酸化セルロース
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 膵実質動脈性出血に対する止血に各種生体組織接着剤の併用が有効であった1例
- 日本腹部救急医学会雑誌 = Journal of abdominal emergency medicine 31(5), 815-818, 2011-07-31
- NAID 10029880203
- 4-META/MMA-TBBレジンに止血剤を併用した場合の組織反応
- サージセル充填法を伴う乳房部分切除術後に4型アレルギー反応による全身性多形滲出性紅斑を発症した1例
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
サージセル・アブソーバブル・ヘモスタット
組成
- サージセルは、セルロースを酸化して得られた酸性多糖類繊維を、ガーゼ状又は綿状に調製した可吸収性製剤である。
禁忌
(次の場合には使用しないこと)
- 骨孔の周り、骨の境界、脊髄周辺、視神経や視束交叉の周囲への留置(<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
- 骨折面又は椎弓切除術創への留置(<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
- 大動脈の出血部(十分な止血効果を得られないため)(重要な基本的注意の項を参照)
- 非出血性の多量の漿液浸出部(十分な止血効果を得られないため)
効能または効果
- 通常、出血創面に適当量を直接適用するか、創腔に充填する。
- 次の場合には、止血が達成された後、本剤を取り除くこと。
- 骨孔の周り、骨の境界、椎弓切除術創、脊髄周辺、視神経や視束交叉の周囲での止血補助[上記部位へ留置した場合、本剤の膨潤による圧迫に伴う神経症状(麻痺や視力障害等)を起こすことがある]。
- 肺葉切除、前頭骨破損の修復での止血補助[上記部位へ留置した場合、本剤の一部が脊髄周辺や眼窩周辺の骨孔へ移動し、圧迫に伴う神経症状を起こすことがある]。1)
- 骨折面での止血補助[骨再生を妨げ、嚢胞を形成することがある]。
重大な副作用
骨再生抑制
- 骨折面に留置された場合、骨再生を妨げ、嚢胞を形成することがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
神経障害
- 本剤の膨潤による圧迫に伴う神経障害を起こすことがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
視力障害
- 本剤の膨潤による圧迫に伴う視力障害を起こすことがある。(「禁忌」、<用法及び用量に関連する使用上の注意>の項を参照)
異物反応
- 鼻粘膜壊死、鼻中隔穿孔、腸閉塞、尿管閉塞等の異物反応が起こったとの報告がある。
薬効薬理
- 本剤は、セルロース繊維を再生後、酸化処理したOxidized Regenerated Celluloseで、各種手術時の止血及び創腔充填に用いられる。
作用機序
- 本剤は、主構造をなすPolyanhydroglucuronic acidがヘモグロビンと著しい親和性を持ち、これと塩を形成することによって止血作用を示す2,17)。
- 本剤の凝血促進作用は、生理学的血液凝固機序に対する作用より、むしろ物理的効果と考えられている。即ち、血液の浸潤により本剤が膨張し、褐色又は黒色のゼラチン状の塊となって凝血物の形成を促進し、局所出血の止血補助剤としての効果を発揮する18)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 酸化セルロース[Cellulose, Oxidized]
化学名
- Polyanhydroglucuronic acid
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- oxidized cellulose
- 同
- 酸化線維素
- 商
- サージセル
- 関
- ゲルフォーム
[★]
酸化セルロース
- 関
- 止血剤