Ruffini ending SP.225 真皮下層や皮下組織にある小胞に囲まれた神経終末 メルケル盤床となり、真皮層に存在するので、やや遠い部位に加わった変位でも興奮する
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/10 01:50:59」(JST)
ルフィニ小体 | |
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ルフィニ神経終末
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ラテン語 | corpusculum sensorium fusiforme |
英語 | Ruffini corpuscleあるいはRuffini endingあるいはBulbous corpuscle |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
コード | TH H3.11.06.0.00017 TE E05.17.1.0.2.0.15 |
ルフィニ小体(英: Ruffini corpuscle)あるいはルフィニ終末(Ruffini ending)とは遅順応性機械受容器の一種で、ヒトの皮膚のうち体毛の生えていない部分や皮下組織のみに存在するとされる。名称はアンジェロ・ルッフィーニ(イタリア語版)に因む。
ルフィニ小体は細長い小体を樹上に枝分かれさせている[1]。
この紡錘形の受容器は皮膚にかかる圧を感知し、指の定位・運動の制御や運動感覚に資している[2]。物体が皮膚と擦れるのを感知する役目を果たし、物を握る際の調整ができるようにするとされる。
ルフィニ小体はある程度の時間持続する圧力を受けて[1]非常に短時間の応答を示す[3]。
ルフィニ終末は皮下深くに位置し、2度の特異度で、持続的な圧力だけでなく、物体と接した部分の機械的変化を、特に角度の変化を示す。ルフィニ終末は遅順応性の温度受容器としても働き、高深度の火傷の場合にルフィニ終末の燃焼が止まると痛みも止まる[4]。
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リンク元 | 「機械受容器」 |
関連記事 | 「終末」 |
SP.225
順応の速さ | 遅 | 速 | 非常に早い |
無毛部 | メルケル盤 | マイスネル小体 | パチニ小体 |
ルフィニ終末 | |||
有毛部 | ピンカス小体 | マイスネル小体 | パチニ小体 |
ルフィニ終末 | 毛包受容体 | ||
機能 | 皮膚変位の大きさ | 皮膚変位の速さ | 皮膚変位の加速度 |
PT.129
神経線維 | 感覚の種類 | 局在 | |||
触圧覚 | 振動 | ||||
メルケル盤 | Aβ | ○ | 無毛部 | 表皮胚芽層 | |
マイスネル小体 | ○ | ○ | 無毛部 | 真皮乳頭 | |
ピンカス小体 | ○ | 有毛部 | 真皮乳頭 | ||
毛包受容体 | ○ | 有毛部 | 毛根 | ||
ルフィニ終末 | ○ | 真皮・皮下組織 | |||
パチニ小体 | ○ | ○ | 皮下組織 | ||
自由神経終末 | Aδ | ○ | 真皮 |
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