指す。最初の生命が誕生したと考えられる冥王代 の次の時代であり、原生代の前の時代である。太古代とも呼ばれる。
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