エチニルエストラジオール、ノルエチステロン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オーソ777-21錠
組成
- 本剤は、白色錠7錠、淡橙色錠7錠及び橙色錠7錠からなる21錠の組合せ薬である。錠剤の色調別に黄体ホルモン(ノルエチステロン)の含量が異なる。
禁忌
(次の患者又は女性には投与しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏性素因のある女性
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)、子宮頸癌及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者[性器癌の疑いがある。出血が性器癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者[血液凝固能が亢進され、これらの症状が増悪することがある。]
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙者[心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の患者[前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 血栓性素因のある女性[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 抗リン脂質抗体症候群の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者[血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。]
- 肝腫瘍のある患者[症状が増悪することがある。]
- 脂質代謝異常のある患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため、症状が増悪することがある。]
- 高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、症状が増悪することがある。]
- 耳硬化症の患者[症状が増悪することがある。]
- 妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者[症状が再発するおそれがある。]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 授乳婦(「妊婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある女性[骨端の早期閉鎖を来すおそれがある。]
- オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 経口避妊剤使用開始1年間の飲み忘れを含めた一般的使用における失敗率は9%との報告がある。(「臨床成績」の項参照)
- 1日1錠を毎日一定の時刻に白色錠を7日間、淡橙色錠を7日間、橙色錠を7日間、この順番で計21日間経口投与し、その後7日間休薬する。以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す。
毎日一定の時刻に服用させること。
(「重要な基本的注意」の項参照)
服用開始日
- 経口避妊剤を初めて服用させる場合、月経第1日目から服用を開始させる。服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、飲みはじめの最初の1週間は他の避妊法を併用させること。
慎重投与
(次の患者又は女性には慎重に投与すること)
- 40歳以上の女性[一般に心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため、これを助長するおそれがある。]
- 子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。]
- 乳癌の既往歴のある女性[乳癌が再発するおそれがある。]
- 乳癌の家族歴又は乳房に結節のある女性[エストロゲン投与と乳癌発生との因果関係についてその関連性を示唆する報告もあるので、定期的に乳房検診を行うなど慎重に投与すること。]
- 喫煙者(「禁忌」の項参照)
- 肥満の女性[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 血栓症の家族歴を持つ女性[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 前兆を伴わない片頭痛の患者[脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。]
- 心臓弁膜症の患者(「禁忌」の項参照)
- 軽度の高血圧(妊娠中の高血圧の既往も含む)のある患者(「禁忌」の項参照)
- 耐糖能の低下している女性(糖尿病患者及び耐糖能異常の女性)[耐糖能が低下することがあるので、十分コントロールを行いながら投与すること。]
- ポルフィリン症の患者[症状が増悪することがある。]
- 肝障害のある患者(「禁忌」の項参照)
- 心疾患、腎疾患又はその既往歴のある患者[ナトリウム又は体液の貯留により症状が増悪することがある。]
- てんかん患者[症状が増悪することがある。]
- テタニーのある患者[症状が増悪することがある。]
重大な副作用
血栓症
0.06%
- 血栓症(四肢、肺、心、脳、網膜等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー
頻度不明
- アナフィラキシー(呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒感等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤は排卵抑制作用を主作用とし、子宮内膜変化による着床阻害作用及び頸管粘液変化による精子通過阻害作用等により避妊効果を発揮する。
排卵抑制作用7)
- 下垂体に作用してゴナドトロピンの分泌を抑制する。ノルエチステロンは主に黄体形成ホルモン(LH)、エチニルエストラジオールは主に卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を抑え、これらホルモンに依存する卵胞の発育が抑えられ排卵が阻害される。(ウサギ、ラット)
子宮内膜の性状変化による着床阻害作用8)
- ノルエチステロン及びエチニルエストラジオールの投与により、子宮内膜は増殖像から分泌像へ移行するが、組織学的には緻密な間質と腺の萎縮等の所見を示す。このように子宮内膜を非定型的な状態にすることにより受精卵の着床を阻害すると考えられている。(ヒト)
子宮頸管粘液の変化による精子通過阻害作用8)
- ノルエチステロンは頸管粘液の粘度上昇等により、精子の侵入を阻害する。(ヒト)
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
溶解性
- ピリジン又はテトラヒドロフランに溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
融点
★リンクテーブル★
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ノルエチステロン、エチニルエストラジオール
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