- 英
- flurazepam
- ラ
- flurazepamum
- 化
- 塩酸フルラゼパム flurazepam hydrochloride
- 商
- ダルメート、ベノジール、インスミン
- 関
- 睡眠薬
WordNet
- tranquilizer (trade name Dalmane) used to treat insomnia (同)flurazepam_hydrochloride, Dalmane
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/22 09:37:50」(JST)
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フルラゼパム
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臨床データ |
胎児危険度分類 |
- X (Contraindicated in pregnancy)
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法的規制 |
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識別 |
ATCコード |
N05CD01 |
KEGG |
D00329 |
化学的データ |
化学式 |
C21H23ClFN3O |
フルラゼパム (flurazepam) とは、ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤の一種。長時間作用型。
アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリアでは「ダルメーン®」、日本では「ダルメート®」「ベノジール®」という商品名で発売されている。日本では医療用医薬品であり、医師の処方箋なしでは入手することはできない。
適用
- 不安や緊張をほぐし、睡眠を促す。同系の薬の中では離脱症状も少ない傾向がある。
種類
副作用
倦怠感、頭痛、集中力低下、ふらつき、脱力感、吐き気など
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睡眠導入剤と鎮静剤 (N05C) |
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GABAA
アゴニスト/PAM |
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GABAB
アゴニスト |
- 1,4-ブタンジオール
- アセブル酸
- GABOB
- GHB (ナトリウムオキシベート)
- GBL
- GVL
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H1 インバース
アゴニスト |
抗ヒスタミン系: |
- カプトジアミン
- シプロヘプタジン
- ジフェンヒドラミン
- ドキシルアミン
- ヒドロキシジン
- メタピリレン
- フェニルアミン
- プロメタジン
- プロピオマジン
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抗うつ薬 |
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抗精神病薬 |
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α1-アドレナリン
アンタゴニスト |
抗うつ薬 |
- セロトニンアンタゴニストと再取り込み阻害薬
- 三環系抗うつ薬
- 四環系抗うつ薬
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抗精神病薬 |
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その他: |
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α2-アドレナリン受容体
アゴニスト |
- 4-NEMD
- クロニジン
- デトミジン
- デクスメドエトミジン
- ロフェキシジン
- メデトミジン
- ロミフィジン
- チザニジン
- キシラジン
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5-HT2A
アンタゴニスト |
抗うつ薬 |
- セロトニンアンタゴニストと再取り込み阻害薬
- 三環系抗うつ薬
- 四環系抗うつ薬
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抗精神病薬 |
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その他: |
- エプリバンセリン
- ニアプラジン
- プルバンセリン
- ボリナンセリン
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メラトニン
アゴニスト |
- アゴメラチン
- LY-156,735
- メラトニン
- ラメルテオン
- タシメルテオン
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オレキシン
アンタゴニスト |
- アルモレキサント
- SB-334,867
- SB-408,124
- SB-649,868
- スボレキサント
- TCS-OX2-29
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その他 |
- アセカルブロマール
- アプロナール
- ブロミソバル
- カンナビジオール
- カルブロマール
- エンブトラミド
- エボキシン
- フェナジアゾール
- ガバペンチン
- カバラクロン
- メフェノキサロン
- オピオイド
- トケイソウ
- スコポラミン
- UMB68
- バルノクタミド
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 麻酔前投薬におけるブロチゾラムと塩酸フルラゼパムの比較研究--とくに生化学的諸指標に及ぼす影響
- 「老年者における高用量フルラゼパムの毒性」, Greenblatt, B.J. et al., Clin. Pharm. & Ther., 21,355〜361,1977
Related Links
- ダルメート,ベノジールとは?フルラゼパムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけでは ...
- フルラゼパムとは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:病気別版) ... 概説 寝つきをよくするお薬です。 作用 脳の神経をしずめる作用があります。そして、不安や緊張感をほぐし気分を ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ベノジールカプセル10
組成
有効成分
添加物
- 日局ステアリン酸マグネシウム、日局D-マンニトール
カプセル本体に青色1号、日局ラウリル硫酸ナトリウム、日局酸化チタン、日局ゼラチン含有
禁忌
- 急性狭隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
- 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある。]
- リトナビルを投与中の患者[「相互作用」の項参照]
- 本剤の成分又はベンゾジアゼピン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 不眠症
- 麻酔前投薬
- 通常成人1回、フルラゼパム塩酸塩として、10〜30mgを就寝前または手術前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。
慎重投与
- 次の患者には少量から投与を開始するなど注意すること。
- 衰弱患者
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 心障害のある患者[ジアゼパムで循環器への影響があらわれたとの報告がある。]
- 肝障害又は腎障害のある患者[作用が強くあらわれるおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれるおそれがある。]
- 幼児及び小児[「小児等への投与」の項参照]
重大な副作用
1
- 大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
- 呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコ−シスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用(類薬)
- 類薬(他の不眠症治療薬)において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
薬効薬理
薬理作用
睡眠作用5)6)
- 各種動物実験(マウス、ラット、ネコ、ウサギ)において、他のベンゾジアゼピン系薬剤と同様の薬理学的スペクトラムを示したが、特にネコ、ウサギの脳波試験において著明な睡眠作用が認められた。
ヒト終夜睡眠脳波に対する影響7)8)
- ヒト終夜睡眠ポリグラムにおいて、睡眠導入時間の短縮、全睡眠時間の増加が認められたが、特にREM睡眠に及ぼす影響は少なかった。
作用機序9)10)
- 抑制性のGABAニュ−ロンのシナプス後膜に存在するベンゾジアゼピン受容体にアゴニストとして、高い親和性で結合し、GABA親和性を増大させることによりGABAニュ−ロンの作用を特異的に増強させると考えられている。
有効成分に関する理化学的知見
性状
溶解性
- 水、エタノ−ル(95)、エタノール(99.5)又は酢酸(100)に溶けやすい。
融点
分配係数
- logP′OCT=-0.37
(測定法:フラスコシェイキング法 n-オクタノール/pH7.4緩衝溶液)
★リンクテーブル★
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フルラゼパム