- 英
- razoxane
- 関
- デクスラゾキサン
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- この抗がん剤はかつてイギリスで使用されていた抗がん剤ラゾキサンに類似しています。 現在,ラゾキサンは使用されていませんが,ソブゾキサンは日本のみで使用されるローカルドラッグです。 酵素トポイソメラーゼⅡと複合体を ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出治療剤
販売名
サビーン点滴静注用500mg
組成
販売名
成分・含量(1バイアル中)
添加物(1バイアル中)
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 通常,成人には,デクスラゾキサンとして,1日1回,投与1日目及び2日目は1000mg/m2(体表面積),3日目は500mg/m2を1〜2時間かけて3日間連続で静脈内投与する。なお,血管外漏出後6時間以内に可能な限り速やかに投与を開始し,投与2日目及び3日目は投与1日目と同時刻に投与を開始する。また,用量は,投与1日目及び2日目は各2000mg,3日目は1000mgを上限とする。
中等度及び高度の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランス:40mL/min未満)では投与量を通常の半量とする。
- 本剤1バイアルあたり注射用水25mLを加え,20mg/mL溶液とし,身長,体重より求めた体表面積より投与量を算出すること。本剤の投与時には,必要量を注射筒で抜き取り,500mLの日局生理食塩液,乳酸リンゲル液又は5%ブドウ糖注射液で希釈すること。
慎重投与
- 腎機能障害のある患者[デクスラゾキサンは大部分が腎排泄されることが知られており,腎機能障害を有する患者では,副作用が強くあらわれるおそれがある。]
- 肝機能障害のある患者[肝機能障害の副作用がおこることがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
骨髄抑制(白血球減少,好中球減少,血小板減少,ヘモグロビン減少)
- 白血球減少,好中球減少,血小板減少,ヘモグロビン減少があらわれることがある。また,重篤な血球減少があらわれることがあり,投与後10日以上経過して発現する例が報告されているので,本剤の投与中及び投与終了後は定期的に血液検査を行うなど,患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合は適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ダウノルビシン誘発皮膚潰瘍モデルにおいて,デクスラゾキサンは単回腹腔内投与により潰瘍発現を用量依存的に抑制し,1日1回3日間の反復腹腔内投与では潰瘍面積を著しく減少させた。また,ダウノルビシン及びドキソルビシン誘発皮膚潰瘍モデルにおいて,デクスラゾキサンは静脈内投与においても潰瘍抑制作用を示し,静脈内と腹腔内の投与経路の違いによる効果の差異は認められなかった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- デクスラゾキサン(Dexrazoxane) (JAN)
化学名
- (2S)-4,4'-(Propane-1,2-diyl)bis(piperazine-2,6-dione)
分子式
分子量
性状
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