- 英
- dander、dandruff
- 関
- 癇癪、頭部粃糠疹
WordNet
- a feeling of anger and animosity; "having ones hackles or dander up" (同)hackles
- small scales from animal skins or hair or bird feathers that can cause allergic reactions in some people
- a condition in which white scales of dead skin are shed by the scalp
- loose scales shed from the scalp; "I could see the dandruff on her shoulders"
PrepTutorEJDIC
- かんしゃく
- (頭の)ふけ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/19 09:51:06」(JST)
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頭垢(ふけ、雲脂)とは、頭の皮膚から発生する、うろこ状の白い老廃物。頭皮に生じた垢。
新陳代謝によって頭皮に存在する角質細胞が剥がれることにより発生する。フケは新陳代謝により発生するため、それ自体が病気というわけではない。
目次
- 1 概要
- 2 予防
- 2.1 脂性フケの予防
- 2.2 乾性フケの予防
- 2.3 抗真菌シャンプーの種類
- 3 シャンプーの方法
- 4 その他
- 5 関連項目
概要
フケの症状が起こる主因は真菌性日和見感染症であるが、誘因として「洗髪の不足」「ビタミン欠乏(B2・B6)」「睡眠不足」「食生活の乱れ」「重金属の影響」「ホルモンバランスの崩れ」「ストレスの多い生活」「抗生剤やステロイドの安易な利用」「免疫力低下」などがある。
フケは大きく分類すると、脂性フケと乾性フケに分けられる。 この二つは対処に際して頭皮の手入れ方法が異なるため注意が必要である。
脂性フケ
脂漏性フケ症が起こる主因は主にマラセチア(英: Malassezia、癜風菌)と呼ばれる真菌類の日和見感染症であると考えられている。 皮膚は常に皮脂を分泌している。様々な外的影響により、分泌が多くなった状態を脂漏(しろう)と呼ぶ。 脂漏の状態では皮脂の分泌が多くなることで角質層がはがれ落ち、それがフケとなる。 また皮脂は、真菌によって脂肪酸へと分解されるが、その過程において皮膚を刺激され接触性皮膚炎を起こすことがある(「脂漏性皮膚炎」)。
乾性フケ
脂性が頭皮の脂が多いことが原因なのに対し、こちらは脂が少なく肌が乾燥することで頭皮がダメージを受けフケが生じる。アトピーなどの症状を持つ人のフケもこちらに分類される。
予防
フケは程度によっては他者に不快感を与えてしまう事もあり、フケ対策が必要であるかもしれない。大半のフケ・痒み防止には洗髪が有効とされ、用いられるシャンプーには殺菌成分が含まれており、フケや痒みの原因となる真菌を含む雑菌を抑えることで効果を狙う。
外用剤として抗真菌薬のシャンプーが使われる。その他、補助的に抗アレルギー薬・ビタミン剤の内服を行う。対症療法として、ステロイド系抗炎症薬が使われることがあるが、濫用がフケの症状が起こる誘因になることもある。
脂性フケの予防
脂性フケ予防は、頭皮を清潔に保つことである。皮脂の分泌過多を取り除く洗髪が効果的である。洗髪は毎日行うことが理想である。洗う際に用いるシャンプーは出来るだけ低刺激のものがよい。過度の洗髪が頭脂を必要以上に奪うことにより、異常な分泌を促し、フケ症を悪化させることもあるので注意(下記のシャンプーの仕方を参考に)。
乾性フケの予防
予防及び治療としては保湿が重要となる。脂性フケと大きく異なる点として、肌を清潔にしようとすればするほど、洗髪すればするほど悪化することが多い。シャンプー剤には、保湿力のある尿素(Urea)配合シャンプーなどを使用する。その他、加湿器を使用する。そのため、洗髪後は、髪の毛が乾かないうちにワセリン、つばき油、オリーブオイルや、リピジュア、ヒアルロン酸などを配合した刺激が少ない保湿剤を肌へ直に塗りこむなどを行う。
その他、フケや痒みの原因となる真菌を含む雑菌を抑える効果があるティーツリーオイル(Tea tree oil)、アロエベラジェル(Aloe vera gel)などが使用される。
内服でビタミン剤などのサプリメントの使用も肌の乾燥を予防するのに効果がある。
- ビタミンA /表皮ケラチン合成の抑制
- ビタミンB2/脂質代謝、エネルギー代謝の改善
- ビタミンC /メラニン還元作用と活性酸素の除去
- ビタミンE /皮膚の血行を良くする
抗真菌シャンプーも抗真菌軟膏も対症療法でしかなく原因を治していかないと症状は悪化する。
抗真菌シャンプーの種類
- イミダゾール系
- ミコナゾール(英: Miconazole nitrate )
- ケトコナゾール(英: Ketoconazole)(商品名:ニゾラール)
シャンプーの方法
- 頭全体をお湯で洗い、ほこりなどの汚れを流す。この際、 熱いお湯を用いるとさらに乾燥肌を悪化させる原因となるので、やや温めが望ましい(38℃前後)。
- 少量のシャンプーを手に取り、お湯でよく泡立ててから髪の毛や頭皮を洗う。このとき絶対に爪を立ててはいけない。爪を立てることで頭皮が傷つき、一層フケが悪化する。指の腹を用いてよくもみ洗いをする。シャンプーのつけすぎは逆効果。
- お湯でしっかりとすすぐ。このすすぎが不完全だと、シャンプーが皮膚に残り、フケの原因となる。
- トリートメントは、頭皮には直接つけず、髪の毛にもみこむように用いてしっかりとすすぐ。このときも、すすぎが不十分だとフケが悪化してしまう。よく、リンスはしない方が良いといわれるが、つけ方を間違わなければ、シャンプーを中和するなどの効果があり、したほうがよい。
- 髪の毛を乾かす際は、タオルドライの場合ごしごしこすらず叩くように水分を取り除く。ドライヤーを用いる場合は、髪の毛が高温になり過ぎぬように注意する。
その他
- フケは脱毛のもとだとも言われている。
- シャンプーが頭皮に合わないとフケが出る原因になる場合がある。
- かつて床屋では「雲脂取り」という、フケを取るための専門の道具が使用されていた。櫛が使われることが多い。
関連項目
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