- 英
- Borna disease
- 関
- Borna病
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/21 16:06:54」(JST)
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ボルナ病(英: Borna disease)とはモノネガウイルス目(en)ボルナウイルス科ボルナウイルス属に属するボルナ病ウイルス感染を原因とするウマやヒツジの感染症。ボルナ病ウイルスはウマやヒツジのほかにウシ、ネコ、イヌなどに感染する。ウマの場合、急性型では数週間の潜伏期間の後に、微熱、知覚過敏、行動異常などを示し、痙攣、麻痺などに発展し、約80%が死亡する。病理学的には非化膿性脳炎を示し、小動脈周囲性に高度なリンパ球、マクロファージ、形質細胞浸潤が認められる。また、海馬における神経細胞の核内、まれに細胞質内に好塩基性封入体(Joest-Degen小体)が認められる。慢性型では特徴的な症状は示さず、病理学的所見は認められない。ワクチンおよび特異的な治療法はない。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学各論』 文永堂出版 2001年 ISBN 483003162X
- 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ストレス性脳機能障害におけるウイルス持続感染の影響
- 小動物の感染症ノート(32)犬と猫のその他の感染症(1)ボルナ病とオーエスキー病
- 朝長 啓造
- ウイルス 62(2), 209-218, 2012
- … 科ボルナウイルス属には,哺乳類に感染するボルナ病ウイルスと鳥類に感染する鳥ボルナウイルスが同定されている.ボルナウイルスは神経系組織に好んで感染することが知られており,自然感染した動物ではさまざまな神経疾患を発症することが明らかとなっている.ボルナ病ウイルスはウマやヒツジの伝染性脳脊髄炎(ボルナ病)の原因であり,中枢神経系への持続感染が …
- NAID 130004470989
Related Links
- はじめに ボルナ病は、ヨーロッパ中東部において古くから知られていた、ウマに脳膜脳脊髄炎をもたらす疾患である。この病名は、ウマに大流行がみられた旧東ドイツのボルナという町の名に由来している。 ボルナ病の原因となる好 ...
- はじめに ボルナ病(Borna disease)は,ヨーロッパ中東部にお いて250年以上前より知られていたウマの神経症状を主徴 とする疾患である.その名前は,1885年,ドイツ東部サク ソニー地方のボルナという町においてこの疾患の大発生 ...
★リンクテーブル★
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- 英
- Borna disease
- 関
- ボルナ病
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ボルナ病、Borna病
[★]
- 英
- Borna disease virus、BDV
- 関
- Borna病ウイルス
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患