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成分
薬効分類
薬効
- BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫を効能・効果とする新有効成分含有医薬品
【希少疾病用医薬品】
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ベムラフェニブ(ゼルボラフ<sup>®</sup>錠240 mg)の薬理学的特性及び臨床開発の経緯
- 島田 忠,山口 京子,青木 智之,梶原 敦子,水井 啓広
- 日本薬理学雑誌 148(4), 197-204, 2016
- … <p>ゼルボラフ<sup>®</sup>錠240 mgは,F. …
- NAID 130005598176
- 新薬くろ~ずあっぷ(173)ゼルボラフ錠240mg(ベムラフェニブ)
- 加藤 隆児,井尻 好雄,林 哲也
- 調剤と情報 = Rx info 21(9), 1159-1167,1228, 2015-08
- NAID 40020550009
- 新薬収載 2月24日 14成分26品目を収載、加算はゼルボラフのみ
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- 「ゼルボラフ錠240mg」の用法用量や効能・効果、副作用、注意点を記載しており、添付文書も掲載しています。 ゼルボラフ錠240mgの使用上の注意 病気や症状に応じた注意喚起 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 本サイトは中外製薬が運営する医療関係者向けサイトです。ゼルボラフ錠240mgの製品情報トップページ。最新のお知らせ、添付文書情報、適正使用ガイド、副作用情報、臨床成績など。
- この情報は KEGG データベースにより提供されています。 日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。 販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 ゼルボラフ錠240mg ZELBORAF 中外製薬 4291037F1022 5026.9
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ゼルボラフ錠240mg
組成
成分(1錠中)
有効成分・含有量
添加物
- ヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、三二酸化鉄
禁忌
効能または効果
- ○BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫
- 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断薬を用いること。
- 【臨床成績】の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。
- 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
- 通常、成人にはベムラフェニブとして1回960mgを1日2回経口投与する。
- 副作用が発現した場合には、以下「減量・休薬の規定」を参考にして減量・休薬すること。ただし、有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、減量・休薬することなく治療の継続を可能とする。
また、QT間隔延長が発現した場合には、以下「QT間隔延長に基づく減量・休薬の規定」を参考にして減量・休薬すること。
減量・休薬の規定
- NCI-CTCAE注2)によるGrade判定:治療期間中の処置
Grade 1又は忍容可能なGrade 2
忍容不能なGrade 2又はGrade 3
初回発現
- 休薬
Grade 1以下又はベースラインまで軽快後、1回720mg(1日2回)で投与を再開注3)
2回目発現
- 休薬
Grade 1以下又はベースラインまで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開注4)
3回目発現
Grade 4
初回発現
- 原則投与中止
治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、休薬
Grade 1以下又はベースラインまで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開注4)
2回目発現
- 投与中止
- 注2)NCI-CTCAE v4.0によりGradeを判定
- 注3)休薬前に1回720mgに減量されていた場合には1回480mgとする。
- 注4)休薬前に1回480mgに減量されていた場合には本剤の投与を中止する。
QT間隔延長に基づく減量・休薬の規定
QTc値が500msを超え、かつ、ベースライン値からの延長が60msを超える場合
QTc値が500msを超え、かつ、ベースライン値からの延長が60ms以下の場合
初回発現
- 休薬
QTc値が500ms以下まで軽快後、1回720mg(1日2回)で投与を再開注3)
2回目発現
- 休薬
QTc値が500ms以下まで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開注4)
3回目発現
- 食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けることが望ましい(【薬物動態】の項参照)。
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
慎重投与
- 重度の肝機能障害のある患者[安全性は確立していない。]
- QT間隔延長のおそれ又はその既往歴のある患者[QT間隔延長が起こるおそれがある。](「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項参照)
重大な副作用
有棘細胞癌注5)
- 皮膚有棘細胞癌(18.7%)、ケラトアカントーマ(10.6%)、ボーエン病(0.6%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
悪性腫瘍(二次発癌)注5)
- 扁平上皮癌(皮膚以外)(頻度不明注6))、原発性悪性黒色腫(1.1%)等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー(頻度不明注6))、過敏症(0.9%)注5)
- アナフィラキシーを含む重篤な過敏症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.3%)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis;TEN)(頻度不明注6))、多形紅斑(0.3%)、紅皮症(剥脱性皮膚炎等)(0.9%)注5)
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬剤性過敏症症候群(頻度不明注6))注5)
- 初期症状として発疹、発熱が認められ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。本剤の投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
QT間隔延長(2.0%)注5)
- QT間隔延長があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝不全(頻度不明注6))、肝機能障害(2.0%)、黄疸(頻度不明注6))注5)
- 肝不全、肝機能障害、黄疸等の肝障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
急性腎障害(頻度不明注6))注5)
- 急性腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗腫瘍効果19)
- ベムラフェニブは、in vitroにおいて、BRAF V600E変異を有するヒト悪性黒色腫由来Colo829及びA375細胞株並びにBRAF V600D変異を有するヒト悪性黒色腫由来WM2664細胞株に対して増殖抑制作用を示した。また、BRAF V600E変異を有するヒト悪性黒色腫由来細胞株(LOX、Colo829及びA375)を皮下移植したヌードマウスにおいて、ベムラフェニブ投与による腫瘍増殖抑制作用が示された。
作用機序
- ベムラフェニブは、BRAF V600変異(V600E、V600D、V600R、V600K、V600G、V600M)を含む活性化変異型のBRAFキナーゼ活性を阻害することにより20)、BRAF活性化によるMEK及びERKのリン酸化を阻害し、BRAF V600変異を有する腫瘍の増殖を抑制すると考えられる19)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ベムラフェニブ
(Vemurafenib)(JAN)
化学名
- N-{3-[5-(4-Chlorophenyl)-1H-pyrrolo[2, 3-b]pyridin-3-carbonyl]-2, 4-difluorophenyl}propane-1-sulfonamide
分子式
分子量
性 状
- 白色の粉末又は塊のある粉末である。N, N-ジメチルアセトアミドに溶けやすく、アセトンに溶けにくく、エタノールに極めて溶けにくく、水にはほとんど溶けない。
融 点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- mullet
- 関
- トゲウオ、スメグマモルフ類