出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/13 11:43:20」(JST)
| この項目では、薬草について記述しています。その他の用法については「セイジ」をご覧ください。 |
| セージ | |||||||||||||||||||||
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セージ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Salvia officinalis | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ヤクヨウサルビア(薬用サルビア) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| common sage |
| 100 g (3.5 oz)あたりの栄養価 | |
| エネルギー | 1,317 kJ (315 kcal) |
| 炭水化物 | 60.73 g |
| - 糖分 | 1.71 g |
| - 食物繊維 | 40.3 g |
| 脂肪 | 12.75 g |
| - 飽和脂肪酸 | 7.03 g |
| - 一価不飽和脂肪酸 | 1.87 g |
| - 多価不飽和脂肪酸 | 1.76 g |
| タンパク質 | 10.63 g |
| 水分 | 7.96 g |
| ビタミンA相当量 | 295 μg (33%) |
| - βカロテン | 3485 μg (32%) |
| - ルテインおよびゼアキサンチン | 1895 μg |
| ビタミンB1 | 0.754 mg (58%) |
| ビタミンB2 | 0.336 mg (22%) |
| ビタミンB3 | 5.72 mg (38%) |
| ビタミンB6 | 2.69 mg (207%) |
| 葉酸(ビタミンB9) | 274 μg (69%) |
| コリン | 43.6 mg (9%) |
| ビタミンB12 | 0 μg (0%) |
| ビタミンC | 32.4 mg (39%) |
| ビタミンD | 0 IU (0%) |
| ビタミンE | 7.48 mg (50%) |
| ビタミンK | 1714.5 μg (1633%) |
| カルシウム | 1652 mg (165%) |
| 鉄分 | 28.12 mg (225%) |
| マグネシウム | 428 mg (116%) |
| マンガン | 3.133 mg (157%) |
| セレン | 3.7 μg (5%) |
| リン | 91 mg (13%) |
| カリウム | 1070 mg (23%) |
| 塩分 | 11 mg (0%) |
| 亜鉛 | 4.7 mg (49%) |
| %はアメリカにおける成人向けの 栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
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セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)はシソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。和名はヤクヨウサルビア。地中海原産。属名でも分かるとおりサルビア(Salvia splendens)に近縁であり、sage の一般名自体、ラテン語の salvia が(フランス語 sauge を経て)転訛したものである。
広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。
単にセージという場合は、こちらのセージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)のことをさすが、本来、英名のセージ(Sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ、あるいは別名ガーデン・セージとも呼ぶ。
高さ50 - 70cmほど。5 - 7月ごろに紫または白色の唇状花を咲かせる。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴。茎は成長するに従って根本から木質化する。株全体に独特の香りがある。
葉の色が異なったり斑が入ったりする園芸品種も存在する。
1551年に、ドイツの薬草家が、「セージは医者、料理人にも、台所、地下室の場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」という言葉を残している。また、古いアラビアのことわざには、「庭にセージを植えているものが、どうして死ぬことができようか」とあるように、古くから薬効に富む薬草として有名である。また、料理、装飾にも適している。薬効としては、特に殺菌力、消化促進、解熱、浄血作用に優れている。また、抗酸化作用が強く、ヨーロッパなどでは古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われていた。また、紅茶が持ち込まれる以前は、鎮静作用を持つお茶として使われていた。
料理としては、葉を乾燥してハーブティーとして飲用したり、肉の臭み消しに利用する。あるいはソーセージや加工食品の香辛料としても使用されている。特に、ドイツ料理、イタリア料理には欠かせないハーブとなっている。また、豚肉と良く合わせられており、ソーセージの語源となったという民間語源説もある。
観賞用としても栽培され、その品種も多い。また、花にはミツバチが好んで集まることから、セージからとれる蜂蜜が、セルビア、モンテネグロでは主な輸出品のひとつとなっている。[1]
セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)の変種、類似品種には、花や葉の色などから名付けられた多くの種類がある。
•パープルセージ(Salvia officinalis 'Purpurascens')
•ゴールデンセージ(Salvia officinalis 'Icterina')
•トリカラーセージ(Salvia officinalis 'Tricolor')
•クラリーセージ(Salvia sclarea)
•チェリーセージ(Salvia greggii)
•パイナップルセージ(Salvia elegans)
•フルーツセージ(Salvia dorisiana)
•ペインテッドセージ(Salvia viridis)
•ラベンダーセージ(Salvia indigo spirer)
種や苗で育てる。種は発芽率が低いので、1袋から4~5本、まともに成長するのは1~2本と思った方が良い。ただ、一度成長を始めるとほぼ放置していても勝手に育つ。
1年目は草のようだが、秋には根元から木のように変化する。幹はか細いので他の草木にもたれ気味。ただ、柔軟なため折れにくい。雪国では雪に押し倒され埋まってしまう。
3年目には枝が不恰好に伸び出すので、冬か春、葉が無い時に剪定したものを5cmくらいの深さで挿し木すると簡単に増やせる。種よりは確実である。
| ウィキメディア・コモンズには、セージに関連するメディアがあります。 |
| ウィキスピーシーズにセージに関する情報があります。 |
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| リンク元 | 「sage」「Salvia officinalis」「ヤクヨウサルビア」 |
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