エトドラク
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Japanese Journal
- 38.急速呼吸促迫症候群にて発症したエトドラク(ハイペン)によるPIEの1例(第29回 日本呼吸器内視鏡学会九州支部総会)
- 澤山 浩,原田 正公,森松 嘉孝,田尻 守拡,坂田 浩章,小嶋 啓介,相澤 久道
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 28(7), 540, 2006-11-25
- NAID 110006197599
- 講演2 さまざまな痛みのコントロール--そのためのNSAIDsの上手な使い方 (講演会 痛みを考える--KYOセミナー2003「ハイペン錠発売8周年記念講演会『痛みを考える』」より)
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- ハイペン,オステラックとは?エトドラクの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ハイペン錠100mg
組成
組成
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、プロピレングリコール、酸化チタン、カルナウバロウ、黄色三二酸化鉄を含有する。
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」の項参照)
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づき胃の血流量が減少するため、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者
[白血球・赤血球・血小板減少が報告されているため、血液の異常を悪化させることがある。]
- 重篤な肝障害のある患者
[副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく腎血流量低下作用があるため、腎障害を悪化させることがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく Na・水分貯留傾向があるため、心機能不全を悪化させることがある。]
- 重篤な高血圧症のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく Na・水分貯留傾向があるため、血圧を上昇させることがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
[シクロオキシゲナーゼの活性を阻害するので、喘息を誘発することがある。]
- 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸腕症候群、腱鞘炎
手術後並びに外傷後の消炎・鎮痛
- 通常、成人にはエトドラクとして1日量400mgを朝・夕食後の2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づき胃の血流量が減少するため、消化性潰瘍を再発させることがある。]
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者
[白血球・赤血球・血小板減少が報告されているため、血液の異常を悪化あるいは再発させることがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者
[副作用として肝障害が報告されており、悪化あるいは再発させることがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく腎血流量低下作用があるため、腎障害を悪化あるいは再発させることがある。]
- 心機能障害のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく Na・水分貯留傾向があるため、心機能障害を悪化させることがある。]
- 高血圧症のある患者
[プロスタグランジン生合成阻害作用に基づく Na・水分貯留傾向があるため、血圧を上昇させることがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者
[病態を悪化させることがある。]
- SLE(全身性エリテマトーデス)の患者
[SLE 症状(腎障害等)を悪化させることがある。]
- 潰瘍性大腸炎の患者
[病態を悪化させることがある。]
- クローン病の患者
[病態を悪化させることがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック
- ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、蕁麻疹、全身潮紅、血管浮腫、喘鳴等) (頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍(穿孔を伴うことがある)
- 消化性潰瘍(0.1%未満)があらわれることがあり、また、穿孔に至る場合もあるので、異常(胃痛、嘔吐、吐血・下血等を伴う胃腸出血)が認められた場合には観察を十分に行い、必要に応じて本剤の減量、休薬、投与中止等の適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群) 、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
汎血球減少、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少
- 汎血球減少、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
腎不全
- 急性腎不全(間質性腎炎、腎乳頭壊死等)や慢性腎不全の急性増悪(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP の上昇等を伴う肝機能障害や黄疸(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
うっ血性心不全
- うっ血性心不全(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
好酸球性肺炎、間質性肺炎
- 好酸球性肺炎、間質性肺炎(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線上の異常陰影等の異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
急性炎症モデル動物における作用17)〜19)
- エトドラクはカラゲニン浮腫(ラット)及びコンカナバリンA浮腫(ラット)に対し5mg/kg (p.o.) 以上で抑制作用を示し、紫外線紅斑(モルモット)における ED50 値は8.98mg/kg (p.o.) である。コンカナバリンA浮腫に対する抑制作用はインドメタシン及びジクロフェナク Na より強い。
慢性炎症モデル動物における作用17)、19)〜21)
- エトドラクは肉芽腫形成(ラット)に対し1mg/kg (p.o.) 以上でインドメタシンと同程度の抑制作用を示し、アジュバント関節炎(ラット)に対し0.5mg/kg (p.o.) 以上、MRL/lpr マウスの関節炎に対し1mg/kg (p.o.) 以上及びコラーゲン関節炎(マウス)に対し10mg/kg (p.o.) で抑制作用を示す。MRL/lpr マウスでの関節軟骨・骨組織の障害に対する抑制作用はインドメタシンより強い。
鎮痛作用17)、19)
- 酢酸ライシング法(マウス)におけるエトドラクの ED50値は3.67mg/kg (p.o.) であり、ビール酵母注射足及びコンカナバリンA注射足の圧刺激疼痛(ラット)に対するエトドラクの ED50値はそれぞれ9.24mg/kg (p.o.) 及び3.88mg/kg (p.o.) である。
作用機序(in vitro)17)、18)、22)〜25)
- エトドラクは 1. プロスタグランジン E2生合成阻害作用(シクロオキシゲナーゼー2選択的阻害作用)、2. 多形核白血球機能抑制作用(ライソゾーム酵素遊離抑制作用、活性酸素産生抑制作用、遊走抑制作用)、3. ブラジキニン産生抑制作用を有することが明らかにされている。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 本品は白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はメタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
本品のメタノール溶液(1→50)は旋光性を示さない。
融点
分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- etodolac
- 同
- エトドリン酸 etodolic acid
- 商
- オステラック、ハイペン、オスペイン、ニコナス、パイペラック、ライペック
- 関
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