商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
- ゴーシェ病の諸症状(貧血、血小板減少症、肝脾腫及び骨症状)の改善を効能・効果とする新有効成分含有医薬品
【希少疾病用医薬品】
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. ゴーシェ病:治療gaucher disease treatment [show details]
…safety of velaglucerase alfa compared with imiglucerase in adult and pediatric patients were demonstrated in a nine-month, global, randomized, noninferiority study comparing velaglucerase alfa with imiglucerase …
Japanese Journal
- 新薬紹介委員会
- ファルマシア 50(12), 1247-1251, 2014
- このコラムでは既に「承認薬の一覧」に掲載された新有効成分含有医薬品など新規性の高い医薬品について,各販売会社から提供していただいた情報を一般名,市販製剤名,販売会社名,有効成分または本質および化学構造,効能・効果を一覧として掲載しています.<br>今回は,50巻10号「承認薬の一覧」に掲載した当該医薬品について,表解しています.<br>なお,「新薬のプロフィル」欄においても …
- NAID 130005316654
Related Links
- 【公式】武田薬品工業株式会社の医療関係者向け情報サイトです。このサイトは、国内の医師・薬剤師等の医療関係者を対象に、医療用医薬品を適正にご使用いただくための情報を提供しています。
- ビプリブ点滴静注用400単位の主な効果と作用 先天的に欠損または低下している 代謝 酵素 を補充する働きがあります。 ゴーシェ病の症状(貧血、骨症状など)を治療するお薬です。 ビプリブ点滴静注用400単位の用途 ゴーシェ病の 肝脾腫 の改善
- 作成又は改訂年月 ** 2016年10月改訂 (第4版) * 2016年4月改訂 日本標準商品分類番号 873959 日本標準商品分類番号等 国際誕生年月 2010年2月 薬効分類名 ゴーシェ病治療用酵素製剤 承認等 販売名 ビプリブ点滴静注用400単位 販売
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ビプリブ点滴静注用400単位
組成
(1バイアル中)
- 1バイアル中の含量を示す。注射用水4.3mLに溶解するとき、1バイアルあたり4.0mL(400単位)を採取できる。
有効成分
- ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)注1 440単位注2
賦形剤
緩衝剤
- クエン酸ナトリウム水和物 56.94mg
クエン酸水和物 5.54mg
安定剤
- ポリソルベート20 0.48mg
- 注1:ヒト培養細胞により産生。
- 注2:ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)1単位は、合成基質p-ニトロフェニルβ-D-グルコピラノシドを37℃で1分間に1μmol加水分解する単位。
禁忌
- 本剤の成分に対しアナフィラキシーショックの既往歴のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
効能または効果
- ゴーシェ病の諸症状(貧血、血小板減少症、肝脾腫及び骨症状)の改善
- 本剤はゴーシェ病と確定診断された患者にのみ使用すること。
- ゴーシェ病の神経症状に対する本剤の効果は期待できない。
- ゴーシェ病II型及びIII型患者における諸症状(特に骨症状)に対する本剤の効果は必ずしも十分な有効性が示されていない。
- 通常、ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり60単位を隔週点滴静脈内投与する。
投与速度
- 投与速度が速いとinfusion-related reactionが発現しやすいため、患者の状態を観察しながら、60分以上かけて投与すること。(「重要な基本的注意」の項参照)
溶解・希釈方法
- 1バイアルにつき日局注射用水4.3mLで本剤を溶解し、1バイアルあたり4.0mL(400単位)を採取できる。患者の体重あたりで計算した必要量の溶液を取り、100mLの日局生理食塩液に希釈し点滴液とする。(「適用上の注意」の項参照)
- イミグルセラーゼ(遺伝子組換え)から本剤に切替える場合は、目安としてイミグルセラーゼ(遺伝子組換え)と同一用量で本剤の投与を開始する。
- 患者の状態に応じて本剤の用量を調整することができる。なお、体重1kgあたり60単位を超える用量は臨床試験では検討されていない。(「臨床成績」の項参照)
慎重投与
- 本剤の成分又は他の酵素補充療法に対し過敏症の既往歴のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
重大な副作用
Infusion-related reaction(本剤投与中又は投与開始24時間以内に発現する本剤投与と関連する反応)(頻度不明)
- 重篤なinfusion-related reactionとして、アナフィラキシーをおこすことがあるので、投与中及び投与後も観察を十分に行い、重篤なinfusion-related reactionが認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
薬効薬理
- ゴーシェ病はライソゾーム酵素であるβ-グルコセレブロシダーゼ遺伝子変異による常染色体劣性遺伝疾患である。グルコセレブロシダーゼの活性が低下することにより、グルコセレブロシドが主にマクロファージのライソゾームに蓄積し、肝及び脾の腫大、貧血及び血小板減少症、骨痛や骨の異常及び変形をもたらす。
ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、ヒトグルコセレブロシダーゼと同じアミノ酸配列に主要糖鎖として高マンノース型糖鎖を付加した糖タンパク質である。糖鎖を高マンノース型糖鎖とすることで標的であるマクロファージのマンノース受容体を介して細胞内に取り込まれやすくし、ライソゾームに蓄積したグルコセレブロシドをグルコースとセラミドに分解する。
ゴーシェ病モデル動物(9V/nullマウス)にベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)及びイミグルセラーゼ(遺伝子組換え)(いずれも5、15又は60単位/kg)を反復投与した結果、いずれの酵素も肝でのグルコセレブロシド量及び脂質蓄積細胞数が減少した。なお、脾及び肺ではグルコセレブロシド量の変化は認められなかった10)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)
Velaglucerase Alfa (Genetical Recombination)
化学名(本質)
- ベラグルセラーゼ アルファは、遺伝子組換えヒトグルコセレブロシダーゼであり、ヒト繊維肉腫細胞HT1080から産生される。ベラグルセラーゼ アルファは497個のアミノ酸からなる糖タンパク質(分子量:約63,000)である。