- 英
- mupirocin
- 化
- ムピロシンカルシウム水和物 mupirocin calcium hydrate
- 商
- バクトロバン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ムピロシン治療後の鼻腔MRSAに対するティートリー除菌効果の検討
- 20-P2-226 広島市立広島市民病院におけるムピロシン軟膏適正使用への取り組み(感染対策・ICT,来るべき時代への道を拓く)
- 植竹 宣江,菅原 隆文,松本 俊治,和田 博,開 浩一,米澤 うたえ,友田 泰樹
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 18, 320, 2008-09-01
- NAID 110006964188
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- ムピロシンは細菌のRNAおよび蛋白合成を阻害する。それは2%の外用薬としてのみ入手可能であり,ブドウ球菌および β 溶血性レンサ球菌に対して殺菌性である。外用ムピロシンの全身吸収は無視できる。 ムピロシンは膿痂疹および表在性で ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バクトロバン鼻腔用軟膏2%
組成
成分・含量
- 1g中日局ムピロシンカルシウム水和物20mg(力価)含有
添加物
- 白色ワセリン、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
禁忌
効能または効果
適応菌種
- ムピロシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
適応症
- 次の患者及び個人の保菌する鼻腔内のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の除菌
- MRSA感染症発症の危険性の高い免疫機能の低下状態にある患者(易感染患者)
- 易感染患者から隔離することが困難な入院患者
- 易感染患者に接する医療従事者
- 通常、適量を1日3回鼻腔内に塗布する。
- 使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、必要な最小限の期間(3日間程度)の投与にとどめ、漫然と長期にわたり投与しないこと。
慎重投与
- 鼻腔内に損傷部位のある者
- アレルギー疾患の既往歴のある者
薬効薬理
抗菌作用3)
- ムピロシンは、MRSAに対し優れた抗菌力を発揮する。国内で臨床分離されたMRSA(519株)に対する90%最小発育阻止濃度(MIC90)は0.2μg/mLであり、すべての株が0.39μg/mL以下で発育を阻止された。
作用機序5)
- ムピロシンは、細菌の蛋白合成の初期段階において、イソロイシルtRNA合成酵素-イソロイシン-AMP複合体の生成を阻害する。その結果、ムピロシンは細菌のリボゾームにおけるペプチド合成を阻害し、細菌内での蛋白合成を抑制することによって抗菌活性を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ムピロシンカルシウム水和物(Mupirocin Calcium Hydrate)
化学名
- Monocalcium bis[9-((2E)-4-{(2S,3R,4R,5S)-5-[(2S,3S,4S,5S)-2,3-epoxy-5-hydroxy-4-methylhexyl]-3,4-dihydroxy-3,4,5,6-tetrahydro-2H-pyran-2-yl}-3-methylbut-2-enoyloxy)nonanoate]dihydrate
分子式
分子量
性状
- 白色の粉末で、味は苦い。メタノールに溶けやすく、水又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。