- 英
- neticonazole
- 化
- 塩酸ネチコナゾール neticonazole hydrochloride
- 商
- アトラント
Japanese Journal
- 日本医真菌学会雑誌 = Japanese journal of medical mycology 50(4), 207-212, 2009-10-30
- NAID 10026094530
- 各種外用抗真菌薬の<i> in vitro </i>抗真菌活性の測定
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アトラントクリーム1%
組成
有効成分
含量(1g中)
添加物
- エデト酸ナトリウム水和物、ステアリルアルコール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリエタノールアミン、白色ワセリン、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸メチル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸グリセリン
禁忌
次の患者には使用しないこと
効能または効果
- 下記の皮膚真菌症の治療
- 白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬
- 皮膚カンジダ症:指間びらん症、間擦疹
- 癜風
薬効薬理
抗真菌作用
- ネチコナゾール塩酸塩は、皮膚糸状菌をはじめ酵母状真菌、癜風菌などに優れた抗真菌作用を示した。主な臨床分離株に対する最小発育阻止濃度(MIC)は次のとおりである。4)5)
(「薬効薬理の表」参照)
- Trichophyton mentagrophytesによるモルモット背部白癬モデルに対し、優れた治療効果を示した。6)
感染防御効果
- モルモット背部皮膚面に1%ネチコナゾール塩酸塩クリームを塗布し、24、48、72時間後にTrichophyton mentagrophytesを接種した実験では、塗布72時間経過後においても優れた防御効果が認められた。6)
作用機序
- ネチコナゾール塩酸塩の作用機序は、完全発育阻止及び殺菌的作用を示す高濃度域では直接的細胞膜障害が、また部分的発育阻止を示す濃度域においては真菌細胞の構成成分であるエルゴステロールの合成阻害が主で、その作用による膜脂質組成の変化が前者の作用を増強するものと考えられる。7)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ネチコナゾール塩酸塩(Neticonazole hydrochloride)
化学名
- (E)-1-[2-methylthio-1-[2-(pentyloxy)phenyl]ethenyl]-1H-imidazole hydrochloride
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味は刺激性で苦い。
水、メタノール又はエタノール(95)に極めて溶けやすく、無水酢酸に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
ネチコナゾール
- 関
- neticonazole hydrochloride