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- オマキザル、オマキザル科、Cebus属、セブス属、オマキザル亜科
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- type genus of the Cebidae (同)genus Cebus
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/12 11:15:41」(JST)
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オマキザル |
フサオマキザル(左)とノドジロオマキザル(右)
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
亜綱 |
: |
獣亜綱 Theriiformes |
下綱 |
: |
真獣下綱 Eutheria |
上区 |
: |
獣上区 Theria |
区 |
: |
有胎盤区 Placentalia |
上目 |
: |
真主齧上目 Euarchontoglires |
大目 |
: |
真主獣大目 Euarchonta |
目 |
: |
霊長目 Primates |
亜目 |
: |
直鼻猿亜目 Haplorrhini |
下目 |
: |
広鼻下目 Platyrrhini |
上科 |
: |
オマキザル上科 Ceboidea |
科 |
: |
オマキザル科 Cebidae |
亜科 |
: |
オマキザル亜科 Cebinae
Bonaparte, 1831 |
属 |
: |
オマキザル属 Cebus
Erxleben, 1777 |
|
種 |
- ノドジロオマキザル C. capucinus
- シロガオオマキザル C. albifrons
- ナキガオオマキザル C. olivaceus
- Ka'apor capuchin C. kaapori
- フサオマキザル C. apella
- Blond capuchin C. flavius
- Black-striped capuchin C. libidinosus
- Golden-bellied capuchin C. xanthosternos
- Black capuchin C. nigritus
|
オマキザル属(尾巻猿属、Cebus)は、哺乳綱霊長目オマキザル科の分類群の1つで、新世界ザル(中南米に生息する霊長類の総称)に分類される。オマキザル亜科 Cebinae に属する唯一の属であり、この属には9種のオマキザルが属している。和名のオマキ(尾巻)は、巻いている尾の形状に由来している。また、英語 capuchin あるいはヨーロッパでの名称は、その頭がカプチン僧の頭巾に似ていることに由来している。
目次
- 1 分布
- 2 形態
- 3 生態
- 4 人間との関係
- 5 脚注
- 6 参考文献
分布
オマキザル属の分布は、北は中米のホンジュラスから、南は南米のブラジル、ペルー、パラグアイまでを含む。
形態
オマキザル属に属するサルは中型で、体重は3-4キログラム、頭胴長が40センチメートル前後、尾長が約40センチあり、雌雄間の差は比較的小さい。体色は種によって異なり、ノドジロオマキザルは白と黒とを基調とし、フサオマキザルなど他の種は褐色ないしそれに近い色を基調としている。
尾は、ある程度まで器用に使うことができるが、クモザル亜科の動物ほどではない。尾にはそれほど操作能力がなく,採食や移動の際に姿勢を保持するために用いられることが多い。クモザル亜科とは異なり、尾の先には尾紋を欠く[1]。
生態
昼行性で樹上性であり、おもに果実や昆虫を食べる雑食性である。群れは10-20頭の複雄複雌からなり、群間関係は敵対的である。群内には個体間の優劣関係があるが、比較的寛容である。好奇心が強く、野生で道具使用をおこなう数少ない種を含んでいる。類人猿以外では道具をつかうのはオマキザル位である。硬い木の実を幹に投げつけたり、実と実をぶっつけたりして割って食べる。大きな昆虫もたたきつけて殺してから食べる。チンパンジーの智恵試験でもオマキザルは見事に合格する。棒で食べ物を引き寄せたり、天井からぶらさがっているバナナをとるのも箱を重ねてとるという。絵描き行動をするのも類人猿以外ではオマキザルだけである。表情が豊かでコミュニケーション機構が発達している。[2]。小型のサルであるフサオマキザルは、アマゾンにおいて、オオワシなどの猛禽類に襲われることがある。[3]
人間との関係
霊長類のなかでも多様な知性を示すことで知られ、チンパンジーなど類人猿とならんで心理学的(行動科学的)研究に使用されることが多い。フサオマキザルについては、心理学の実験で、視知覚や道具使用など物理的知性の研究から、協力行動や不公平回避などの社会的知性の研究まで、幅広くおこなわれている[4]。また、フサオマキザルは、介護ザルとして訓練されていることでも知られている。
マリーナ・チャップマンが著書『失われた名前』で一緒に暮したとしているのは、おそらくシロガオオマキザルである。なお、少女は人間社会に復帰をはたした[5]。
脚注
- ^ Fragaszy, D. M.; Visalberghi, E.; Fedigan, L. M. (2004), The complete capuchin: The biology of the genus Cebus, Cambridge, England: Cambridge University Press, pp. 87-90, ISBN 978-0-521-66116-4 .
- ^ 河合[1968:97-101]
- ^ <高野[2013:125]
- ^ 藤田和生 (2007). 動物たちのゆたかな心. シリーズ心の宇宙: Vol. 4. 学術選書: Vol. 22. 京都: 京都大学学術出版会. ISBN 9784876988228.
- ^ マリーナ[2013:309]
参考文献
- Fragaszy, Dorothy M.; Visalberghi, Elisabetta & Fedigan, Linda M. (2004). The compete capuchin: The biology of the genus Cebus. Cambridge: England: Cambridge University Press. ISBN 0521661161 (hbk.), ISBN 0521667682 (pbk.).
- マリーナ・チャップマン 『失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語』 2013年 駒草出版 ISBN 978-4-905447-22-1
- 高野潤 『驚きのアマゾン 連鎖する生命の神秘』2013年 平凡社 ISBN 978-4-582-85712-2
- 河合雅雄、岩本光雄、吉葉健二『世界のサル』 1968年 毎日新聞社
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- 反復DNAの出現・移動・消失でもたらされるゲノムの大きな変化
- 古賀 章彦,平井 啓久
- 霊長類研究 Supplement 33(0), 42-42, 2017
- … ) [6] オマキザル属のCapA配列(約1500塩基対。 …
- NAID 130006998811
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