出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/04/14 00:36:44」(JST)
この項目では、薬草について説明しています。その他の用法については「セイジ」をご覧ください。 |
セージ | |||||||||||||||||||||
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セージ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Salvia officinalis | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ヤクヨウサルビア(薬用サルビア) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
common sage |
100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 1,317 kJ (315 kcal) |
炭水化物
|
60.73 g
|
糖分 | 1.71 g |
食物繊維 | 40.3 g |
脂肪
|
12.75 g
|
飽和脂肪酸 | 7.03 g |
一価不飽和脂肪酸 | 1.87 g |
多価不飽和脂肪酸 | 1.76 g |
タンパク質
|
10.63 g
|
ビタミン | |
ビタミンA相当量
β-カロテン
ルテインと
ゼアキサンチン |
(37%)
295 μg (32%)
3485 μg1895 μg
|
チアミン (B1) |
(66%)
0.754 mg |
リボフラビン (B2) |
(28%)
0.336 mg |
ナイアシン (B3) |
(38%)
5.72 mg |
ビタミンB6 |
(207%)
2.69 mg |
葉酸 (B9) |
(69%)
274 μg |
ビタミンB12 |
(0%)
0 μg |
コリン |
(9%)
43.6 mg |
ビタミンC |
(39%)
32.4 mg |
ビタミンD |
(0%)
0 IU |
ビタミンE |
(50%)
7.48 mg |
ビタミンK |
(1633%)
1714.5 μg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(1%)
11 mg |
カリウム |
(23%)
1070 mg |
カルシウム |
(165%)
1652 mg |
マグネシウム |
(121%)
428 mg |
リン |
(13%)
91 mg |
鉄分 |
(216%)
28.12 mg |
亜鉛 |
(49%)
4.7 mg |
マンガン |
(149%)
3.133 mg |
セレン |
(5%)
3.7 μg |
他の成分 | |
水分 | 7.96 g |
|
|
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)はシソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。和名はヤクヨウサルビア。地中海原産。属名でも分かるとおりサルビア(Salvia splendens)に近縁であり、sage の一般名自体、ラテン語の salvia が(フランス語 sauge を経て)転訛したものである。
広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。
単にセージという場合は、こちらのセージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)のことをさすが、本来、英名のセージ(Sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ、あるいは別名ガーデン・セージとも呼ぶ。
高さ50 - 70cmほど。5 - 7月ごろに紫または白色の唇状花を咲かせる。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴。茎は成長するに従って根本から木質化する。株全体に独特の香りがある。
葉の色が異なったり斑が入ったりする園芸品種も存在する。
1551年に、ドイツの薬草家が、「セージは医者、料理人にも、台所、地下室の場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」という言葉を残している。また、古いアラビアのことわざには、「庭にセージを植えているものが、どうして死ぬことができようか」とあるように、古くから薬効に富む薬草として有名である。また、料理、装飾にも適している。
観賞用としても栽培され、その品種も多い。また、花にはミツバチが好んで集まることから、セージからとれる蜂蜜が、セルビア、モンテネグロでは主な輸出品のひとつとなっている。[1]
セージは、ローズマリーとともに他のスパイスに比べて際立って強い抗酸化作用を有している[2]。
FDAから食品として認可している[3]。料理としては、葉を乾燥してハーブティーとして飲用したり、肉の臭み消しに利用する。あるいはソーセージや加工食品の香辛料としても使用されている。特に、ドイツ料理、イタリア料理には欠かせないハーブとなっている。また、豚肉と良く合わせられており、ソーセージの語源となったという民間語源説もある。
古代エジプト医学、ローマ医学、ギリシャ医学にてセージは利用されていた[3]。しかし、どのような薬効があるかははっきりしていない[3]。いくつかの研究では、喉の痛み、気分、記憶、血中コレステロール値などへの効果が指摘されているが、その精度は低い[3]。
セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)の変種、類似品種には、花や葉の色などから名付けられた多くの種類がある。
種や苗で育てる。種は発芽率が低いので、1袋から4~5本、まともに成長するのは1~2本と思った方が良い。ただ、一度成長を始めるとほぼ放置していても勝手に育つ。
1年目は草のようだが、秋には根元から木のように変化する。幹はか細いので他の草木にもたれ気味。ただ、柔軟なため折れにくい。雪国では雪に押し倒され埋まってしまう。
3年目には枝が不恰好に伸び出すので、冬か春、葉が無い時に剪定したものを5cmくらいの深さで挿し木すると簡単に増やせる。種よりは確実である。
ウィキメディア・コモンズには、セージに関連するメディアがあります。 |
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