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- コハク酸、コハク酸エステル
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Japanese Journal
- 食品ゴミ発酵液からの塩析によるコハク酸塩の分離精製
- Moon Hee Cheon,Praneetrattananon Suthasinee,脇坂 港 [他]
- 日本食品工学会誌 6(4), 279-287, 2005-12
- NAID 40007080869
- 実験的蓚酸カルシウム結石症におけるリンゴ酸塩, コハク酸塩および重炭酸塩の結石形成抑制に関する研究
- 山口 千美,小川 由英,諸角 誠人,田中 徹,北川 龍一
- 日本泌尿器科學會雜誌 78(2), 311-318, 1987
- ラットの実験的蓚酸カルシウム尿路結石症を用いて,クエン酸回路中間体のリンゴ酸,コハク酸およびそれらのナトリウム塩,重炭酸ナトリウムの結石形成抑制におよぼす影響を比較検討した.リンゴ酸ナトリウム群,コハク酸ナトリウム群,重炭酸ナトリウム群では,尿中クエン酸排泄および尿中クエン酸濃度は増加したが,リンゴ酸群,コハク酸群では寧ろ減少した.リンゴ酸ナトリウム群,コハク酸ナトリウム群では,著しい結石形成抑制 …
- NAID 110003058874
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
注射用フサン50
組成
有効成分(1バイアル中)
添加物(1バイアル中)
添加物(1バイアル中)
禁忌
効能または効果
効能又は効果
- 汎発性血管内血液凝固症(DIC)
- 出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析及びプラスマフェレーシス)
汎発性血管内血液凝固症(DIC)
- 通常、1日量を5%ブドウ糖注射液1,000mLに溶解し、ナファモスタットメシル酸塩として毎時0.06〜0.20mg/kgを24時間かけて静脈内に持続注入する。
出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析及びプラスマフェレーシス)
- 通常、体外循環開始に先だち、ナファモスタットメシル酸塩として20mgを生理食塩液500mLに溶解した液で血液回路内の洗浄・充てんを行い、体外循環開始後は、ナファモスタットメシル酸塩として毎時20〜50mgを5%ブドウ糖注射液に溶解し、抗凝固剤注入ラインより持続注入する。
なお、症状に応じ適宜増減する。
注射液の調製法
- 本剤の使用にあたっては以下の手順で注射液を調製すること。
汎発性血管内血液凝固症(DIC)に使用する場合
- 10mgバイアルには1mL以上、50mgバイアルには5mL以上の5%ブドウ糖注射液又は注射用水を加え、完全に溶解する。
- 溶解した液を5%ブドウ糖注射液に混和する。
出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止に使用する場合
血液回路内の洗浄・充てん
- 10mgバイアルには1mL、50mgバイアルには5mLの5%ブドウ糖注射液又は注射用水を加え、完全に溶解する。
- ナファモスタットメシル酸塩20mgを含む溶解液を生理食塩液に混和する。
体外循環時
- 10mgバイアルには1mL、50mgバイアルには5mLの5%ブドウ糖注射液又は注射用水を加え、完全に溶解する。
- 溶解した液を抗凝固剤持続注入器の容量に合わせ、5%ブドウ糖注射液で希釈する。
溶解時の注意
- 白濁あるいは結晶が析出する場合があるので、生理食塩液又は無機塩類を含有する溶液をバイアルに直接加えないこと。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
*(血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.16% 再審査終了時以降の調査
3,870 例中6例1)、膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]、DIC:ともに頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、気管支喘息様発作、喘鳴、胸部不快、腹痛、嘔吐、発熱、冷汗、そう痒感、紅潮、発赤、しびれ等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
(膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]:0.19%、DIC:4.53%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02% 再審査終了時)
高カリウム血症があらわれることがあるので、カリウム含有製剤 (輸液等)、カリウム保持性利尿剤等を併用する場合には、特に観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
なお、高カリウム血症の発現によって不整脈を誘発した例が報告されている。
低ナトリウム血症
(DIC:0.47% 再審査終了時、膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:ともに頻度不明)
低ナトリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少
(膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]:0.04%、DIC:0.03%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02% 再審査終了時)
血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
白血球減少
(膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]:0.13%、DIC:0.08% 再審査終了時、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)
白血球減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
肝機能障害(頻度不明)、黄疸(膵炎[50mgバイアルは膵炎の適応を有していない]:0.01%、DIC:0.28% 再審査終了時、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
酵素阻害作用18)〜25)
- 本品はトロンビン、活性型凝固因子(XIIa、Xa、VIIa)、カリクレイン、プラスミン、補体(C1r-、C1s-)、トリプシン等の蛋白分解酵素を強力に阻害し、ホスホリパーゼA2に対しても阻害作用を示す。
トロンビンに対する阻害作用は、ATIIIを介さずに発現する。
またα2-マクログロブリンに結合したトリプシンを遊離型トリプシンと同様に阻害する(in vitro)。
実験的急性膵炎に対する作用23),26)
- 本品はトリプシン、エンテロキナーゼ及びエンドトキシンを膵管内に逆行性に注入して惹起した各種実験的膵炎に対し、死亡率を低下させる(ラット、ウサギ)。
血液凝固時間延長作用22),27),28)
- 本品は各種凝固時間(APTT、PT、TT、LWCT、CCT)を延長させる(in vitro)。
血小板凝集抑制作用27)
- 本品はトロンビン、アドレナリン、ADP、コラゲン及びエンドトキシンによる血小板凝集を抑制する(in vitro)。
実験的DICに対する作用29)〜31)
- 本品はエンドトキシン投与による実験的DICに対し、各種凝血学的検査値を改善し、腎糸球体のフィブリン血栓形成を抑制する(ラット、ウサギ)。
体外循環路内の抗凝固作用2),17),28)
- 本剤を血液透析及びプラスマフェレーシスの抗凝固薬として使用したとき、血中濃度に相関した血液凝固時間の延長が体外循環路内にほぼ限局して認められた(ヒト)。
カリクレイン-キニン系に対する作用19),32)
- 本品は静脈内投与後採取した血漿において、ガラス粉によるキニン生成を抑制する(ラット)。
本剤を膵炎患者に投与した結果、カリクレインの活性化に基づく総キニノゲン量の減少が改善された。
補体系に対する作用19)
- 本品は補体溶血反応を抑制する(in vitro)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
- C19H17N5O2・2CH4O3S(539.58)
一般名
- ナファモスタットメシル酸塩(Nafamostat Mesilate:JAN)
化学名
- 6-Amidinonaphthalen-2-yl 4-guanidinobenzoate bis (methanesulfonate)
融点
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末である。
本品はギ酸に溶けやすく、水にやや溶けやすくエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
本品は0.01mol/L塩酸試液に溶ける。
★リンクテーブル★
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