出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/13 11:42:45」(JST)
医療従事者(いりょうじゅうじしゃ)とは、医療業務に従事する者を指す。医療職とも、医療者とも呼ぶ。また、各医療従事者らを包含した言葉にコ・メディカルがある。
医療者という職種は、病気や障害を持った人に、専門的知識と技術を行使し、その人がその人として生活できるよう手助けする職種だと考えられる。某医科大学の「病気を診ずして、病人を診よ」という理念になぞらえて、病をもった人の生活を支援することが医療者の仕事、と定義することもできるであろう[1]。
病院、医院、診療所、薬局、助産所、施術所、歯科技工所、介護老人保健施設などの医療機関・医療関連機関に勤務、または開業している者が多い。
医療従事者の業務は、対象者の生命・身体・精神の根幹に関わるものであるため、他職種に比しても特に高い専門性が要求される。従って、多くの場合、採用に当たっては免許や資格を所有し、高度な専門性を担保していることが求められる。
ただし医療者というのは、専門的知識を持っていることも大事ではあるが、それに加えて、患者の生活を支援するために患者の個性を知り患者の生活を知ることも重要で、①人が嫌いでないこと ②人間としての経験を積むこと ③知識を使うことの責任を知っていること ④変化に対応し自分自身を変えてゆく能力(Capability) などが求められている、ともされる[1]。
医療者には国家資格である資格だけでも医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師、管理栄養士、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、歯科技工士、救急救命士、言語聴覚士、視能訓練士等がある[1]。多くの種類の医療職が存在している。
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