チピラシル

tipiracil
ロンサーフ配合

Japanese Journal

  • 新薬くろ~ずあっぷ(162)ロンサーフ配合錠T15・T20(トリフルリジン・チピラシル塩酸塩)
  • 式部 さあ里,濱 敏弘
  • 調剤と情報 = Rx info 20(10), 1147-1154,1196, 2014-09
  • NAID 40020197877
  • がんの薬事典(3)ロンサーフ(一般名トリフルリジン・チピラシル配合錠) : 進行大腸がんの新薬が登場
  • 星野 美穂 [取材・文]
  • がんサポート 12(8), 96-99, 2014-07
  • NAID 40020127288
  • がんの治療薬を知る : 薬剤選択のための知識(37)トリフルリジン・チピラシル塩酸塩(TAS-102)
  • 植竹 宏之,石川 敏昭,石黒 めぐみ
  • 臨床腫瘍プラクティス 10(3), 364-367, 2014
  • NAID 40020185707

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Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 抗悪性腫瘍剤

販売名

ロンサーフ配合錠T15

組成

成分・含量

  • 1錠中
    トリフルリジン 15mg
    チピラシル塩酸塩 7.065mg

添加物

  • 乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、ヒプロメロース、ステアリン酸、マクロゴール6000、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム

禁忌

  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)


効能または効果

  • 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌(標準的な治療が困難な場合に限る)


  • 検証的な試験成績は得られていない。
  • 本剤の一次治療及び二次治療としての有効性及び安全性は確立していない。
  • 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
  • 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴について、「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
  • 通常、成人には初回投与量(1回量)を体表面積に合わせて次の基準量とし(トリフルリジンとして約35mg/m2/回)、朝食後及び夕食後の1日2回、5日間連続経口投与したのち2日間休薬する。これを2回繰り返したのち14日間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。
    なお、患者の状態により適宜減量する。
    (用法及び用量の表参照)


体表面積(m2 初回基準量
(トリフルリジン相当量)
〜1.07未満 35mg/回(70mg/日)
1.07以上〜1.23未満 40mg/回(80mg/日)
1.23以上〜1.38未満 45mg/回(90mg/日)
1.38以上〜1.53未満 50mg/回(100mg/日)
1.53以上〜1.69未満 55mg/回(110mg/日)
1.69以上〜1.84未満 60mg/回(120mg/日)
1.84以上〜1.99未満 65mg/回(130mg/日)
1.99以上〜2.15未満 70mg/回(140mg/日)
2.15以上〜 75mg/回(150mg/日)
  • 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
  • 空腹時に本剤を投与した場合、食後投与と比較してトリフルリジン(FTD)のCmaxの上昇が認められることから、空腹時投与を避けること(「薬物動態」の項参照)。
  • 本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、減量又は休薬すること。
  • 各コース開始時、「投与開始基準」を満たさない場合は本剤を投与しない。また、「休薬基準」に該当する有害事象が発現した場合は本剤を休薬し、「投与再開基準」まで回復を待って投与を再開する。

投与開始基準
投与再開基準

血色素量

  • 8.0g/dL以上

好中球数

  • 1,500/mm3以上

血小板数

  • 75,000/mm3以上

総ビリルビン

  • 1.5mg/dL以下

AST(GOT)、ALT(GPT)

  • 施設基準値上限の2.5倍(肝転移症例では5倍)以下

クレアチニン

  • 1.5mg/dL以下

末梢神経障害

  • Grade 2以下

非血液毒性

  • Grade 1以下(脱毛、味覚異常、色素沈着、原疾患に伴う症状は除く)

休薬基準

血色素量

  • 7.0g/dL未満

好中球数

  • 1,000/mm3未満

血小板数

  • 50,000/mm3未満

総ビリルビン

  • 2.0mg/dLを超える

AST(GOT)、ALT(GPT)

  • 施設基準値上限の2.5倍(肝転移症例では5倍)を超える

クレアチニン

  • 1.5mg/dLを超える

末梢神経障害

  • Grade 3以上

非血液毒性

  • Grade 3以上
  • (GradeはCTCAE v3.0に基づく。)
  • 前コース(休薬期間を含む)中に、「減量基準」に該当する有害事象が発現した場合には、本剤の投与再開時において、コース単位で1日単位量として10mg/日単位で減量する。ただし、最低投与量は30mg/日までとする。

減量基準

好中球数

  • 500/mm3未満

血小板数

  • 50,000/mm3未満
  • 本剤50mg/日を投与する場合は、朝食後に20mgを、夕食後に30mgを投与する。


慎重投与

  • 骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増強するおそれがある。]
  • 感染症を合併している患者[骨髄抑制により、感染症が悪化するおそれがある。]
  • 腎機能障害のある患者[骨髄抑制等の副作用が強くあらわれるおそれがある。]
  • 中等度及び重度の肝機能障害のある患者[使用経験がない。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)


重大な副作用

骨髄抑制:

  • 白血球減少(76.5%)、好中球減少(73.1%)、リンパ球減少(33.6%)、貧血(63.9%)、血小板減少(41.2%)、発熱性好中球減少症(4.2%)等の骨髄抑制があらわれることがあるので、頻回に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

感染症(15.1%):

  • 敗血症(0.8%)、肺炎(2.5%)等の感染症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

間質性肺疾患(頻度不明):

  • 間質性肺疾患があらわれることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等の臨床症状を十分に観察し、異常が認められた場合には、胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤を投与するなど適切な処置を行うこと。


薬効薬理

抗腫瘍効果4,5)

  • ヒト結腸・直腸癌由来COL-1細胞株及びHCT-116細胞株を皮下移植したヌードマウスにおいて、本剤は腫瘍増殖抑制効果を示した。また、ヒト結腸・直腸癌由来KM20C細胞株を腹腔内移植したヌードマウスにおいて、本剤は延命効果を示した。

作用機序6〜8)

  • ヒト腫瘍由来細胞株を皮下移植したヌードマウスにおいて、DNAに取り込まれたFTDの量と腫瘍増殖抑制効果が相関したことから、本剤の腫瘍増殖抑制効果はFTDに基づき、また、DNAにFTDが取り込まれることによって腫瘍増殖抑制効果が発揮されると推測される。
    また、サルにFTDを単独で経口投与した場合、血中にFTDはほとんど認められないが、FTDの分解酵素であるTPaseを阻害するTPIを併用することによりFTDの血中濃度が維持された。


有効成分に関する理化学的知見

トリフルリジン

一般名

  • トリフルリジン(Trifluridine)

化学名

  • 2'-Deoxy-5-(trifluoromethyl)uridine

分子式

C10H11F3N2O5

分子量

  • 296.20

融点

  • 約182℃(分解)

性状

  • 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
    メタノールに溶けやすく、水及びエタノール(99.5)にやや溶けやすい。

チピラシル塩酸塩

一般名

  • チピラシル塩酸塩(Tipiracil Hydrochloride)

化学名

  • 5-Chloro-6-[(2-iminopyrrolidin-1-yl)methyl]pyrimidine-2,4

(1H,3H)-dione monohydrochloride

分子式

C9H11ClN4O2・HCl

分子量

  • 279.12

融点

  • 約241℃(分解)

性状

  • 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
    水にやや溶けやすく、メタノールに極めて溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。

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ロンサーフ配合」

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会社名

大鵬

成分

薬効分類

その他の腫瘍用薬

薬効

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌(標準的な治療が困難な場合に限る)