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Japanese Journal
- 腫瘍崩壊症候群の治療 (造血器腫瘍学 : 基礎と臨床の最新研究動向) -- (造血器腫瘍の診断と治療)
- 腫瘍崩壊症候群の新しい治療薬ラスブリカーゼ(尿酸酸化酵素)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラスリテック点滴静注用1.5mg
組成
有効成分:ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)
添加剤:D‐マンニトール
添加剤:L‐アラニン
添加剤:リン酸水素ナトリウム水和物
添付溶解液
添加剤:ポリオキシエチレン(160) ポリオキシプロピレン(30)グリコール
- アンプル(2mL容器):1アンプル1.0mL中に1.0mg含有
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- グルコース‐6‐リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損の患者又はその他の溶血性貧血を引き起こすことが知られている赤血球酵素異常を有する患者[溶血性貧血を引き起こすおそれがある。【警告】及び「3.副作用(1)重大な副作用」の項参照]
効能または効果
- 本剤の投与にあたっては、腫瘍崩壊症候群の発症リスクを考慮して適応患者を選択し、既存の支持療法では血中尿酸値の管理が不十分と考えられる場合にのみ投与すること。
- がん化学療法後に発症した高尿酸血症の治療における本剤の有効性及び安全性は確立していない。[使用経験がない。]
- 通常、ラスブリカーゼとして0.2mg/kgを1日1回30分以上かけて点滴静注する。なお、投与期間は最大7日間とする。
- 本剤は、がん化学療法開始4〜24時間前に投与を開始すること。
- 投与期間が7日間を超えた場合の有効性及び安全性は確立していない。[使用経験がない。]
- 臨床症状及び血中尿酸濃度をモニタリングし、本剤の投与を血中尿酸濃度の管理上必要最小限の期間にとどめること。
- 本剤の初回使用(最大7日間の投与)後に、本剤を再度使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。[使用経験が少ない。「2.重要な基本的注意」の項参照]
注射液の調製法
- 本剤1バイアルを添付溶解液1アンプルで溶解し、必要量を50mLの生理食塩液で希釈する。月齢が24ヵ月以下の患者の場合、本剤の希釈に用いる生理食塩液を10mLまで減らすことができる。本剤を溶解する際、泡立てないよう穏やかに溶解すること。溶解後は速やかに生理食塩液に混和すること。[「9.適用上の注意」の項参照]
慎重投与
- アレルギーを起こしやすい体質を有する患者[重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明※)
- アナフィラキシーショックを含む重篤な過敏症があらわれることがあるので、このような症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。
溶血性貧血(頻度不明※)
- 溶血性貧血があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、貧血症状が認められた場合は本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。
メトヘモグロビン血症(頻度不明※)
- メトヘモグロビン血症があらわれることがあるので、チアノーゼ等の症状が認められた場合は本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤は、尿酸を酸化し、アラントインと過酸化水素に分解することで、血中尿酸値を低下させる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)
Rasburicase(Genetical Recombination)
本 質
- Aspergillus flavus由来の尿酸オキシダーゼcDNAの発現により組換え体で産生される、アミノ末端がアセチル化された301個のアミノ酸残基(C1523H2383N417O462S7;分子量:34, 151.19)からなる同一のサブユニットの4量体タンパク質