アシクロビル
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- 販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 ナタジール点滴静注用250mg (後発品) Natazil for I.V.infusion 250mg 富士薬品 6250401F1198 600円/瓶 処方箋医薬品
- ナタジール点滴静注用250mgの注意喚起(禁忌情報など) ナタジール点滴静注用250mgの注意喚起(禁忌情報など) menu Toggle navigation 検索 ご紹介 病気 薬 病院 ニュース スマホ通院ならクリニクス 登録 ログイン 医師たちがつくる病気 > ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ナタジール点滴静注用250mg
組成
成分・含量
添加物
禁忌
- 本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 単純ヘルペスウイルス及び水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症
- 免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自己免疫疾患など)に発症した単純疱疹・水痘・帯状疱疹
- 脳炎・髄膜炎
- 新生児単純ヘルペスウイルス感染症
単純ヘルペスウイルス及び水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症:
- 免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自己免疫疾患など)に発症した単純疱疹・水痘・帯状疱疹
脳炎・髄膜炎
[成人]
- 通常、成人にはアシクロビルとして1回体重1kg当たり5mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、7日間点滴静注する。
なお、脳炎・髄膜炎においては、必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる。ただし、上限は1回体重1kg当たり10mgまでとする。
[小児]
- 通常、小児にはアシクロビルとして1回体重1kg当たり5mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、7日間点滴静注する。
なお、必要に応じて増量できるが、上限は1回体重1kg当たり20mgまでとする。
さらに、脳炎・髄膜炎においては、投与期間の延長もできる。
新生児単純ヘルペスウイルス感染症:
- 通常、新生児にはアシクロビルとして1回体重1kg当たり10mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、10日間点滴静注する。
なお、必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる。ただし、上限は1回体重1kg当たり20mgまでとする。
<注射液の調製法>
- 1バイアル(アシクロビル250mgを含有)を日局注射用水又は日局生理食塩液10mLに溶解し、投与量に相当する量を1バイアル当たり100mL以上の補液で希釈する(用時調製)。
<用法及び用量に関連する使用上の注意>
- 腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者、高齢者では、精神神経系の副作用があらわれやすいので、投与間隔を延長するか又は減量するなど注意すること。なお、本剤の投与間隔及び減量の標準的な目安は下表のとおりである(参考)注)。[「慎重投与」、「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」及び「過量投与」の項参照]
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2):>50
- 標準1回投与量に対応する百分率(%):100
投与間隔(時間):8
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2):25〜50
- 標準1回投与量に対応する百分率(%):100
投与間隔(時間):12
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2):10〜25
- 標準1回投与量に対応する百分率(%):100
投与間隔(時間):24
クレアチニンクリアランス(mL/min/1.73m2):0〜10
- 標準1回投与量に対応する百分率(%):50
投与間隔(時間):24
- 注)外国人における成績である。
慎重投与
- 腎障害のある患者[<用法・用量に関連する使用上の注意>及び「重要な基本的注意」の項参照]
- 肝障害のある患者[肝障害が増悪するおそれがある。]
- 高齢者[<用法・用量に関連する使用上の注意>、「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- (頻度不明)
- 次のような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫等)
- 汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播種性血管内凝固症候群(DIC)、血小板減少性紫斑病
- 急性腎不全
- 精神神経症状:意識障害(昏睡)、せん妄、妄想、幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺、脳症等
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 呼吸抑制、無呼吸
- 間質性肺炎
- 肝炎、肝機能障害、黄疸
- 急性膵炎
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- 2-Amino-9-[(2-hydroxyethoxy)methyl]-1,9-dihydro-6H-purin-6-one
構造式:
分子式:
分子量:
性状:
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。
水に溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。
0.1mol/L塩酸試液又は希水酸化ナトリウム試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acyclovir, ACV
- 同
- アシクログアノシン acycloguanosine
- 商
- アイラックス、アクチオス、アクチダス、アシクリル、アシクロビン、アシビル、アシロミン、アストリック、エアーナース、グロスパール、クロベート、ゾビクロビル、ゾビラックス、ナタジール、ビクロックス、ビゾクロス、ビルヘキサル、ビルレクス、ファルラックス、ベルクスロン
- 関
- 抗ウイルス薬、ウイルス
- グアノシンの誘導体で、糖の2'と3'を欠き、非環状となっている。
作用機序
- アシクロビルはHSVやVZVがコードするチミジンキナーゼによりアシクロビル一リン酸となる。次に宿主由来のチミジンキナーゼによりアシクロビル二リン酸、アシクロビル三リン酸となる。ウイルスDNAポリメラーゼによりアシクロビル三リン酸が取り込まれると、3'-OHを欠くためにDNA合成反応が停止する。これによりウイルスの増殖を抑制する。
- 宿主細胞のチミジンキナーゼはACVを一リン酸化できないので、非感染細胞ではDNA合成阻害は起こらない。
適応
- 単純ヘルペスウイルス感染症
- 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症
- 予防のためには投与は適応外である。
- サイトメガロウイルスには無効である
注意
副作用