- 英
- teceleukin
- 商
- イムネース
- 関
- インターロイキン2
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イムネース注35
組成
成分・含量(1瓶中):
添加物:
- L-アルギニン15.0mg
L-メチオニン0.15mg
精製白糖90.0mg
ポリソルベート80 0.5mg
リン酸二水素ナトリウム,リン酸水素ナトリウム水和物,クエン酸水和物
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
ワクチン等の生物学的製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
血管肉腫
腎癌
血管肉腫
- 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,通常,成人には1日70万単位を,1日1〜2回に分けて連日点滴静注する。
なお,年齢,症状により適宜増減するが最大投与量は1日140万単位とする。
腎癌
- 生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し,通常,成人には1日70万単位を,1日1〜2回に分けて連日点滴静注する。
なお,年齢,症状により適宜増減するが最大投与量は1日210万単位とする。
増量することにより,肝機能検査値異常,体液貯留が発現しやすくなるため,注意すること。
参考:注射液の調製法
1瓶(テセロイキン35万単位)あたり,添付の日局注射用水1mLを加え,溶解する。
1回投与量を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等の200〜500mLに加えて点滴静注する。
慎重投与
アレルギー素因のある患者
心疾患又はその既往歴のある患者[心疾患が悪化することがある。]
重篤な肝障害又は腎障害のある患者[症状が悪化することがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
体液貯留:毛細血管漏出症候群(capillary leak syndrome)によると思われる体液貯留(2.3%),体重増加(2.9%),浮腫(3.5%),胸水・腹水・肺水腫等の水分貯留(3.3%),尿量減少(0.7%)あるいは循環血漿量の減少による血圧低下(2.8%)等があらわれることがあるので,患者の状態を十分に観察し,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。なお,体液貯留は投与開始1〜2週目に発現することが多いので注意すること。
うっ血性心不全(0.1〜1%未満):うっ血性心不全があらわれることがある。このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
抑うつ,自殺企図(頻度不明):インターロイキン-2製剤の投与により,抑うつ,自殺企図があらわれたとの報告がある 3)。
誘発感染症,感染症の増悪(頻度不明):インターロイキン-2製剤の大量投与により,好中球機能が抑制され,誘発感染症,感染症の増悪を起こしやすくなるとの報告がある 4)。
自己免疫現象(頻度不明):インターロイキン-2製剤の投与により,自己免疫現象によると思われる症状・徴候(強皮症,溶血性貧血,糖尿病)があらわれたとの報告がある 5)〜7)。
薬効薬理
薬理作用
抗腫瘍作用(in vitro)
- 健康成人6例(男性5例,女性1例)から得られた末梢血リンパ球に70単位/mLを加えて72時間培養したとき,ヒト腎癌培養細胞3株に対する強い細胞障害活性が誘導された。しかし,正常細胞(ConA刺激ヒト正常リンパ球)に対する作用は示さなかった。
抗腫瘍作用(in vivo)
- Renca(自然発生マウス腎癌)に対し,生存期間の延長と転移抑制効果を示した 14)。
また,化学発癌のマウス腎癌に対して著しい転移抑制効果を示した 15)。
作用機序
- 主としてT細胞やNK細胞に結合し,活性化することにより,細胞障害能の高いキラー細胞を誘導して腫瘍を障害する。更にB細胞やマクロファージにも結合し,免疫を賦活する。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:
- テセロイキン(遺伝子組換え)(JAN)[日局]
Teceleukin(Genetical Recombination)
略号:
分子式:
分子量:
化学構造式:
性状: