- 日
- ラゼーグ徴候(BET)、ラセーグ徴候(IMD, SOR)
- 英
- Lasegue sign, Lasegue sign
- 同
- ラザレヴィック-ラゼーグ徴候 Lazarevic-Lasegue sign
- 関
- ラゼーグ試験 Lasegue test=膝伸展下肢挙上試験 straight-leg-raising test SLR test SLRT
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/07 18:19:48」(JST)
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ラセーグ徴候とは神経診断学における根症状をみるための検査であり、髄膜刺激症状の一つでもある。SLR(Straight Leg Raising Test、下肢伸展拳上検査)、ラセーグテストとも言う。坐骨神経麻痺の鑑別に使われる。フランスの整形外科医Charles Ernest Lasègueの名前に由来する。彼の著書にはラセーグ徴候自体のことは書いてあるが、名前自体は書いてなかった。彼の弟子であるJ.J.Forstにより1881年に坐骨神経痛の仮病を装う兵士を鑑別するため紹介した。
ラセーグ検査は、主に、椎間板ヘルニアを診断するために行われる
方法
仰臥位で患者の片側の下肢を挙上し、痛みが大腿後面と膝下まで発現(すなわち坐骨神経領域)しそれ以上股関節の屈曲が出来ない場合に陽性とする。
ラセーグ徴候は馬尾、神経根、坐骨神経の障害を示唆する所見である。頚部でのスパーリング徴候と同様根症状を示唆する。陽性であった場合は腹臥位で殿部から大腿後面にかけて圧痛があるか確認する。これをValleix圧痛点という。
ラセーグ徴候徴候を調べるときに挙上していない側の坐骨神経領域に疼痛が誘発される場合がある。これを逆ラセーグ徴候といい、これは坐骨神経領域の痛みが誘発された下枝側の腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経への圧迫を示唆する。
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Japanese Journal
- 三浦 雄一郎,福島 秀晃,森原 徹,鈴木 俊明
- 日本腰痛学会雑誌 14(1), 122-128, 2008
- 腰椎椎間板ヘルニアと診断された慢性腰痛症患者2名に対し,歩行時における体幹筋の筋活動について表面筋電図を測定し,健常群と比較,検討した.症例Aでは内腹斜筋の筋活動は歩行周期を通して平坦化していた.また,腰背筋筋活動パターンは立脚期中期,遊脚期にも筋活動が増加し,多相性を呈した.常時腰背筋の筋緊張を高めることが脊柱可動性低下の一要因であると考えられた.症例Bにおける歩行時の腰背筋筋活動パターンは左側 …
- NAID 130000137355
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