ニシスタゴン

商品名

  • ニシスタゴン

会社名

  • マイラン製薬

成分

薬効分類

  • 腎性シスチン症治療剤

薬効

  • 腎性シスチン症を効能・効果とする新有効成分含有医薬品

【希少疾病用医薬品】

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 腎性シスチン症治療剤

販売名

ニシスタゴンカプセル50mg

組成

成分・含量(1カプセル中)

  • システアミン酒石酸塩(システアミンとして) 147.24mg(50mg)

添加物

  • 結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム
    カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン

効能または効果

  • 腎性シスチン症
  • 本剤は角膜へのシスチンの蓄積による症状の改善は期待できない。
  • 通常、12歳未満の患者又は体重50kg未満の患者には、システアミンとして1日1.3g/m2(体表面積)、体重50kgを超える12歳以上の患者には、システアミンとして1日2gを4回に分割し経口投与する。
    投与は少量より開始し、4〜6週間以上かけて上記用量まで漸増する。
    なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日1.95g/m2(体表面積)を上限とする。
  • 開始用量は推奨維持投与量の1/4〜1/6量を目安とし、患者の状態、腎機能検査値(血中クレアチニン、クレアチニンクリアランス等)、白血球中シスチン濃度等を参考に用量を漸増して、維持用量を設定する。
  • 維持用量設定後も、定期的に患者の状態、腎機能検査値(血中クレアチニン、クレアチニンクリアランス等)、白血球中シスチン濃度等を確認し、用量の調節を行うこと。
  • 他のシステアミン製剤(システアミン塩酸塩、システアミン)において1日1.95g/m2(体表面積)を超える高用量で治療された小児に、エーラース・ダンロス症候群様の症状が認められたとの報告があるので、高用量投与時には注意すること。1)(「3.(1)重大な副作用」の項参照)
  • 白血球中シスチン濃度を測定する際には、以下の点に留意すること。
  • 本剤投与5〜6時間後をめどに測定すること。
  • 高脂肪食摂取後又は高蛋白食摂取後に投与した場合、絶食時投与よりもCmax及びAUCが低下したとの報告があるため、食事の影響を考慮すること。2)(【薬物動態】の項参照)

慎重投与

  • 消化性潰瘍のある患者又はその既往歴のある患者〔消化性潰瘍を悪化又は再発するおそれがある。〕
  • 肝障害又はその既往歴のある患者〔使用経験が少ない。〕
  • 透析中の患者(「2.重要な基本的注意」、「10.その他の注意」の項参照)
  • 過敏症の既往歴のある患者

重大な副作用

中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑

(いずれも頻度不明注1)

  • 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

良性頭蓋内圧亢進(偽性脳腫瘍)、視神経乳頭浮腫

(いずれも頻度不明注1)

  • 良性頭蓋内圧亢進、視神経乳頭浮腫があらわれることがあるので、十分に観察し、頭痛、悪心・嘔吐、一過性視力障害や複視等の症状が認められた場合には減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、無症状のことがあるので定期的な眼科の診察を行うなど注意すること。

エーラース・ダンロス症候群(Ehlers-Danlos症候群)様の症状

(頻度不明注1)

  • エーラース・ダンロス症候群様の症状(皮膚血管障害、関節痛、皮膚の過伸展、骨病変)があらわれることがあるので、定期的な皮膚の診察や必要に応じて骨病変を評価するためのX線検査を行うなど観察を十分に行うこと。異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、皮膚や骨に異常が認められた場合には速やかに受診するよう患者に指導すること。

痙攣、脳症

(いずれも頻度不明注1)

  • 痙攣、脳症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

消化性潰瘍、消化管出血

(いずれも頻度不明注1)

  • 消化性潰瘍、消化管出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

間質性腎炎

(頻度不明注1)

  • 腎不全を伴う尿細管間質性腎炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には必要に応じ減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 腎性シスチン症では、シスチン輸送を担うシスチノシン遺伝子の変異により、ライソゾーム内にシスチンが蓄積することにより、各種臓器障害が生じる。11)
    システアミンは、ライソゾームに蓄積するシスチンと反応し、システイン-システアミン混合ジスルフィド及びシステインを生成し(ジスルフィド交換反応)、細胞内のシスチン濃度を低下させる。12), 13)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • システアミン酒石酸塩(Cysteamine Bitartrate)

化学名

  • 2-Aminoethanethiol mono-(2R, 3R)-tartrate

分子式

  • C2H7NS・C4H6O6

分子量

  • 227.24

性 状

  • 本品は白色の粉末である。
    本品は水に溶けやすい。

融 点

  • 118〜121℃