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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/06 17:36:08」(JST)
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ハンノキ |
ハンノキ林(2006年4月29日撮影)
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
ブナ目 Fagales |
科 |
: |
カバノキ科 Betulaceae |
属 |
: |
ハンノキ属 Alnus |
種 |
: |
ハンノキ A. japonica |
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学名 |
Alnus japonica (Thunb.) Steud., 1840 |
シノニム |
Alnus japonica' (Thunb.) Steud. var. villosa, L. Zhao et D. Chen
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和名 |
ハンノキ(榛の木) |
英名 |
Japanese Alder |
ハンノキ(榛の木。学名:Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。
目次
- 1 特徴
- 2 名称
- 3 用途
- 4 ハンノキ属の植物
- 5 脚注
- 6 外部リンク
- 7 関連項目
特徴[編集]
日本、朝鮮半島、ウスリー、満州に分布する。日本では全国の山野の低地や湿地、沼に自生する。樹高は15~20m、直径60cmほど。湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木。花期は冬の12-2月頃で、葉に先だって単性花をつける。雄花穂は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び雄花穂の下部につける。花はあまり目立たない。果実は松かさ状で10月頃熟す。葉は有柄で長さ5~13cmの長楕円形。縁に細鋸歯がある。良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採された。材に油分が含まれ生木でもよく燃えるため、北陸地方では火葬の薪に使用された。近年では水田耕作放棄地に繁殖する例が多く見られる。
ハンノキが密集する地域では、花粉による喘息発生の報告がある[1]
名称[編集]
漢名は「日本榿木」。岩手県の地方名にヤチバがある。
用途[編集]
- 水田の畔に稲のはざ掛け用、川岸に護岸用に植栽。
- 治山の植栽木(荒廃地復旧対策)
- 材は薪炭・建築・器具・楽器用。
- 樹皮、果実は、古く染料にした。
- 最近ではそのフィトンチッド効果から消臭・抗菌などの製品が商品化される一方、鳥インフルエンザの特効薬としても注目されている
- メタボリックシンドロームや糖尿病にも効果があると報告されている。
食草[編集]
ハンノキ属の植物[編集]
- ヤマハンノキ Alnus hirsuta Turcz. ex Rupr., 1857
- ハンノキ A. japonica (Thunb.) Steud., 1840
- ケハンノキ A. japonica (Thunb.) Steud. forma koreana (Callier) H. Ohba, 2006
- ミヤマハンノキ A. maximowiczii Callier ex C.K. Schneid., 1904
- ヒメヤシャブシ A. pendula Matsuma, 1902
- アルダー A. rubra Bong., 1832 - 家具や楽器によく利用される。
- オオバヤシャブシ A. sieboldiana Matsuma, 1902
ハンノキ属植物の根にはフランキア属の放線菌が共生し窒素固定を行う。そのため比較的やせた土地にも生育し、オオバヤシャブシなどは緑化に用いられる。
脚注[編集]
- ^ 水谷民子 他、「ハンノキ花粉喘息(A Study on "Alunus Japonica" Pollen Asthma)」『アレルギー』第20巻9号、pp700-705, pp752-753、1971年、一般社団法人日本アレルギー学会
外部リンク[編集]
- ハンノキ:植物雑学辞典
- 岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科植物生態研究室(波田研)
- ハンノキ:はんのきの用途・効能
関連項目[編集]
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ウィキメディア・コモンズには、ハンノキに関連するメディアがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにハンノキ (Alnus japonica)に関する情報があります。 |
|
ウィキスピーシーズにハンノキ属 (Alnus)に関する情報があります。 |
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 氾濫原湿地におけるハンノキの生長と萌芽に伴う形態変化
- 水耕栽培でのハンノキおよびトキワギョリュウへの根粒菌フランキア接種による根粒形成
- 山中 高史,MANSOUR Samira R.
- 森林総合研究所研究報告 = Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute 12(2), 97-103, 2013-06
- NAID 40019760599
Related Links
- ハンノキの葉. 水田耕作放棄地がハンノキ林に変わった例. ハンノキ(榛の木 学名: Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。 目次. 1 特徴; 2 用途; 3 ハンノキ属の植物; 4 関連項目; 5 外部リンク ...
- ハンノキ. 学名, Alnus japonica. 別名, ハリノキ. 榛の木, 分類, カバノキ科ハンノキ属 ( 落葉高木). 開墾の意の古語「墾(はり)」がもとで、古名「榛の木(ハリノキ)」となった。 原産・分布, 北海道、本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮、中国、ウスリー. 神奈川県, 東部 ...
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★リンクテーブル★
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- ラ
- Alnus
- 関
- アルダー、パンノキ、Alnus属、アルヌス属
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- 関
- シラカバ、ハンノキ、花粉症
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- 英
- alder pollinosis
- 関
- 花粉症