- 英
- helical
- 関
- ヘリックス、らせん、らせん状
- 同
- CT helicalCT
PrepTutorEJDIC
- らせん形の
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/05/28 02:13:42」(JST)
[Wiki ja表示]
|  | この項目では、ヘリックス(3次元曲線)について説明しています。スパイラル(2次元曲線)については「渦巻」を、その他の用法については「螺旋 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 | 
 
螺旋(らせん、羅: helice, 英: helix)とは、3次元曲線の一種で、回転しながら回転面に垂直成分のある方向へ上昇する曲線である。螺線(らせん)とも。英語ではヘリックス (helix)、形容詞はヘリカル (helical)。ギリシャ語のἕλιξが語源で、ラテン語のhelice(ヘリケー)を経由して英語に導入された。「螺」は「ラ」「にし」と読み、タニシ(田螺)やサザエ(栄螺)のような巻き貝の貝殻を意味する。
2次元曲線の渦巻も螺旋・螺線と呼ぶことがある。渦巻と区別するために、3次元曲線の螺旋を弦巻線または蔓巻線(つるまきせん)と呼ぶことがある。
数学の世界においては、慣用的に螺旋を弦巻線、螺線を渦巻線の意味で使っている[1]。
以下では弦巻線(ヘリックス)について述べる。
目次
- 1 螺旋の例
- 2 渦巻と螺旋
- 3 数学的表現
- 4 回転する模様として
- 5 象徴としての螺旋
- 6 文献
- 7 関連項目
 
螺旋の例
- ねじの山と溝
- つる植物のつる
- 螺旋階段
- ソレノイド
- コイル
- コイルばね
- ドリル
- 螺旋状の分子
- DNA分子
- アミロース分子(でんぷんの一種)
- タンパク質のαヘリックス構造
 
- スクリューやプロペラの軌跡
- 三色ねじり棒(理容店のサイン)
- 銃および砲における、回転により弾道を安定させ直進性を図るためのライフリング(溝)
- 
- 
- 
- 
- 
- 
- 
ロイヤル・オードナンス L7 105mm戦車砲のカットモデル。ライフリングが観察できる 
 
 
渦巻と螺旋
渦巻と螺旋との比較
|  | 渦巻 | 螺旋(弦巻線) | 
| 英語 | spiral | helix | 
| ラテン語 | spira | helice | 
| 次元 | 2次元曲線 | 3次元曲線 | 
| 例 | 蚊取り線香(一様螺線)、アンモナイトの殻(対数螺線)、ロールケーキ | アサガオのつる、コイルばね(常螺旋)、DNA(二重螺旋)、ねじ山 | 
スパイラルとヘリックスの混同は英語でも見られるが、日本語とは逆に、本来ヘリックスであるものがスパイラルと呼ばれることが多い。たとえば、螺旋階段は英語ではspiral stairwayである。
螺旋を平面に投影すると、渦巻の一種の双曲螺旋となる。
数学的表現
媒介変数  を使って次のように表せる。では右手回りを表す。
円筒座標を使えば、もっと単純に表せる。
回転する模様として
螺旋は回転させると、その方向に応じて上昇、あるいは下降して見える。床屋の看板やコマの軸の模様に多くの例がある。
象徴としての螺旋
螺旋は、運動性や生命力を感じさせる面があるので、芸術作品などにおいては、様々な意味を込めた象徴、シンボルとして用いられることも多く、作品のタイトルとなっている例も多い。(→螺旋 (曖昧さ回避) )
また、基本的には繰り返しの構造でありながら、同じ位置をたどらず、例えば無限に上昇する構造を歴史や生命になぞらえる例もある。
なお、無限上昇のカノンは別名を螺旋カノンと言い、一つの旋律が繰り返す際に少しだけ音程を高くして始まるようになっており、繰り返すにつれてどんどん音程があがってゆくものである。バッハの「音楽の捧げもの」にその例がある。実際には1オクターブ上がったところで終了させるか、そこでもとの音に戻って終了させる。もちろん実際に無限に上昇するのは不可能であるが、同時発音数が非常に多いか、同じ音量の多数の倍音を含む音色を合成できるシンセサイザーなどを使い、旋律の音程があがるにつれて1オクターブ下に新しく旋律を追加しつつ、聴覚における可聴域と最小可聴値を考慮して十分に広い範囲で旋律を演奏すれば、無限上昇を実感できる。これを使用した、日本で知られた作品には松武秀樹の「謎の無限音階」やその影響による「BGM」収録の「LOOM/来たるべきもの」などがある。現在の機材であればたとえば携帯電話搭載のFM音源でも可能なものもある。
文献
関連項目
|  | ウィキメディア・コモンズには、螺旋に関連するカテゴリがあります。 | 
- 右巻き、左巻き
- 二重らせん
- マルウィヤ・ミナレット
- 代数螺旋
- 対数螺旋
 
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ヘリカル磁性体における磁気スキルミオン格子の低エネルギー有効ラグランジアン
 
- 坂田 健一郎,一宮 利通,林田 宏二 [他]
- プレストレストコンクリート = Journal of prestressed concrete, Japan 57(3), 53-59, 2015-05
- NAID 40020499704
 
 
- 4.3 分子動力学における能勢熱浴とシンプレクティック数値積分(4.応用,粒子運動論〜惑星から荷電粒子まで)
- 伊藤 篤史
- プラズマ・核融合学会誌 91(3), 199-203, 2015-03-25
- 分子動力学法では温度や圧力などを制御して現実環境を模擬することが要求される.ここでは温度制御のための代表的な手法として能勢熱浴を紹介する.能勢熱浴は粒子の位置・運動量に加えて,熱浴変数を正準変数に加えた拡張Hamiltonianを定義することで系の力学を記述する.粒子の全エネルギーは保存量ではなくなるが,粒子がカノニカル分布を取るように運動する.また,拡張Hamiltonianに対応したsympl …
- NAID 110009930918
 
 
Related Links
- ヘリカル加工(円弧補間、スパイラル補間、軌道補間などとも呼ばれます)はドリル加工に対する代替加工法です。 これは、円弧パス(XおよびY)と軸方向送り(Z)を定められたピッチで同時に行う動作です。 径方向切削が低減され ...
- 三木プーリのカップリング(軸継手)製品、ヘリカルをご紹介します。 ... ARM・ACRMモデル 円柱状の材料に1本の螺旋状のスリットを入れた完全一体構造の金属カップリングで、バックラッシはありません。
Related Pictures





 
★リンクテーブル★
  [★]
- 英
- helix、helices、helical、spiral
- 関
- カタツムリ、ヘリックス、らせん状、らせん体、ヘリカル
  [★]
- 英
- helix、helical
- 関
- カタツムリ、らせん、らせん状、らせん体、ヘリカル
  [★]
- 英
- helical、spiral
- 関
- ヘリックス、らせん、らせん体、ヘリカル
  [★]
- 英
- helical computed tomography、helical CT
- 関
- ヘリカルCT、スパイラルCT、ヘリカルコンピュータ断層撮影、スパイラル断層撮影
  [★]
- 英
- multidetector-row herical computed tomography、multidetector-row herical CT、multidetector CT
- 関
- 多検出器CT、多検出器列ヘリカルCT
  [★]
- 英
- helical CT
- 関
- ヘリカルスキャンCT
- 関
- スパイラルCT、ヘリカル断層撮影、スパイラル断層撮影
  [★]
- 英
- (n
- 関
- 多検出器列ヘリカル断層撮影