- 英
- totipotency、totipotent
- 関
- 分化全能性
WordNet
- having the ability to give rise to unlike cells; "embryonic stem cells are totipotent"
- the ability of a cell to give rise to unlike cells and so to develop a new organism or part; "animal cells lose their totipotency at an early stage in embryonic development" (同)totipotence
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/02/03 18:25:43」(JST)
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全能性(ぜんのうせい、Totipotency)は、細胞があらゆる細胞に分化することができる、つまり完全な一個体を形成できる能力をいう。
植物細胞の全能性
植物細胞(部位は問わない)を栄養成分と特定の植物ホルモンを付加して培養することによって脱分化させると、カルスという未分化の細胞群が得られる。このカルスは不定芽や不定根といった器官を経由することによって完全な一個体を形成することができる。このため植物細胞は全能性を容易に発揮する。
動物細胞の全能性
皮膚の細胞のような通常の動物細胞は培養しても個体を形成せず、植物細胞と異なり全能性は発揮されない。ただし、アフリカツメガエルの小腸上皮細胞の核を、核を除去した未受精卵に移植すると完全な一個体が形成されたことから、動物細胞の核には全能性があることが確認されている。また、胚盤胞の内部細胞塊は全能性を持つことが分かり、胚性幹細胞(ES細胞)に利用されている。
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 「アウシュヴィッツ以後の神概念」に応答するキリスト者の声 : ハンス・ヨナスとエバハルト・ユンゲルにおける「神の全能性」の問題
- 序にかえて(<特集>新しいモデル植物:ポストゲノム時代の研究材料)
- ヒト胚の道徳的地位を定める規範的規準としての発生学上の全能性(国際大会シンポジウムの概要)
Related Links
- 分化全能性(全分化能,英語ではtotipotency)は,個体を構成するさまざまな種類の細胞のどれにも分化することができる潜在能力である。動物でも植物でも,すべての細胞の起源となる受精卵は,明らかに分化全能性をもっている。
- デジタル大辞泉 - 全能性の用語解説 - ⇒分化全能性 ... 出典|小学館 この辞書の凡例を見る 監修:松村明 編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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- 関
- totipotent
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- 英
- totipotent stem cell
- 関
- 骨髄系幹細胞
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- 英
- totipotency、totipotent
- 関
- 全能性